第26話:私、女の子になったみたいです。
お久しぶりです、再開ですかね。ようやく落ち着いて来ました。今回は前にアンケートした女体化です。幼女化もしますが、もう少し後になってからですね。
あの後リオは一度ログアウトした。俺もログアウトしようとしたが、ログアウトする前に、お詫びのメールが来てた。どうやら部下の人らしい。苦労するなぁ………んで、あの室長?とか言う人が言ってた、モニターするっていう言葉。それは残念ながら本当らしい。『たまに見るぐらいで、プライバシーは最大限守る。モニターするのは、ボスとの戦闘ぐらいだ』と言っていた。まぁ、それぐらいなら………?という事で、了承した。
「………うーむ」
ゴロンゴロン
「………う~む」
ゴロゴロ
「………うむむ」
ゴロロン
今、俺はとても悩んでいた。テーブルの上にある物の処分に。
「………【室長お手製アバター変更権】………怪しすぎる」
そう、今悩んでいるのはお詫びで贈られてきたのがアノ女性のお手製という、このアバター変更権の事………変装に便利、とか、悪質な使用方法の場合は利用停止、とか、そういうのがつらつらと書かれている。
………そして一番の問題。どんな姿になるかは”お楽しみ”だそうだ。
………
「よし。やるか。【アバターチェンジ】」
ピカッ!
試してみると、体が光った。それが収まると、俺の体は変化して、目の前にコンソールが浮かんでいた。
「………」
自分の胸に手を当てる。
ムニュッ
「………」
コンソールを見る。
~~~
現在のアバター:女体化アバターを馴染ませる為、現在はアバター変更は不可能です。明日までお待ち下さい)
変更可能アバター:幼女化/ノーマルアバター(
~~~
「………………………」
鏡を見ると、そこにはスタイルのいい少女がいた。………というか、俺が女体化していた。
「ふっっざけんなぁぁああああああああああああああ!!!」
▼△▼△▼△
街へ出ると、ジロジロ見られる。
ザワザワ
「………」
………胸がキツイ。しかも何か男が見てくるし………最悪だ。
「………る、な………?」
ああ………今一番逢いたくない奴に会ってしまった。
よし、別人作戦で行こう。幸い装備は普通のデニムにTシャツだから誤魔化せるだろ。
「え?あの、誰ですか………?おr………私はルノンですが………」
そう、このアバター変更権。どうやら名前も変わる様だ。なんとも………これはかなりマズイアイテムな気がする。というか、たかが室長の権限でこんなアイテムを渡せるか?なんというか………きな臭いよな。
「えっ、あ、すいません!知り合いに似ていたもので………し、失礼しましたっ!」
そう言うとリオは逃げていった。ふっ、チョロいぜ。………虚しいな。
「はぁ………どうしましょうか、これから」
俺は途方に暮れて空を見上げた。ゲーム内で24時間………このアバターだ。どうしようか?
「クィー?」
「大丈夫だよ、リーラル………」
はぁ。
ルナ………いえ、今のルノンちゃんの胸は推定Eはあるかと………(;゜д゜)ゴクリ




