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ざわめく自称進学校
事件当日からしばらく日が経っても、堀の起こしたざわめきはおさまらずにいた。
教師への反抗。そんな学生にとって当たり前とも言える欲望を見事に解放した存在の出現によって、学校全体がなんだか落ち着きのない雰囲気を纏うようになっていた。
そんな自称進学校らしくない状況の中、当の本人は既にいつもの日常を取り戻しているようだった。いや、あの奇行も彼女にとってはいつも通りのものだったのかもしれない。
堀はあの後学校に呼び戻され、叱られたらしい。それから何日かは学校にも来ていなかったのだが、一週間も経った頃には何事もなかったかのように登校してきた(その前日になぜか僕は彼女とこの教室で話をすることになるのだが)。みんながコソコソ話す中胸を張って歩く堀は、相変わらずの美しさだった。




