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プロローグ 想い


        *

 

 彼女は悪だった。


 それは、疑うことのない事実だった。


 彼女は、贖いきれぬほどの罪を犯し、多くの人を殺め、史上最悪のテロリストとなった。人々は、過去、現在、未来永劫、彼女のことを許すことはないだろう。


 彼女は悪に取り憑かれ、焦がれ、宿命づけられていた。


 僕はヒーローになりたかった。


 人々を助け、悪と戦う正義の味方。漠然とそれに憧れ、目指し、追い求めた。


 ただ、僕の力なんてほんのちっぽけなもので、彼女のような巨悪に対峙するには到底及ばない。


 だから、僕は力が欲しい。


 悪を倒せるほどの力を。


 彼女の目を覚ますことができる力を。











 力が……欲しい……


 

         *

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[一言] 力が欲しいなら……くれてやるっ!
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