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俺、VRMMO始めました。  作者: 黒狐
~~~第1の街・アトラ~~~
5/27

第5話:俺、ひたすら弓射ってました。


 初ログインの翌日。

 今日は弓を練習する事にした。NPCから矢を大量に買い、草原にでる。

 手頃な木を見つけると、その木を狙って射ち始めた。


―――3時間後


「うーん、少しは良くなったか?そこそこ当たるようになってきたし」


 射ち始めた最初こそリオが言った通り死にスキルだと感じたが、ズレた分を修正したりしながら工夫して射っていたらチラホラと当たり始め、今ではそこそこ当たっていた。


「あんまり死にスキルじゃあないかもな、これ。しっかり練習すれば当たるじゃないか」


―――そこから更に2時間後


「あ、もう矢が切れた………」


 朝から始めて、今は昼過ぎぐらいか。一旦町に戻ってログアウト、かな。昼飯食べないと。

 もう殆ど矢は当たるようになっていた。

 現実じゃこうは行かないんだろうが、そこはゲーム。習得が早いのだろう。

 長弓術のLvは21になっていて、長弓のスキルも4個覚えていた。

 俺は町に戻り、ログアウトした。



▼△▼△▼△



「よし、出来た。姉貴~?飯出来たぞー!」


 昼飯のカレーを作り、姉貴を呼ぶ。

 両親は共働きで、帰って来るのは夜になる。だから必然的に俺か姉貴が飯を作る事になるのだが………姉貴は料理が出来ない。

 母さんも働き始めた時、姉貴が最初飯を作っていたんだが、炭化したオカズと、お粥になったご飯、具が焦げ付いた味噌汁が出てきたんだ(当然処分した)

 それから俺は料理本やクック○ッドを見て料理を作り始め、今では俺が食事を作っている。


「ふぁ~あ、ねみぃ」


「姉貴、まだ寝てたのか?もう飯出来てるから顔洗ってこいよ」


「ん……」


 この残念な人が俺の姉、朝倉 優理(あさくらゆうり)だ。

 俺と違い、クールな美人、成績優秀、運動神経抜群な大学1年生なんだが、家事全般無理なズボラな人だ。

 諒貴から言わせるとこの人の方が男っぽいとか。

 ………本人に聞かれたら終わるぞ、諒貴。


「ん?、今日は少し昼が遅くなったんだな。1時過ぎか」


「ああ、ごめん。ちょっとSLOやってて遅くなった」


「別にいいが。というか、優月もやっていたんだな」


「うん。………ん?()?」


「ああ、私もやっているぞ。ベータテストからな」


「ええ!?そんな事1度も言わなかったよな!?」


「まあ、言ってないな。言っておいたほうが良かったか?」


 ………本当にこの人は~っ


「はぁ・・・まあいいや。飯食べよう。飯」


「ん、分かった。今日はカレーか。優月の作る食事は旨いからな。冷めるのは勿体無い」


「ありがとさん」


 食事も終わり、一息つく。


「それで、優月もSLOを始めたのか。私も聞いてないぞ」


「うっ、いや、その、昨日始めたんだよ。その、夢中で忘れてた………」


「ふむ、しかしどうやって手に入れたんだ?バイトとかはしていなかっただろう?」


「ああ、それはカクカクシカジカで」


「ふむ、諒貴君にはお礼を言ったか?」


「言ったよ!お礼なんかゲーム内でスクショ撮らせてくれればいいとか言ってたけど」


「む……諒貴君ナイスだな(ボソッ)」


「なんか言ったか姉貴?」


「いいや?それより、それなら午後に一緒にプレイしないか?」


「ん、分かった」


「よし、じゃあ噴水前に集合でいいな?」


「うん。それじゃ、また後でな、姉貴」


ルナ君、超頑張ってますw

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