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ビニール本

響き合うは何ゆえに

作者: 佐伯寿和

今の人生に満足していない。それでも生きることにどこか執着している自分がいる。いつだって向き合っているはずなのに、誰かに問われて返す完璧な答えは1つも見つからない。深みにはまるばかり。

それでも朝日に叩かれ、月に唄われて一日を歩く。1000歩進んだ先に同じ光景があったとしても、10000歩先に後悔があったとしても――。

あと一歩だけ歩いてみよう。笑う太陽と月を背に。

そうした一歩の足下にあった、私が探している答えの手掛かりみたいなものです。

お気に召して頂ければ幸いです。

油面は水面に折り重なる。水面を退けることなく、傷つけることなく。

油面が叩かれれば水面もまた波を打つ。

水と油は混じらない。けれども、2人は何時いつだって互いを感じ合う。

寄り添い、抱きしめ、見つめ合う。

2人は産まれ落ちた瞬間から一つになることを許されない他人なのに、2人は産まれ落ちた瞬間から並び歩くことを許されている。

彼の一番近くで、彼のモノでない目で、耳で、足で、唇で。


かたわらに私がいながら、彼はゆめせられて私のもとを去ってしまうかもしれない。求め合っていても彼は自分を燃やすモノにあらがえないかもしれない。

私もまた、燃え盛る彼をきっと止めないだろう。彼が燃える姿はきっと、とてもキレイだから。

私は水。彼を心から受け入れることはできないけれど、彼のそばで、彼の全てを、いつまでも感じていたい。

雲になり、彼と別れるその日まで――。

物書きは初めてで、自己満足な文章が鼻につくこともあるかもしれませんが、作品を重ねて精進する所存ですので、どうかご容赦下さい。


ほんの少し、手直ししました。(2017年5月27日現在)

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