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第19話 電話

「う、う~ん...」


殆どうめき声にしか聞こえない低い声で、郁は夕闇に包まれたベッドから起き上がる。


頭が割れるように痛い。吐き気も止まらない。三日前、学校を早退した直後に出てきた熱は38℃を中々下回らない。


今頃学校では後夜祭が開かれているだろうか。中学の三年間、文化祭も後夜祭も準備日も、その全てに参加したことは結局一年生の時だけになってしまった。


だが今はその事実を嘆いている時では無い。今、クラスメイトに大変な事が起こっている。このまま放置していれば、命にも関わるかもしれない。何とかして、”あいつ”を彼から引き離さなければ。


(いつまでも寝ていられない...。私が行動しないと、杉内君は絶対に助からない...!)


気怠い全身に鞭を打ってベッドから起き上がると、郁は勉強机に置いてあるスマホを手にし、いつもの番号に電話をかけた。


「もしもし松原さん?私です、篠宮です。前に言ってた、境内の中に生きた人の魂が浮いてるってやつ...はいそうです、間違いないです。私のクラスメイトが、澱神よどがみに憑かれていました。魂はきっとそのせいです」


それからも郁はベッドで今すぐ眠りたい気持ちを必死に抑え、電話の相手と小一時間近く会話をしていた。



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