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いじりといじめは紙一重


 練習が終わり、少しの自主練をしてから部室に戻る。僕が自主練をする理由はコーチへの「やる気あります」アピールであり、自分がこれ以上成長しないことは自分が一番わかっていた。


 部室は楽しい。ここでみんなと騒ぐために練習をしているようなものだ。というか実際そうだ。七組の可愛い女子とインスタを交換したとか、その前髪はおかしすぎる、俺らで切ってやるとかそんな話ばかり。毎日同じ後輩をいじったり。そんなことが何より楽しい。


 僕らだってもうそれなりの年数生きてきて、色んな青春に触れてきた。こういう時間がかけがえのないものだとみんな気づいている。終わりに近づくにつれてこの日々はキラキラと輝いていく。その輝きが増すにつれて、僕らの漠然とした不安は膨らんでいく。



 堀が机をひっくり返したとき、僕は悔しかった。退屈な授業に、日常に、溜め込んでいた不満や正論は僕の中にだって間違いなくあったはずだ。けれどそれを吐き出したのは僕ではなく、堀英里だった。

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