第23話:俺、起死回生です
すいません、PCが壊れてしまって・・・スマホでの投稿は全然分からなかったので、ここまで遅くなってしまいました。
「クィー!」
ゴーレムの拳が振り下ろされた瞬間、吹き飛ばされた。当然ゴーレムの拳ではなく………
「リーラル!?」
そう、リーラルが俺を吹き飛ばしていた。そのお陰で俺はなんとかゴーレムの拳からは逃れている。が、リーラルは当然そのままなわけで………
ドゴォン!!!
「リーラル!!!」
土煙がもうもうと立ち上り、どうなっているのかが分からない。クソッ、リーラル………!
「対象沈黙確認。次対象殲滅」
「クィー………」
土煙が晴れたそこにあったのは、光の花弁となって消えていくリーラルとこちらを向いたゴーレムがいた。
「リーラルッ………!」
クソッ!勝てないとかもう知るか!最後まで足掻いてやる………!じゃないとリーラルが体張った意味が無くなる………!
「出来る事は全部試してやる!見てろよこの木偶人形がぁあああ!!!【ダークネス】!【ナックルエッジ】!」
ダークネスを発動し、ナックルエッジを地面に叩き込む。土煙を起こすためだ。そして走りながら歌を歌い始める。歌唱スキルの効果か、歌声はまるで全方位から聞こえてくる様に感じられる。これはもしゴーレムが音で場所を特定しようとしても分り難くするため。
「~~~♪~~~♫」
効果が出ているかは分からない。でも!やれるだけやってやる………!考えろ、出来る事を………!こんなに早くダウンなんてダメだ!しかもリーラルまで犠牲にして………!
ひたすらにヒット&アウェイを繰り返し、土煙が晴れそうになったらもう一度テクニックを地面に打ち込む。だが―――
「目標視認不可、対象音声異常認識。攻撃方法変更、広範囲攻撃」
「くっ………!」
またゴーレムは腕を我武者羅に振り回し始める。これじゃさっきと同じだ………!だが、諦めない。何か突破口がないか、必死に探すんだ………!
「………ん?」
今、一瞬不自然にゴーレムの動きが止まった様な………?ゴーレムが振り上げた拳の下にあったのは………
「あの石碑………?あれに当たらない様にしたのか?」
クソッ!何でもいい!やってやる!
「あああああああああああああああああああ!!!こっちだ木偶人形!!!」
石碑とゴーレムの方に走り出す。当然ゴーレムはこっちに気付いて、拳を振り下ろしてくる。だが、避けはしない。逆にその拳にテクニック打ち込んでやるよ!
「てぇえええやぁあああ!!!【ナックルエッジ】!」
ズガァン!
ぐう!?弾いたはいいが、HPが一気に減ったぞ!?畜生!
「らあああ!!!もうどうにでもなれやぁあああ!!!【ナックルエッジ】!」
ゴーレムがまた拳を振り下ろしてくる。が、無視だ。どうせこれが無理ならジリ貧なんだ!やられる前にやらせてもらうぞ!またテクニックを発動する。打ち込むのはゴーレムではなく―――
「―――このっ、石碑だぁ!なんで止めたのか知らんが壊させてもらう!!!」
うー、久しぶりすぎて筆が凄い遅いですw話の展開は早すぎるぐらいなのになぁ・・・




