お遊び
あれから数日が経った。翠雨は変わりなく暮らしている…わけがなく
「止まりなさい!」
「止まれと言われて止まる犯罪者は居ないんですよ!」
[志穂さん、大丈夫ですか?]
[今のところ大丈夫!]
[こっち準備完了いつでもやれる]
[じゃあそっち行くね!]
志穂さんがコンビニ強盗をしながら金を稼ぐ。そこを花火さんとスタンさんがサポート、私は念の為ヘリで上空からのサポートだ。
「お、警察ヘリ来たね…やろうか」
【発言戦闘狂で草】
【あれ、運転してんの修也さんじゃね?】
【あ、まじだ!】
「お、本当だ」
修也さんは個人ゲーム配信者で顔出しをしながら色んなゲームをやっている。クロスパラレルもやっていた時期があり、普通に運転技術が高い。
「ヘリは他になさそうだし、1v1だね」
【警察ヘリって修也さんが最強じゃなかったっけ?】
【他にも使える人は多いけどヘリを落としている数とか捕まえてる数は今のところ一位だったはず】
【ヘリアタックがめっちゃ上手い】
「じゃあ尚更向かわせられないね。」
私のヘリと修也さんのヘリが向き合う。両者隙を狙う。ただ相手が相手…隙を見せてくれない。私はすぐにボイス範囲を最大にまで上げる。
「おーい!そんなんでいいのかな?それじゃあ捕まえられないよ?」
そんな煽りに修也さんも反応してくれる。
「いいんですよ。敵ヘリがなくなるだけで地上班は楽なんです。しかもそれが雪さんとなれば尚更です。」
「人違いでーす」
「はぁ…どう聞いても声がそれなんですが…まあ、いいでしょう。どちらにせよ煽りにはなりませんよ」
「あ、そう…まあ関係ないけどね」
瞬間遠くで爆発音が響き渡る。
「!!?」
「お、成功かな?」
「何をしたんですか!」
「簡単な話ですよ。爆弾を設置していただけの話です。」
花火さんが予め人気の少ない街にc4を大量設置、志穂さんはその場所に誘導する。警察が来た瞬間に着火。
「やってみたかったんだよね」
「くっ…![手の空いている全職員!集合してください!翠雨をここで捉えます。]いいんですか?殺人、強盗、無免許、この時点で2000万は行きますよ。」
「捕まればでしょ?舐めないでください」
「この状況でよく言えますね。あと少し待てばヘリも来ます。逃げ道はありません。」
「ありますよ。」
瞬間、修也さんのヘリが地上から撃たれまくる。犯人は…
「この展開は予想外だったか?修也」
「スタンか!」
スタンさんは元々志穂さんの援護のために近くに来ていた。そしてスタンさんがこっちに来たってことは向こうはケリがついたということだろう。ちなみに修也さんとスタンさんは面識があり、コラボもよくしている。
「お前の黒星をまた増やしてやるよ!」
「へらず口を叩いてる暇はねぇだろ!今回は俺が勝つ!」
「ありゃりゃ…これは入る隙なさそうかな?」
【この2人の戦いの中じゃ誰も介入できないからなぁ】
【今ってスタンが勝ち越してるんだっけ?】
【スタンがアクションゲームのタイムアタックで勝ってたはず】
ここはスタンさんに任せてもいいのだが、この後来るであろうヘリ軍にスタンさん一人ではかなりきついだろう。
「スタンさん、そっちに近づくのですぐ乗ってください。」
「わかった」
「させると思ってるんですか?」
「させるさせない関係ないんですよね。」
スタンさんが修也さんのヘリを撃ち続ける。黒煙をまき散らしている。
「その状況でもさっきのセリフが言えますか?2対1になった時点でそっちの負けなんですよ。まあ、そもそも、そっちは私たちを捕まえることが目的で、こっちは逃げることが目的なので、勝負も何もないんですけどね」
私たちはスタンさんを乗せ即座にその場を後にした。
ちなみに志穂さんのところは逃走成功したらしく、警察も数名の死者がでたらしい。




