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妖狐の異世界転生旅  作者: ポポ
第3章 エフィロス王国
33/50

プレゼント

よろしくお願いします!!

深青が肉体を貰ってから何日かたった。

あれからシャイトたち6名は女神の力で神界に戻った後、シャイトも元々の体に戻して貰った。


やはり肉体を持つというのは不便である。 魔力を操れなくなり、魔法を使えなくなると言っても、それを補って余りある程に機械の体というのは便利だ。 それを指摘して、肉体を持つことを拒否したシャイトだったのだが、周りの女性陣からの絶対零度の視線には耐え切れなかった。


なぜあの様な視線を受けなければいけないのかと女神に聞いたのだが、帰ってきた答えは実に簡素な物で、


「ほんと、戦闘とか人の感情には敏感なくせに、女の子の感情に関してはほんっと〜に鈍感ね」


答えになっていないとシャイトは思うのだが、女性陣の冷酷な視線を受けて、質問することをやめたのだった。

そんなシャイトを見た男性陣は、同情の眼差しを向けていた。



まあ、そんなこんなで数日が過ぎ、数日間とはいえ女神の脛をかじっていたところ、さすがの女神も仕事しなさすぎのシャイトに注意するためか、女神の私室に呼び出した。


ドアがノックされて、扉が開く。

女神が返事もしていないのに扉が開いたのど。


女神は扉を開いた人物を見て、思わず溜息をつく。


「ほんとに女性というものをわかってないわね。 私が着替え中だったらどうするつもりだったの?」


「この目に焼き付ける」


クワッと目を見開いて、目を指差すシャイト。 女神はその指を目に押し込んでやりたい気持ちを抑えて、勤めて感情が出ない声を維持して話す。


「それは置いておいて、本題よ」


「?」


頭上に疑問符を浮かべるシャイトに、単刀直入に告げる。


「国を救って欲しいわ」


「……………え、やだ」


単刀直入過ぎて最初はわけがわからなかったが、そのことを理解すると同時に断った。


「そこをなんとか!」


女神が机に額をつけて頼み込んでいるが、その光景を見ている侍女は普通反対なのでは?と思わずにはいられなかった。


護衛についている天使の騎士もその様な疑問を抱いたのだが、すぐにそれ以前の問題だと思った。


こんな絶世の美女と表現していい様な女性に頼まれて断れる男はそうそういないと思ったのだが、目の前にいた。

しかし、頭を下げられたら断れないだろうと思う。

だって、頭を下げるということは、前屈みの様な状態になるということで、その状態になるということはむねの谷間が見えることで……そこまで考えたところで鼻血が出た。

騎士は鼻元に手をやって、勤めて平然を装っているが、注目を集めていた。


「何を考えているのかしら……まあ、いいわ。 で、返事は?」


「さっきも言った。 い・や・だ」


「そこをなんとかっ!」


「そもそも、なぜ俺がそんなことをしなくちゃならん。 女神なら適当に勇者でもでっち上げてそいつに救わせればいいだろう。 も、もしかしてそんなことも出来ないクソ女神だったとか!?」


信じられないっと、悲壮な顔をするシャイトだが、「その女神に力を封じ込められたのはどこの誰かしら?」という問いに黙ることになった。


「まあ、勇者をでっち上げること事態さして問題はないのよ。 それよりも、勇者の性格が問題なのよ」


「あ、すでに実行していたんですね」


シャイトの言葉を黙殺して続ける女神。


「女好きで、性格がひん曲がってる奴しか勇者の素質がないとかこの世界どうなってるわけ!? しまいには「僕が勇者する代わりにここでしっぽりヤリません?」とか言い出して……ほんっと頭にくる! お前みたいなクズに喰われるような女じゃないっての!! 殺してやったから今言っても意味ないんだけどね」


そのまま女神の文句がグダグダと続きそうだったので、早々に切り上げるためにも国を救うことに乗ってやった。 これも女神の作戦だったのかもしれないが、今回だけは踊ってやろうと思っている。


「ただし、条件がある」


「出来る限りのことなら」


「一つ、高周波振動ブレードをよこせ」


「え、無理」


返事が聞こえなかったかのように続ける。


「二つ、俺がくれと言ったぶんだけの金を俺に渡すこと」


「三つ、貸し四つ」


三本の指を立てたまま、どうです? というような視線を目の前にいる女神に向ける。


「高周波振――」


「どうです?」


「こ――」


「どうです?」


女神が何か言おうとするたびに、シャイトは言葉を重ねて女神が言おうとしていることを殺している。 何度か同じようなやり取りを行い、最終的には女神が折れた。


「わかったわよ。 その代わりちゃんと救ってよね?」


「報酬を受け取るからにはちゃんとやりまっせ」


報酬の話は終了し、今度は頼まれごとの内容に移る。


「それで、具体的にはエフィロス王国という国を救って欲しいの」


「え、全然具体的じゃないんだけど」


「まあ、聞いて。 救うと言っても多岐に渡るのよ。 隣国から攻められるわ、経済的にもかなり問題抱えてるわでね」


「滅んだ方がいいんじゃないか、それ。 作り直す方が簡単じゃね?」


そうなのよ。と溜息をつきながら言うという器用な真似をしながら、女神は続ける。


「けどね、今のエフィロス王国が必要なの。 他のどこでもない、ね」


もう既に冷めてしまった紅茶で口を潤してから口を開く。


「まあ、そこらへんは深く聞かないでおこう」


「あら、紳士的ね」


俺をなんだと思っているんだ、という気持ちを視線に乗せて送ると、目を逸らされた。 一つ溜息をつき、再度いれてもらった温かい紅茶を一口飲む。


「とにかく、エフィロス王国とやらを救えばいいんだろ?」


「両方が無理だったら片方だけでもいいわ。 もう片方はなんとかしてみる」


「じゃあ、軍事的な問題を片付けますので、経済的な問題はそちらに任せます」


「最初から諦めるの?」


ジト目で見られるが、


「生憎と専門外なんでね」


肩をすくめて、女神から向けられる視線を受け流した。




その後、フィル、葵、深青の三人も加えて詳細を話し、出立する日時を決めた。

日時は三日後の早朝で、送られる場所はミルハイド王国にある大草原ということになった。


ミルハイド王国の大草原というのは観光スポットとして国民や外国人からも親しまれているところらしい。 “らしい”というのは、そこらの中級階層や下級階層の人間が気軽に旅行など行けるとは思えないからだ。

旅行などという贅沢を出来るのは王侯貴族のような高級階層と呼ばれるもの達だけで、その他大勢は生まれた故郷から出ることなく死んでいくのが普通だ。


|それは置いておいて(閑話休題)、大草原は別の名を【ブーティ大草原】という名前らしかった。

名前の由来としては、ブーティと呼ばれる伝説の薬草が生えた場所という理由なのだそうだ。 そのブーティという薬草は暗闇で光り、万病に効くとされている。

また、御伽噺程度に話されている内容ではあるが、それを摘んでから30秒以内に体内に摂取すると不老を得られるという。30秒以内でなくとも、体内に摂取すれば若返ることが出来るとかなんとか。


「見つけられるといいわね。 伝説の薬草」


悪戯めいた口調で女神が言うが、ここで見せびらかさないと言うことは、彼女は持っていないと言うことであり、この世界の管理者である彼女が持っていないとなると、この世界には伝説の薬草など存在しないことになる。

まあ、あくまでも伝説なので信じている人間はあまり多くない。


「見つけられたらやるよ。 これ以上老けられるとこっちの目が腐るからな」


「見た目は変わってないんだけど!? そこらへん大事だからね!?」


「見かけたら取ってきてやるから、そこまで心配するなって」


そう言うと、シャイトの存在が消えた。

存在感が消えたと言うのか、この部屋からいなくなったと言うのか……とにかく、シャイトの姿が一瞬にして見えなくなった。


「ほんと、敵に回したくない人物よね」


取り残された三人や侍女、護衛に聞こえないような小声でそう呟いた。


出立するまでの間は各々準備をした。


葵は服も装備も揃っていたので買い足すものがなかったため、適当に手入れした後はグータラしていた。 その後、太ったとかなんとか言って体についた余分な肉を落とすために積極的に戦闘に参加していたのだが、それはまた別の話だ。


葵以外のフィル、深青、シャイトの三人は城下町を散策した。

神界にも天使達が住む城下町があるらしく、言ってることにしたのだが、これがまた凄かった。 武器屋に関しては流石神界というべきなのか、全てが神器並みの性能を誇っており、値段も破格の安さだった。

例えでいうと、国宝指定級の刀が10円で売り出されているようなものだ。


もちろん、その神器を買おうとしたのだが、そのどれもがシャイトが持っている黒剣に小指の先ほど劣っており、驚いた。

この黒剣……なんなの? と。


また、先の死神ヘルと戦った時に破れてしまったローブを直してもらった。

最初は服屋に直してもらおうとしたのだが、フィルがそれを断固拒否し、これまた神器並みの性能を持った服屋のミシンでフィルに直してもらった。 ミシンを借りたので、少々の金を渡したのだが、そのうちの半分を返されてしまった。


――金貨10枚(百万円相当)は多すぎただろうか?


その過程で、深青が「私だけシャイトに何も出来てない」と言い出して、プレゼント探しに付き合わされた。 というか、探させられた。

自分のためのプレゼントを深青に頼まれたからとはいえ自分で探すのはどうかと思ったのだったが、嬉しかったのでよしとする。

シャイトがプレゼントを探すのに別行動している間、フィルと深青は本当のプレゼントを探していた。


二人が来ていたのは、宝石店だった。

この世界の宝石店の扱いとしては、ただの宝石を買う店という一面もあるのだが、やはり一番は魔導具取り扱い店というのが常識だ。

なぜ、そのような常識が出来たのかというと、魔導具というのは基本的に高価であり、そういう高価なものを扱う商人は大体が宝石と一緒に売っている。 そのため、宝石店は魔導具が比較的取り扱いやすく、ジャンク品を偽って取り扱っていることがない。という信用がある。


「おや、可愛いお客様がお二人ですか」


「可愛いだなんてそんな……よく言われます」


「ありがとうございます」


店の奥から姿を見せたのは、一般見解からして若いと言われる部類に入る男性店員だった。 容姿端麗で俗に言う“イケメン”だ。

その店員に可愛いなどと言われれば大体の女性が落ちるのだが、この二人は違った。 今頭の中を支配しているのは、二人共通の想い人である。


「今回はどのようなものをお探しで?」


「男性への贈り物を買いに来ました」


「ほう……それでしたらこちらはどうでしょうか」


そう言って取り出されたのは、腕時計だった。

この世界にはまだ腕時計は存在していないのだ。


「こちらは別の世界の産物らしく、“腕時計”と言います」


「うでどけい?」


「簡単に説明致しますと、腕に取り付けられる小型の時計と思って下さい」


「それは便利な」


フィルはともかくとして、深青は知っていると思うのだが、反応からして二人とも知らなかったのだろう。

深青が知らなかったのも無理はない。 アルシャファルでは、腕時計とは旧世代の産物と化しており、一部のマニアックなコレクターしか知らなかったものだったからだ。


「最大の特徴は、いつでもどこでもすぐに時間を確認できることです。 また、ファッションとしても良いですね」


「他に種類とかあったりする?」


「御座いますが、これ程時計を小型化したものですので」


「金貨50枚までのをお願い」


基本的にフィルが店員と話していたのだが、お金の話になったところで深青が口を挟んだ。 これは深青の買い物だ、と言わんばかりに胸を張る。

豊満な双丘は胸を張られたことにより、より一層存在を主張する。


流石、高級店の店員。というべきなのか、その芸術作品に目を向けることなく商品の選別に向かってしまった。

そのことに軽いショックを受ける深青である。


「大丈夫だよ。 あれはホモだから」


店員がその場にいたら断固拒否しただろうが、今店員はいない。

「女としての魅力がないのか?」と自問自答していた深青にその言葉が入り、脳が処理する。


「あぁ、良かった」


「何も良くねぇよ」と幻聴が聞こえそうだったのだが、頭を振ってその幻聴を回避する。

ネガティヴ深青ちゃんから復活したところで、店員がいくつかの箱を持って現れた。


店員がいくつかの箱を一つ一つ丁寧に開けていくと、様々な種類の時計が顔をのぞかせた。

ビッグフェイスなものから通常サイズ、ゴツいものやシュッとした感じのもある。


並べられた腕時計を一通り見るが、女性の観点からだと良くわからないものが多い。 と、悩んでいる深青に、フィルが声をかけた。


「自分が一番いいなって思ったのでいいんじゃないかな。 この前、貰い物はなんでも嬉しいって言ってたから」


「でも、なるべくシャイトの趣味に合わせたいし……」


「それだったら機能性かな」


「機能性……あの、機能性が一番いいのってどれですか?」


一度呟いてからそう店員にいうと、店員は何かしら考えた後に口を開いた。


「それですと、少しばかり予算を超えますがよろしいですか?」


|金貨50枚(500万円)より高くなる時計ってなんだ。 と思った深青とフィルだったが、最初から決めてきた金額は|金貨60枚(600万円)までだったので、店員の言葉に頷いた。


「少々お待ちください」


そう言って、店員はまた店裏に消えていく。


5分ほど待つと、黒に銀縁の箱を持って店員が現れた。

見るからに高級感あふれる箱を開けると、その中には、他に並べられている腕時計とさして変わらないように見える時計が一つ入っていた。


「防刃、防砂、防水でして、さらに気圧、水圧、湿度、飽和水蒸気量、体感温度、気温が測れるようになっています。 もちろん、時計としての役割も持っていますのでご安心を」


防刃ってなんだよ……とふたりで呆れていると、その機能が入っている理由みたいなことをいう。


「小型のナイフや、射出型の超小型の矢も付けられていますよ」


二人は思う。

これ作った人、どんなことを想定して作ったんだろう? と。


もし、シャイトがここにいたら「飽和水蒸気量とか気圧とか水圧とか湿度…etc。 という概念がこの世界に存在したとは、驚きだよ全く。 それに、それを測る技術まであるとは」と言っただろう。


実際にはこの世界にそんな概念は存在しない。 ただ、この店員が女神が送り出した・・・・・・・・存在なだけで、この天使だけが特別なのだ。


他にも、言ってない機能として一番に上がってくるのはバイタル計測機能だろうが、話が脱線しそうなのでやめておく。


「買います」


デザインも良いし、機能性も十分だ。 きっと喜んでくれるだろうと思い、深青は買うことを選んだ。


「ありがとうございます。 お会計は572万8340ルイスでございます」


「現金一括でお願いします」


そう言って六つの麻袋をショーケースの上に乗せる。


「お釣りは28万ルイスで良いですよ」


「かしこまりました。お時間がかかりますので、一時間ほどお待ち下さい。 お出かけなさいますか?」


「あー、そうですね。 時間がたったらまた来ます」


「お待ちしております」


店員の見惚れるようなお辞儀背後に、二人は宝石店を後にした。



宝石店を後にした二人は、待ち合わせ場所である噴水広場へと向かう。

ここの噴水広場は待ち合わせ場所としてよく使われるのか、待ち合わせっぽい天使たちがパッと見で五人はいる。


「「綺麗……」」


二人してそう呟く。


噴水広場の中央に存在する噴水は、意識せずに呟いてしまうほど幻想的かつ神秘的だった。


「本当に綺麗だ」


その二人の背後で、指で窓を作りつつ呟いたのはシャイトだ。 その声に驚いて、ビクッと肩を震わせると、笑い声が聞こえた。

深青とフィルが即座に振り向く。 二人の顔は赤面しており、熟れたリンゴのようだ。


「絵になるよ」


心からそう思うシャイト。

神秘的な噴水の前に立つ赤面した美少女とはとても良いものである。


「もう、驚かせないでよ」


「ごめんごめん」


頬を掻きつつ誤ると、そっぽを向かれたが許してくれた。

それからたわいのない雑談を交わしていき、今回の本題に入る。


「収穫はどうだった? 私達は特に何も無いけど」


「俺も特にこれといった物がないな……それに、気持ちだけで十分だからな」


「十二分にしなきゃダメだよ」


深青に反論?されて、そっかと返すことしかできないシャイトはこれからの旅に使うことになるであろう野営最適グッズを揃えるためにまた二人の元を離れる。

自覚としては、数十分しかたっていないようになって思われたのだが、近くにある時計塔の針を見てみれば既に宝石店を後にしてから一時間以上が経過していた。


急いで行かないとという思いに駆られた二人だったが、別にいっかと思い直して、屋台などを冷やかしながら、時間をたっぷりとかけて宝石店に到着した。


「お待ちしておりました。 言い忘れていたのですが、無料でお名前を彫ることが可能ですがどう致しますか?」


これに食らいついたのはもちろん深青だ。


「お願いしますっ」


なぜ名前を彫るだけでそんなに眼力が強くなるのっ!?と問いたい店員だが、そんなことを客に言えるわけもない。

深青とフィルの接客を自分に命じた女神を軽く恨みながら、内心冷や汗ダラダラ流しながら口を開く。


「なんとお彫りすれば――」


「『深青♡シャイト』でお願い……やっぱりやめて下さい。 キャラが崩れそうなのでやっぱりなしで」


店員の言葉に被せるほどの食いつきを見せた深青だったが、自分で言ってて気付いたのか、彫ること自体を取り消しにした。


「なんでやらないの? 私なんて『シャイト・アーカイド♪ 未来の旦那様ッッっ☆』って刺繍したのよ? 私が馬鹿みたいになるからやりなさいよ」


取り消したことに不満を漏らすフィルだが、フィルはいったい何を自分にやらせたいのかわからず、数歩後ずさり、距離を開ける。

そして、ボソリと呟く。


「さっきも言ったじゃん。 キャラが崩れるんだって」


「キャラとかそんなこと気にしてる場合? シャイトのこと好きなんでしょ? アピールしなくてどうすんのよ」


そんなやりとりを前にして、店員は営業スマイルを崩さない。 中々のポーカーフェイス使いだ。


「で、どうなさいますか?」


少々痺れを切らした感じで問いかける。

さすがに、入店してから何十分もそんなやりとりをされては困るのだろう。

しかし、宝石店には面白いほどに客がいない。 深青とフィルは別に客が来ないのだから良いのではないか。と思うのだが、そこまで図太くなかったのか、素直に黙った。


「彫らなくていいです」


しばし考えた後に結論を出した。 フィルは隣でものすごくかわいそうなものを見る目をしている。


「そんな目で見られると、私がすごく可哀想な奴に見えてくるから辞めて」


「ツンデレ系キャラ……崩せないんだね」


「……」


フィルは目尻に涙を溜めながら深青の肩に手を置くと、何を悟ったのかは知らないが、グッと親指を立てる。


そして、深青はそれを無言で殴り飛ばした。


これからは新しくかけたら投稿さるという不定期投稿になるかもです。

今まで週一でしたが、三日に一回とか四日に一回とか出来たらいいなと思っています!




13日の金曜日……

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