#0 人生攻略のはじめに
この小説を読んで頂きありがとうございます。作品の都合上口が悪くなることがありますが、作者自身は普段はこのような言葉遣いはしませんのでご理解の程よろしくお願いします。
ようこそ、負け組の諸君!これを開いてしまった君は大事なことが分かっていないようだから最初に忠告しておこう。
「お前に人生の価値を語る権利はない」
人間誰しも醜い所があるし、それを別の問題に置き換えようとする。そうしていくうちに自分を正当化していった成れの果てがここ、という訳さ。そして人を憎み、環境を憎み、現実を憎み、自分を愛そうとする、なんというエゴだろうか。親ガチャだとか、男女平等だとか、そういうのを否定するつもりはさらさら無いが(したらしたで炎上ものであるし)大体「人生はクソゲー」などと言っている奴らはそれ以前の問題であることがほとんどなのだろう。
そんな訳でここまでもったいぶってタイトル詐欺をするのは気が進まないので(何様目線かは目をつむっておいて)人生の攻略法を自分なりに説明していこうと思う。
その0 お前は本気で人生を攻略する気か?
当然の事だが、人生というものを決める要素は自分だけではない。だからこそ、人生というステージを攻略したいなら、自室に籠っていてはいけない、言うなれば、外界にいでよ、ということだ。
偏見ならば申し訳ないがクソゲーの住民は自分の部屋が活動領域のほとんどである、と言わざるを得ない。つまり、人生をクソゲーとだけ言っておいて、全く攻略しようとしない、お花畑が一面に広がっている光景を、健常者は哀れな目で見ている、いや見てもいられないほど愚かな存在として扱われるのだ。
当たり前の話ではあるが、そんな話でさえ人は時に盲目になってしまうのだ、さらに救いようがないことにそんな盲目に気づかせてくれる人すら失った時に、奴らは騒ぎ出すのだ。
人生攻略はおそらく容易だろう、しかし人生を攻略出来ない愚か者が一定数存在する理由はそもそも人生攻略の意味が分かっていない、というもはや前提が覆されてしまっている状態に陥っていることに気づけなくなっているからだ。
たった1000文字にも満たない文章ではあるが、人生攻略の秘訣の80%はここにあると言ってもよい。覚悟のあるものだけ続きを読みたまえ。