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クロスパラレル  作者: ゆっきー
3/7

対立

 私たちは七瀬さんを連れて警察署に来ていた。


 「あのー!誰かいますか?」

 「はーい!少々お待ちを〜」


奥の方から1人の男性がやってくる。


 「うお!珍しい面々じゃん!ってお前は七瀬!」

 「お、テースターは警察になってたのか。」

 「そうだぞぉ〜スタンも悪さするなよぉ?」


テースターさんはスタンさんと同様のFPS配信を主にしているゲーム配信者だ。腕前は中の上程度、ただ観察に長けており、戦略を練る力ならタークスさんにも引けを取らない。


 「それは無理な相談だなぁ〜俺たちギャングだし」

 「は?ギャングってソプラノに入ったのか?…いや、それだと七瀬を連れてきた意味がわからんな…もしかして新しく設立したのか?」

 「正解です!私たちは翠雨って新しいギャングを設立したんですよ」

 「うわぁ…マジか…こりゃ早めに広めないとな…」

 「まだ悪さはしてないよー」

 「いや、別に志穂程度なら悪さされても捕まえられるからいいんだが…」

 「むっかー!なんなのぉ!ボコボコにしてやるんだからね!雪さんが!」

 「え、わたしぃ!?」


 【草ァ】

 【知ってたww】

 【警察も大変そう】


 「で、七瀬の野郎が喧嘩売ってきたからついでに捕まえてきた。」

 「なるほどなぁ…てか、なんでこの2人に喧嘩売ってるの?普通に負けるだろ…」

 「いやぁ、楽しいかなって…それに、翠雨ができるのは知ってたから、ソプラノと翠雨の上下関係をしっかりしとこうかなってさ」

 「結果がこれかw」

 「あぁ??まだ終わってねぇよ」


七瀬さんがそういうと警察署の周りに車が集合してくる。全部の車に音符のスプレーがかけられている。


 「これヤバ…[いまから警察署に来れる人いますか?警察署がソプラノの囲まれてて、多分七瀬を回収しにきてます。]」

 「私たちまだ銃持ってないから不味いですね…」

 「流石に拳じゃ勝てんな…」

 「私…ついてこない方が良かったかな?」


 【志穂ちゃん不憫すぎてワロタ】

 【不憫枠志穂】

 【これは不憫】

 【てか、マジでこれどうするの?逃げれなくね?】


 「うーーん…」

 「まあ、全然いけるな…」

 「打開策あるんですか?」

 「あぁ、ある。まずは七瀬の手持ちを漁る」

 「ちょっ!」

 「そんで銃を取り出して〜…」

 「おい!銃刀法違反だぞ!まだ許可証取ってないだろ!」

 「そんで、まずはうるさい警察を殺害」


パンッとテースターさんを撃ち抜く。その一発はテースターさんの命を確実に仕留める。


 「マジで終わってるわ、お前…指名手配されるぞ」

 「その程度がなんだ?今が重要なんだよ!それにギャングになったんだ。そんくらい怖くねぇよ」

 「それなら私も貰いますね」


私はテースターさんから銃を奪い取る。そしてスタンさんと私は発砲していく。普通なら当たらない距離だ。でも、撃ち方を工夫すれば、5メートルは射程が伸びる。それを駆使すればこの程度余裕だ。そして7名程度仕留めたら私とスタンさんが気絶している2人を担ぎ5人で移動をする。移動したのは警察署の地下駐車場。ここは警察以外開くことができない。そのため安全でもあり、袋小路でもある。すると一台の車が入ってくる。それと同時に私たちは七瀬さんとテースターさんを置いてその空いた扉から抜け出す。ソプラノは私たちを追って中に入ったのだろう。外にはほとんどいない。隠密をしながら私たちは警察署を後にした。


 「うわーん…私なにもしてないのに…指名手配されてるんだけどぉ!」


 【不憫乙】

 【これはかわいそすw】

 【強く生きろ】


 「しかもクイッター(ゲーム内SNS)で、ソプラノが翠雨潰すって言ってますよ…」

 「まあ、なんとかなるだろ」

 「七瀬さん以外にも強い人所属してますし、警察もプラスとなるときついかもですね」

 「私…入るギャング間違えたかな…」


 【スタンがいる時点で何処に所属しても一緒】

 【唯一スタンを扱えるのが雪だからな】

 【多分まだマシ】


 「今日は一旦ここで私は終わろうかな」

 「私もぉー」

 「俺もそうするかな」

 「それじゃあ!」

 「おつぅ」

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