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俺、VRMMO始めました。  作者: 黒狐
~~~第2の街・スフェル~~~
26/27

第25話:リオ、説明ご苦労(上から目線)

遺伝子についての説明回です。ここから運営も絡んできます。

「戦人形の遺伝子を使用、対象リーラル」


パァン!


 そのアイテムを使用すると、そこにはリーラルの姿はなくなり、うさ耳のついた黒いローブがそこにあった。


「はぇ?」


「うぇ?」


 リオも呆然としているみたいだ。俺も何が何だか………


『対象:リーラルの武装化が完了しました、現在の防具と統合してもよろしいですか?YEDorNO』


「えっと、YES?」


『了解致しました』


パァン!


 YESと答えた瞬間に再びローブが光り、気づくと俺の防具が変わっていた。


「………いいね!」

メゴォッ!

「」


 とりあえずムカついたからリオは黙ってろ。んで、これは………これは………これ、は………


「なんでうさ耳メイド服なんだよぉおおおお!!!!!」


 そう、これはうさ耳メイド服だった。


「うう、リーラル………こんな事の為にお前は………!」


パァン!


「」


「クィー♪」


 えっと、メイド服が直ってリーラルがいる………?え、好きな時に武装化出来るとか、そういう事?


「で、訳が分からんのだが、ルナよ」


「お前は掲示板でも見て情報を集めなさい」


 スクショを撮ろうとしていたリオを冷たい目で見るとリオは縮み上がって情報収集を始めた。まったく………


▼△▼△▼△


「えーと?つまりこれは生き物を武装化するアイテムって事か?」


「ああ、恐らく、だがな。似たようなアイテムで、人形の遺伝子というアイテムがあったらしい。それが今の状況と酷似しているし、名前がいかにも、だろ?まずは従魔に使用した際についてだが、これはリーラルを見れば分かると思う。あくまで推測だが、武装化でいいと思う。それで、プレイヤーが使用した際だが、どうも、ランダムで武器が生成されるらしい。んで、後は噂とか眉唾な?どうも、その武器は使用者の心を具現化した物だとか、今までの戦闘データを元に武器が生成される………とかな」


………


「そ、そっか、説明ご苦労様でした………(マシンガンかお前はっ!長ェ!説明お疲れ様でしたよ本当に!)」


▼△▼△▼△


「さて、そんじゃ摘出しろ。ルナ、お前が使ってみろ?」


「もうとっくに取ってる。あんな得体の知れないもの、リーラルに使ってるわけにはいかないしな」


 そう、アイテム欄の戦人形の遺伝子はなくならず、灰色の文字で表示されるだけだった。もしやと思ったが、解除というか、摘出が可能だった。


「それじゃ、もっかい………戦人形の遺伝子を使用、対象ルナ」


パァン!


 遺伝子を使用すると、ルナの胸のあたりが光り、そこからその武器は生み出された。


「………大鎌………?!」


『キャハハ!遺伝子武器で大鎌を出す子がいるなんて、キミどれだけ歪んだ精神の持ち主なの!?いいサンプルだし、モニターさせてもらうわねー♪(ちょ、室長!?アンタ何してんですか!!!)うるっさいわね!(ブツッ!)』


ポカーン


 突然響いた運営からのアナウンス(?)が耳に焼き付いた。俺が、歪んでいる………俺は、歪んでいる………?


「ルナ、どうしたんだよ?」


「リ、オ………?」


「………本当にどうした?」


 どうやらリオにはあの声は聞こえてないようで、生成された武器も弓だったらしい。あの大鎌とか声は………幻覚?


『馬鹿ね、そんなわけないじゃない。VR内で幻覚なんて、状態異常でもない限り起きないわ。これは運営側が意図的に起こした事よ?厄介なイベントだと思って受け入れなさいな!』


………は?………なんだよこれ、一方的に………


「巫山戯んなクソ野郎!」


「!?どうしたんだルナ!?」


 ウザ過ぎるぞあの声!何なんだ一体!プライバシーの侵害で訴えるぞ!許可も無しにモニター!?本当何なんだ一体ー!

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