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野球

野球2

作者: アベベ

今度は俺らの守りだ。1回裏、17点差あるから7点以内に抑えればコールドゲームとなる。だが油断はならねぇ。窮鼠猫を噛む。追い詰められた奴等は何をしでかすかわからない。そこで、ピッチャーの俺は投球練習の時、秘策を使う。「おい! アレ見ろよ! 逆転できるぞ皆!」相手ベンチから活気が沸く。俺は山なりの超低速投球をしていた。これを初めて見る奴等はどうして俺がエースなのか疑問に思うだろう。「プレイボール!」球審が開始を告げた。キャッチャーからのサインは無し、構えるのもど真ん中。ワンエンドアップで俺は、おもいっきり投げる! 球速176キロ。球審、バッター、相手ベンチ、球場の仲間以外は全員口をあんぐりさせて腰を抜かした。狙い通り!「す、ストライク!」1分くらいしてようやくストライクカウントが付く。言っておくが、キャッチャーはミットを1ミリも動かしてない。結局振り遅れ三振なのはわかっていたが、その時のバッターの、相手ベンチの、絶望的な悲壮感たるや、そそる! 但し、速いだけの球はいつか打たれる。その対策は用意してある。2番バッター。恐怖でガチガチだ。ここで秘策スローボール。時速100キロのノロノロボールでストライクをまずとる。次に時速120キロのあまり曲がらないが、俺は元々ナチュラルシュートがかかってるからシンカーは握りだけでかけられそれを投げる。すると、バッターはここぞとフルスイング、だが、【あまり曲がらない】ということはバットには当てられても、芯を食う事はなく、ファールゾーンのサードフライ。2アウト。更に、追い討ちを掛ける。ノロノロはノロノロでも、かなり曲がるスローカーブ。3球3振。これで1回の表と裏が終わった。

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