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俺、VRMMO始めました。  作者: 黒狐
~~~第1の街・アトラ~~~
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第1話:俺、VRMMO始めました。

 どうも、黒狐です。今作が初投稿となります。文章下手ですし、遅筆ですが、生暖かい目で見て貰えれば、と思います(笑)

 よろしくお願いします!

※筆者は遅筆なので、申し訳ございませんが不定期更新とさせて頂きますm(_ _)m

 俺は朝倉 優月(あさくらゆづき)、成績は普通、だけど超非力な高校2年生。今日は終業式で明日からはもう夏休みだ。


「優月ー、帰りちょっと俺の家寄ってくんね?いい物やるからさ」


 コイツは俺の幼馴染の逢坂 諒貴(おうさかりょうき)、残念な事に俺の幼馴染は女子ではない。ムサい男子だ。まあ良い奴なんだけどなぁ。


「別にいいけどさ、いい物って何だよ」


「お楽しみって事だ、まあ期待しとけ」


「?」




▼△▼△▼△




「ホラ、これやるよ」


 そう言って渡されたのは―――


「VRギア!?」


 ―――VRギア、日本の大企業、久瀬グループが開発した世界初の仮想現実を実現した催眠誘導型VR機器。元々は軍事訓練用に作られていたらしいが、当然他にも使い道はいっぱいある訳で。それがゲーム機にも使われた、という訳。ちなみに値段は普通のゲーム機の2、3倍はするらしい。


「いや、こんな高い物貰えないぞ?」


「あ、それタダな」


「は?」


「それは俺の名義で抽選に当たった奴だ。だけど俺はもうSLOのベータテストで1台貰ってるしな。だから遠慮なく貰ってくれ」


「………え、マジ?やばい、超嬉しい!」


 自分で応募した奴は当たらなかったからもう半ば諦めていたけど、まさかこんな形で手に入るなんて………夢じゃないよな?


「本当にありがとう諒貴!」


「おう!まあ俺もSLO優月とやりたかったしちょうど良かった。あ、もうSLOはインストールされてるからな。身体スキャンだけだ後は」


―――SLO〈Second Life Online〉

世界で100万人以上プレイしているスキル制VRMMORPG。3ヶ月前に配信されたばかりだが、世界初のVRゲーム(・・・)という事もあり、瞬く間にユーザーが増えていった超人気作だ。SLOでは何をするも自由、戦闘系スキルを強化してフィールドやダンジョンを探索するもよし、技術系スキルを磨いてアイテムを作ったり店を開くもよし、まさに”第二の人生”(セカンドライフ)

 それを、プレイできる。そう思うだけでもうワクワクしてくる。


「待ちきれないって顔だな優月。もう今日は家に帰れ。スキャンにも、キャラメイクにもそこそこ時間かかるからな」


「分かった、本当にありがとう!それじゃなー!」










「あ、優月に死にスキルの事教えるの忘れてた。メールしておくか」



 ▼△▼△▼△



「SLOへようこそ!名前を入力してください!」


 家に帰ると俺はすぐにSLOを起動した。手元に現れたコンソールを使い[Lunaルナ]と打ち込む。


「ルナさんですね。次はルナさんのアバター作成です!」


 アバターの見た目はあまり変えられないようだ。髪や目の色を変えたり、眼鏡やほくろなどのオプションをつけたりするぐらいかな、変更できるのは。

 ま、現実と同じじゃつまんないし色は変えるか。


「何色がいいかな……ん?ランダムなんてあるのか。…ランダムでいっか」


「………決まりましたか?次はスキルを取得してください!」



・Skill(SP:30)

---



 どうやらこの”SP”を消費してスキルを取得するようだ。例えば、片手剣術が3SP必要だったり、火魔法が5SP必要だったりといように。スキルはかなりの数があるようで、中には絵画スキルなんて物まであった。

 さて、ここで問題がある。実はこのSLO、攻略本などの類が無いのだ。久瀬グループはその類を禁止しており、攻略情報はゲーム内でのみプレイヤー作成の本などで知る事が出来る。

 なので事前情報は公式サイトの申し訳程度

の物しか知らないのだ。諒貴は「死にスキルは取るなよ!」と言っていたが、そもそもどれが死にスキルなのか分からない。諒貴に聞けば分かるのだろうが、連絡がつかなかった。もうログインしているのだろうか?

 普通に明日にでも聞けばいいのだろうが、待ちきれずに始めてしまった。

 なのでスキルは好きなように選んでいった。狩人とかいいなぁ。

 そして俺が選んだスキルは、


・長弓術(3SP)・短剣術(3SP)・体術(3SP)・隠密(2SP)・索敵(2SP)・疾走(2SP)・超回復(2SP)・闇魔法(5SP)・錬金術(5SP)・料理(1SP)・ランダム(1~2SP)


となっている。中でも目を引くのは超回復とランダムだろう。

 超回復とはHPが常に回復し続けると言う壊れ性能なスキル。そしてランダムとは、消費SPを決め、その中でランダムにスキルが決まると言う物だ。希に設定したSPよりも消費SPが高い物が選ばれることがあり、お得な時もあるらしい。

 まあ、それを狙ったというよりは決まらなかっただけなんだが。


 うん、死にスキルと言ってもそう何個もある訳じゃないだろうし、多分これでも大丈夫だよな。


「よし、こんなものかなー」


「これで設定は終わりです!それではSLOを楽しんで下さいね。ゲームスタート~!」


 俺の視界は白く染まり………ファンタジーな町並みの中に立っていた。

 8/28、話の内容に事前情報に関する説明を追加。


 8/30、スキル取得時の一部を修正。SLOに関する記載を1部変更。

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