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俺、VRMMO始めました。  作者: 黒狐
~~~第2の街・スフェル~~~
18/27

第17話:俺、戦闘が楽しいです!

お久しぶりです。また書いていきます。校正終了しました。

「ランタン1個2000Gになります~」


「1個くれ」


「毎度あり~」


 スフェルでランタンを買い、もう一度洞窟へ向かう。え?お金はどうしたかって?ハッハッハ!今や結構なお金持ちなのだ!


▼683000G


 ………凄いな、3日で68万………まあ、買う物が特にないって言うのもお金が貯まる理由ではあるんだが。矢ぐらいか?買ったの


「さて、行きますか!」


 俺はランタンを持ち、暗い洞窟に入った。



▼△▼△▼△



 ランタンに照らされた洞窟内部は不気味だった。ランタンの明かりの先は真っ暗闇、時折洞窟の奥に赤く光る目が見え、カサカサとモンスターが動く音が聞こえる。


「うん、モンスターが今度は出てきたな。やっぱりランタンが鍵か?」


 出てきたのはケイブラット、1mぐらいはありそうな巨大な灰色のネズミだ。毛が尖っていて、痛そうだ。


「ま、反射ダメージは効かないんだけどな!【パラライズアロー】!」


「ギィイイイ!!!」


 矢を放ちながらラットに駆け寄る。どうやら1発目で麻痺しているようだ。そして麻痺が解けるのと同時にラットの懐に飛び込み、テクニックを打ち込む。


「【スラスト】」


「ギュイ!?」


 アンカライトナイフをラットの喉笛に突き刺し、そのまま離れる。狙い通り、継続ダメージが続いて―――っ!?


「あ、ぐ、ぅああっ!?」


 いきなり強い衝撃を受け前方に吹っ飛ぶ。当然そっちにはラットがいる訳で………


「ギィア!」


ザシュッ!


「ぐ!?」


 ラットの爪が俺を切り裂いた。HPが僅かに減る。ちなみにSLOでは、痛覚は完全に遮断されている。衝撃と痛みが無いのに体が傷つく不思議な感覚がある。が、その感覚は慣れないとかなり不快だ。そして―――


「こちらとら初ダメなんだよ!気持ち悪いんだ!【ツインアロー】!」


 そしてテクニックを発動し、振り返りざまに放つ。


「ギィ!」


 どうやら吹っ飛ばされたのはもう一匹のラットが原因のようだ。暗いから状況が確認しづらい………!


「があああ!!!【アームドランス】!」


 そして連続して最初のラットにもテクニックを打ち込む。その一撃と継続ダメージで最初のラットは倒れた。


「………あはっ!やっぱり戦闘は楽しいなぁ!血湧き肉躍るッ!」


「ギィアアア!!」


 飛びかかってきたラットをアンカライトナイフで受け止めると、微妙にダメージを受けた、が、そんな事、関係ないよなぁ!


「えいやっ!【ツインナックル】!」


「ギィイイ!?」


 ラットが空中に浮き上がる。そして俺に向かって落ちてくる。俺は上にアンカライトナイフを構え………


「【スラスト】!」


その脳天に、突き刺さした。


「ギ、イイ………」


 ラットが光の花弁となって散る。


「いやぁ、楽しい」


 ドロップアイテムを見ると、針毛の鼠皮というアイテムがあった。


「久しぶりの戦闘だったけど、大丈夫みたいだなぁ。パターンは増えてるけど、灰色鼠は角兎と同じ感じでいけるかな。ただ、数に気を付けないと」


 そうして洞窟の奥に進んで行くと、前に見た蛇の様なモンスター、ケイブスネークや、コウモリ型のモンスター、ケイブバットなどがいた。ま、両方弓で遠くから倒したけどな。蛇は絡みつかれたら面倒だし、コウモリは飛び回るからなぁ………あはっ、シューティングみたいだ。



ラット1「ギィギィ!(なにあの装備!絶対こんな序盤じゃ手に入らないよ!)」


ラット2「ギィ………(普通のプレイヤーならバックアタックと頭部へのウィークポイント狙いでHPが5分の1は減るのに………)」


ルナ「ハッハッハ!無駄無駄無駄ァ!」


ラット1、2「!?」Σ(・ω・;|||

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