表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

14/18

第14話

 翌朝、俺は地球と睨めっこをしている状態で目が覚めた。


 おかげで全身のあらゆる所が筋肉痛だ……。


 俺が上体を起こして、軽いストレッチでもしようと立ちあがろうとした時だった。俺はあることに気づいてしまう。


 なんと、丸まったティッシュが床に幾つか散乱していたのである。


「おぅふ……また、出ていたのか……」


 誤解を招かないように一応言っておこう。


 コレは決して、闇ドルの事を考えてそのまま「〇〇○ー」をしたとかでは無いぞ! 断じて違うからな!


 これは、つまりアレだ! ほら? 夜中に起こりやすいと言われている、『ハウスダスト』というやつだ! それで、寝ている間に寝ぼけながら、知らず知らずのうちに鼻をかんだのだろう。


 俺は、そう思いたい……いや、そうであってほしい。


 俺は、下半身に視線をやったが、その様な痕跡は見当たらなかったので、やはり、そうではなかったのだと確信した。


 と……。



 ブー! ブー! ブー!



 俺が、胸を撫で下ろしていると携帯のバイブレーションが鳴り響いた。


「ん?」


 電話主は初音だった。


「……」


 俺は電話主を確認すると、すぐに携帯の電源を落とした。


 その間わずか、1秒も立っていなかっただろう。


 もし、オリンピックに「携帯の電源早切り」という種目があれば、俺は間違いなくメダルを狙うことが出来るだろう。


 と、その時だった!


「スマホの電源切んなし!!」


「ぎょぇえぇぇええぇ!!??」


 なんと、俺が携帯の電源を落としたその数秒後に、初音が部屋のドアを勢いよくこじ開けてきたのだ。


 ロックが掛かっていたはずだが!? なんつう馬鹿力だよ! てかコイツ、まじ俺のなんなの!? あ…血の繋がった実の妹でした…。


 俺は、突如出現した破壊神…もとい初音の方へ哀れみの視線を向けると、当の本人は満面の笑みでニッコリと微笑んでは俺に尋ねてくる。


 昔とちっとも変わってないな。


 初音がニッコリ笑っている時は、「か・な・り」キレている時だ。


「ねぇアニキ? 今日暇?」


 勿論、その状態の初音に対しては出来るだけ事を荒立てずに、尚且つ、なるべく穏便に済ませるということが大事なのである。


 まぁ。俺クラスになると、このくらいの質問など取るに足らんのだがな。


「お、おう! き、今日だよな!? ぜ、全然空いてるぞ!? ど、どうした? 愛しのお兄ちゃんに久しぶりの人生相談か?」


「いや、私アニキに人生相談なんかしたことないし!てか!何処の妹と間違ってんのよぉおぉお〜!!」


「ブベラァァアァア!!」


 俺は、初音の怒髪天を少しでも緩和しようしてみたのだが、どうやら失敗に終わってしまったらしい。


 初音の言の葉が終わらないうちに繰り出された右ストレートは、見事に俺の左頬に炸裂した。


 その勢いで再び床と睨めっこをする様な形になってしまった俺は、そのまま気を失ってしまうのだった。


to be continued……。


「あ、ちょっと!アニキ〜? ねぇ!もしも〜し! あ。こりゃダメだ……」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ