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『4』New Year's Eve  作者: 睦月 龍生
第2部
9/9

2話 大波乱のデート開幕!?

「眠い…… 」

僕はあくびをしながら呟く。


「おい、愛、昨日寝たのか? 」

隣から軽い口調で話しかけてくるやつがいる。


「どうせ、寝れなかったんだろ? 」


「うるせぇ、お前は寝れたのかよ、來叶。」

この朝から気分が高い隣のやつは僕の親友、早海 來叶。

今日はいつもと違って、すごくおしゃれな服を着ている。

それはそうだ。


だって來叶にとっても僕にとっても今日はとても楽しみにしていた(緊張の方が大きい)好きな子とのデート? みたいなものなのだから!


実際、僕も多少のおしゃれをしてきた。

そして今、來叶とともに待ち合わせの場所に向かっている途中なのだ。


「俺はぐっすり寝たさ、今日を楽しむためにね!」


「お前は緊張とかしてないの?」

まったく緊張感のない來叶に僕は、率直に言ってみる。


「緊張?う~ん、してないかな!」


「しろよ!少しくらい!」

僕のこの緊張を少しでも分けてやりたい!

と思った。


「てか、愛は緊張してんの? なんで?」

普通に聞いてくる來叶にちょっとした殺意が芽生えたが抑える。


「だって來叶、好きな子とデ、デート的な感じなんだぞ!?

緊張しないわけないだろ!?」

さすがに感情的になってしまった。


(すまない來叶少し強く言ってしまった)

僕は反省し、來叶はどうなっているだろうかと少し心配になり、隣の來叶を僕は見る。


すると來叶は急に止まり、下を向いてしまう。


(やばい! 強く言い過ぎた!)

僕はそう感じ、來叶に謝ろうとしたそのとき


來叶は急に僕の方を見てこんなことを言った!


「デートか……考えてなかったわ! そういえばそうだな!

やばい! 緊張してきたな!」

軽い口調でこんなのことをいってきたのだ!


「僕の反省した時間と謝罪しようとした思いを返せよ!!」

思わず口から出てしまった。


「なんの話?」

と來叶に問われたが


「もういいよ、なんでもない。」

と急に冷めたのでもうどうでもいいかと思えてしまった。


來叶といるといつもこんな感じになる。

今まで大きなケンカをしたことがないのだ。


「じゃあ、とにかく行くとするか!」


「おう!」

と2人で笑いながら待ち合わせの場所に向かって歩いていった。



……のはずだったが。




「おい來叶! 待ち合わせの時間まであと5分しかないのだが!?」


「まじで!? おかしいな~

余裕もって来てたはずなのにな~」


僕らは笑い合いながら歩いて余裕もって、待ち合わせの場所に着き、デート(買い物)をしているはずだったが



今現在、時間に間に合う買い物合わないかでひたすら走っている。


「なんでこうなるんだ!?」


「しらないよ! バスが満席で乗れないなんて言われたことなかったんだから!」

僕たち2人は、バスで待ち合わせ場所の近くに降りようとしていたが、バスが満席で乗れず、次の時間に乗ることにしたが、その時間がまさかの待ち合わせの10分前!


普通なら、ついている時間だがまったく着く気配もない。


これじゃあ、間に合わないと思ったとき


「あきらめるにはまだ早いぜ?」

と來叶が言う。


「無理だよ、來叶。」

僕は完全にあきらめた声で言った。


「おいおい、愛! 俺たちにはこれがあるじゃないか。」

ニヤッとする來叶に僕は嫌な予感がした。


僕はおそるおそる、指をさしているものを見る。


來叶がさしているものそれは……


足だった!


「愛! 走れば間に合うぜ!」

親指をたてて僕に向けてくる。


「來叶、一言いってもいい?」


「おう! いいぜ!」

とさわやかに言ってくる來叶に容赦なく僕は言った。


「バカなの!? ねぇ! 來叶お前は、バカなの!?」


「バカだよ? 今さらかよ。」

さらっと当然のように來叶は言った。


「僕は來叶と違って運動部じゃない!! それも來叶はサッカー部! 毎日走ってるような部活だろ? 僕は毎日、1000歩も歩かないよ!?」


來叶は僕の心の叫びを(口に出てるけど)ちゃんと聞いていたらしく、2回首を縦に揺らした。


(僕の意見が通じた!! 來叶も人の話をちゃんと聞けるのか!

あれ? 涙が出てきたぞ? )



嬉しすぎて涙が出てきてしまった僕に來叶はこう告げた!


「俺と一緒に青春の汗を流そうぜ!!」

と熱い一言を言ってきた。


「そう言うと思ったよ!! 俺の涙を返して!!」



と言ったが、僕の涙は返されず、今、走り続けている。


「楽しいな!! 愛!!」


「こ、この……運動バカが……!」

僕はもう死にそうになるくらい息が上がっているが、來叶は生き生きとしている。


(來叶の体力って、宇宙なのか!?)

と思ってしまうほど……


だが、來叶は僕に走る速さを合わせてくれている。


すごくいいやつだと思うけど來叶だからなぜかイライラする。


「もうすぐだ! 愛! がんばれ!」


(なんでマラソンのゴールみたいになってんだよ。)

そんな疑問も、あったがようやく待ち合わせ場所についた。


「ついた~」

さすがに声がでた。


すぐに携帯で時間を確認する。


3分過ぎていた。


(僕にしては頑張ったな。)

と自分を誉めたが、時間が過ぎていてはどうしようもない。



「3分遅刻だよ? 愛、來叶くん?」

後ろから声がした。

とても優しく、透き通るような声。


だけど、その声は少し怒っているように思えた。


(祭、怒ってるよな~)

と僕はゆっくり後ろを見た。


眉をピクピクさせながら、祭はこちらを見ている。


「なんで?」


これは、やばい! 僕は來叶の後ろに隠れた。


「なんで? なんで、連絡くれないの!? 心配したじゃん!!」


「「えっ?」」


僕と來叶は2人供、顔を見てビックリしていた。


てっきり怒られると思っていたからであろう。


「心配したんだよ? ねぇ、種実ちゃん!」

と少し後ろにいた女の子に言った。


「なんで、連絡しなかったのかは聞きたいかな?」

と國枝さんも言う。


「愛はなんで隠れてるのかな?」

祭は言っている。


「いや、あの怒られると思ってたから……」


「怒らないよ? でも、連絡してほしかったな~」


「ごめん。」

素直に謝ると


「仕方ないな~ 許しますか。」

と笑顔で言ってきて、少し自分の顔が赤くなったのがわかる。


「でも、來叶くんはともかく愛がいてこんなことになるとはねぇ~」


祭が來叶の方を見ながら言った。


「え~、俺って祭さんに信用されてないのかな~?」

と軽い感じで來叶が祭に訪ねている。


「教えなーい!」

とくすっと笑っている。


(やばい! かわいいな~)

と思ってしまう。


「愛くん? 大丈夫?」

と國枝さんが話しかけてくる。


「だ、大丈夫だから國枝さん。」

僕は國枝さんに対していつも通りに会話したが國枝さんは、頬を膨らませている。


(僕、なんか悪いことしたかな?)

とすごく怖くなった。


「名前、名前で呼んで! 種実って!」

急に言われてビックリしてしまう、なによりかわいい!


(國枝さんって、こんなにかわいかったっけ!? 学校ではこんな感じ、じゃなかったはず……)


「愛くん? やっぱり体調悪いんじゃないの?」


「大丈夫! 大丈夫だから! 心配しないで種実!」


「やった! 名前で呼んでくれたね!」

種実は太陽のような笑顔で喜んでいる。


「これから、よろしくね! 愛くん!」


「よ、よろしく。」


「じゃあ、行こう!」

種実にそう言われ


デート?が始まりだした!



これからどんなことが起こるのかわからないままに……






こんにちは!

お久し振りです! 本当に申し訳ありませんでした!

自分の、諸事情により投稿してませんでした!

これからがんばりますので、応援していただけると嬉しいです!

レビューや感想待ってます!それではまた!

読んでいただきありがとうございました!

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