不憫
半年ぶりに書いた…
自作は半年後…?
眠い。
まどろみの中、イスクードはベッドでうずくまっていた。
普段は主であるリーベを起こす立場なのだが、今はどうしても体が起きなかった。
時間を気にせず、怠惰にまみれて眠りたいという欲望に勝てない。
怠惰への抵抗を諦め、仰向けで開き直っていると、いつの間にかメイちゃんが傍らに佇んでいる。
メイちゃんとは、この屋敷のメイドの一人なのだが、暇を見つけてはイスクードを気にかけてくれる世話好きな女の子だ。
メイちゃんはイスクードの体を揺すり、声なく起こそうとする。
メイドにおこされるなど言語道断で、普段のイスクードなら慌てて飛び起きるだろうが、今はそれすらどうでもよかった。
一時の静けさの後、
突然腰に圧力がかかる。
何事かと確認すると、メイちゃんがイスクードに馬乗りになっていた。
こんな状況ですら今のイスクードは動かなかった。普段なら慌てふためくだろうが。
メイちゃんの手がイスクードの頬を包み、全身が肉迫する。
その瞬間、イスクードの態度が豹変する。
寒い!
メイちゃんの体が真冬の外気のようにイスクードの体温を奪っていく。
イスクードは必死にメイちゃんを押しのけようと身を捩るが、その小柄な体型とは裏腹に、ビクともしない。
身を捩るその顔は恐怖に満ち、自由な足元は布団を蹴り上げ、踊り狂っている。
だが、その狂気も束の間、体温を奪われたイスクードの暴れ方は次第に弱くなっていく。
足元から氷漬けにされていく感覚に襲われ、イスクードは最後の力を振り絞った!
エレクブースト!
冷や汗に塗れた身を起こすと、そこは自室だった。
息が荒くなっていること以外に異常はなく、いつも通りの寝起きだ。
窓から未明の空をが見える。景色を眺めながら溜息をつき、今日の平穏を危ぶむイスクードであった。
夢落ちなんですけど、わかりにくいですかね?
読んでくださり、ありがとうございました。




