表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
脳筋魔法使いは最強です!  作者: 厚切りバンダ
1/2

彼の名はシド

迷宮の闇に足音と魔法の詠唱が響く

「穢れなき天の爆炎よ今すべてを焼き払え」

青年の手のひらに小さな燈火が灯る

「上級爆破魔法 フレアボム」


保持〈STAY〉


彼の手のひらの燈火は消え、指先に十字の光が現れた。

そして彼はボス部屋への重厚な扉を開け中に入る

部屋に明かりが灯り、ボスが現れる


発射〈SHOOT〉


彼がそう呟いた瞬間、眩い閃光とともにボスは爆ぜ、消滅した。


ーーーーーーーーーーーーーーーーー


「11層!?」

王都の外れの街、ヴェルドのギルドに声が響く。

「ごめんね 大きい声出しちゃって」

ギルドの受付嬢は申し訳なさそうに謝る

「俺そんなやばいことしちゃいました?」

青年は不思議だという顔で問う

「君、ギルドの掟覚えてる?」

「えっと…」

「1つ目 迷宮内での殺人は禁止

 2つ目 ギルド内の情報を他人に流さない

 3つ目 迷宮10層からはソロでの攻略禁止

 でしょ!? なのに君は…」

受付嬢は呆れたように呟く

「魔法の詠唱はすぐ覚えるのにね」

「すみません…」

青年は恥ずかしそうに頭を掻いた

「本来なら即ギルドカード剥奪なんだけど今回は特別に見逃してあげるね」

受付嬢は何かを思い出したような顔をして

「あ!そうだ!」

そう言って受付嬢は奥の棚をゴソゴソし始めた

「これ!」

受付嬢が出してきたのはパーティー登録書だった

「これがあればパーティーを組んで10層以上に行けるよ」

「本当ですか!?」

青年は身を乗り出して質問した

「うん、じゃあパーティーを作るんだね?」

「それならここに名前を書いて、あとは私がやるから」

青年は急いで名前を書いた

〈シド〉

それが彼の名である

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ