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素晴らしいこの世界の片隅で。

夢を描く

作者: ニチニチ
掲載日:2021/10/30

くるくる。

くるくるくる。

 

 


真っ白な空間に、一人たたずんでいる。

目の前には、真っ白なキャンバス。

 

 


なかなか筆が進まない。

作業している時間より、考え込む時間の方が長い。

 

真っ白なキャンバスに、ほんの薄く絵の具を引いたあと、いつも止まってしまう。

 

少しため息をついたあと、いつも恩師の言葉を反芻する。

 

 


 

 

マーケティング部署は、ほとんどが社内仕事だ。

もともと営業入社だったため、閉塞感もあり、息が詰まる。


 

終わらない仕事がどんどん増えて、帰宅時間も遅くなっていく日々。

そんな中でも、いかにして早く帰ろうかを考えるのが、唯一楽しい。

 


マーケティングと聞くと、何となく良さそうなイメージがありそうだが、そんなことはない。

 

 

いつも、地味。 

 


 

データ。

分析。

 


 

常に、地味。

 



データ。

比較。

 


 

日頃、地味。

 



データ。

プレゼン。

 

 

ときどき、地味。

 

 


 

僕の会社では、どちらかというとゴミ箱のような感じで、色々な人から面倒事を依頼される。

 

新商品を検討しても、様々な部署の言い分、更には社長の言い分があり、すんなりまとまらない。

自分で時間をかけて考えた案が、ひどい言われようだと少しへこむ。

 

 

 


 

 

真っ白な空間に、一人たたずんでいる。

目の前には、真っ黒なキャンバス。

 

 

 


 

僕は、今日も一人ため息をついて、真っ白なキャンバスに交換する。

深呼吸をしたあと、いつも恩師のシンプルな言葉を反芻する。

 

 

 

 

 



 

マーケティングは、夢を描くのが仕事です。

 

 

 

 

 


 

 

何度も心に刻み込んだあと、平常心を取り戻す。

目の前には、真っ白なキャンバス。

そして、またゆっくり筆を執る。

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