1. お風呂場にてエマージェンシー。SIDE:優樹奈
はじめまして。
豚骨と申すものでございます。
この長い前書きは今回だけですので、お付き合いください。
まず、僕はGL・近親相姦ものは初めてです。
いろいろ拙い部分が露呈してると思われます。
そういった時には、教えてくだされば幸いです。
次に、本小説に対するアドバイス・感想・アイデア
などは大歓迎でございますが、
誹謗中傷だけはやめてください。
感想欄を拝見する方がいた場合大変不快になります。
絶 対 に や め て く だ さ い
一応現段階で書くことはこれくらいですかね。
それでは、
【真逆な姉妹の普通の日常】
並びに
『豚骨』
をよろしくお願いします。
※2013/9/1 AM3:03 誤字二箇所修正。
何日か痛いの→何日か続くの に変更
突然ですが、助けてください。
「お姉ちゃん、綺麗」
妹がお風呂に乗り込んできました。
助けてください
「昔と変わんないまま、真っ白で……」
妹が恍惚とした表情でお風呂に乗り込んできました。
助けてください
「身体つきも大人っぽくなって……」
妹が息を荒くしながら躙り寄って来ます。
助けてください
「さぁ、お姉ちゃん!」
今にも跳びかかってきそうです。
助けてください
「二人でバーテンダーロードを駆け上がふぼぉ!」
言い切ろうかという時に、パコーンっ!という気持ちのいい音がしました。
「美紀!あんたはまた何してんの!」
お母さんが朝じゃないのにフライパン片手に立ってます。
助かりました
「痛い!お母さん何すんのさ!今からお姉ちゃんにナニしようとしてへぶっ!」
美紀の言葉がまた気持ちのいい音と同時に途切れます
「大声出さない!今何時だとおもってんの!」
お母さん、注意は良いんですがそこですか?
「えぇ!お母さんだって大声出してるじゃない!」
「あたしはいいのよ」
しれっというあたり、本気でそう思ってそうで怖いです。
「ひどっ!平素を起こすぞ!」
「提訴だよ、美紀。どこの会社に手紙出すの」
平素より間違いの多い美紀の言葉をそっと訂正
「提訴を起こすぞ!」
「あんた、頭弱いのに難しい言葉使うんじゃないの」
「あぁ!お母さん今わたしの事馬鹿にした!?馬鹿にしたよね!?」
「我が娘を馬鹿にしたりするもんですか。馬鹿に育てはしたけど」
お母さん、もっと酷いです。
「わたしが本気だしたら凄いかんな?マジ凄いかんな?
お姉ちゃんなんか手の先にも及ばないかんな?」
「足元だよ、美紀。それとお母さん、より酷くなってるよ」
そっと訂正とツッコミ
ていうか、湯船に入ってるから、
そろそろのぼせそうなんですが
「足元にも及ばないかんな?」
「じゃあこの前の期末テストの点数は?」
お母さん、そこは触れちゃ駄目だよ
「……言わせたら後悔するよ?」
「言ってごらんなさい」
「マジで後悔するよ?」
「早く言いなさい」
「心臓止まっちゃうかもよ?」
「いいから!」
「いやぁ~、さすがのわたしもお母さんが顔面赤白になるのはやぶさかではないしなぁ~」
「顔面蒼白だよ、美紀。青白いなら分かるけど赤白いって?
しかもやぶさかではないってやる気満々だよね」
「もう!お姉ちゃんさっきからうるさい!わたしに何かうらみでもあるの?」
美紀がこちらに振り返りながら、文句を言ってきた
言いたいのはこっちなんだけど…
「恨みは無いけど頼みはある」
「ん?なに?」
首を傾げる妹は本気で今の状況が分かってない。
私は湯船に入りっぱで美紀が乗り込んでくる5分くらい前から浸かっているのだ
しかもこの一連のやり取りで大体10分、それに生憎と、私は身体が弱い。
そろそろ限界だ
なので
「まず、風呂から出させて。」
「ふむ」
ちなみに今の立ち位置は、お風呂のバスに私。
バスの目の前に美紀
さっきまでお風呂の入り口付近にお母さん。
お母さんは美紀が私に振り返ったぐらいに、溜息をつきながら、
去っていった。
「次に、さっさと部屋に戻らせて。暑い」
クーラーの効いた自室に早く戻りたい。
「湯冷めしたら湯たんぽ係りはわたしだね!きちんと触ってあげるよ!」
「さするじゃないの?腕折るよ?えーっと、次が最後ね」
美紀のお馬鹿な発言にもきちんと反応し、最後の頼み
「私がお風呂出て30分くらいしたら、私の部屋に来て」
「お姉ちゃん…!もしかし「美紀の宿題、終わるまで見てあげるから。
もちろん、終わるまで寝かさない。エンドレス」…て……」
美紀がへにゃへにゃと倒れ、お風呂場の床に膝をつく。
私何か変なこと言ったかな?せっかく宿題見てあげるっていうのに
「くそぅ……押しが弱かったか……!……む?…おぉ!これは名案……!」
「何言ってるの?」
「ナンデモナイデス!さぁどうぞ!」
さっと立ち上がり敬礼しながら道を開ける美紀
「そう?それじゃ後でね」
そう言いながらバスから上がり、美紀の前を通り過ぎようとした時
「スキあり!」
「え?ひゃぅ!?」
「ほー!お姉ちゃんの程よい胸は相変わらず揉み心地最高ですなぁ!」
いきなり後ろから抱きついてきた美紀が、私の胸を触ってきた
……この妹は……
「ねぇ、美紀?」
優しく美紀の手に触れながら話しかける。
「っ!……な、何かなお姉ちゃん」
ビクッ!と美紀が跳ねたような気がしたが、気のせいだ
「普通に痛いのと、鈍く痛いのと、物凄く痛くて何日か続くの。どれがいい?」
"優しく"美紀に問いかける
「え、えーっと?」
「5」
「お姉ちゃん?」
「4」
「もしもし?」
「3」
「き、気持ちいいのがいいかな~~~……なんて……あはは……」
そっと、胸から美紀の手が身体ごと離れる
「……」
「あははは……」
「0」
「え゛」
「ふふ、美紀?お姉ちゃん、全部選ぶなんてさすがに予想しなかったなぁ~」
「うぇ?」
「後で覚えといてね?……美紀?」
「ひっ!」
・
・
・
・
・
そういい残しお風呂場を去り、二階の自室に向かう私。
……そういえば美紀、冷や汗ダラダラで顔面蒼白だったけど大丈夫かな?
と、二階への階段を登っていたら、忘れ物を思い出した
「お風呂上りの一本を忘れるところだった」
確か学校帰りに買い足しといたはず……あ、あった
「プハッ!いやぁ~お風呂上がりのイチゴ牛乳はおいしいね!」
イチゴ牛乳最高!
甘いのが最高!
「美紀~?あれ、美紀は?」
と、先程去ったお母さんに聞かれた
「お風呂に置いてきた。なんか冷や汗流してたけど大丈夫かな?」
「大丈夫じゃない?あの子馬鹿だし」
「それって馬鹿は風邪引かないって言いたいの?」
「イグザクトリ~」
「馬鹿は風邪引かないんじゃなくて、馬鹿だから風邪に気づいてないんじゃないの?」
「……夕御飯カレーでいい?なんか疲れたわ」
「いや、別にいいけど。何をそんな疲れることしたの?大丈夫?」
「大丈夫よ。主に自分のせいだから」
「?取りあえず、もう何もないなら部屋に戻るよ?」
「あ、優樹奈。ちょっと待って」
「なに?」
「結局聞けなかったんだけど、美紀のテストの合計点っていくつだったの?」
「なぜに私に?」
「ほら、あの子ったら何かあってもまず優樹奈にいうじゃない。
だから点数も聞いてるのかなぁって」
確かに、小さい頃から美紀は私に何か事があるたびに逐一報告してきた。
今回のテストも、もちろん聞いてるのだが…
「いくつだったかな…」
読書中に聞いたからか、記憶があいまいだ。
確か…
「7教科で320前後だったような…」
「へ?」
「うん、確かそのくらいだったと思うよ」
「え、ちょっと待って。一教科で約40点?」
「いや、保健体育で85点とってるから、もっとバラバラ」
「なんで、保健体育だけそんな高いのよ…」
「人の身体についての部分は見事に全問正解。医者でも目指してるのかな?」
「いや、絶対そうじゃないとあたしは思うわ。」
「ん?」
?他に何かあるのだろうか。
やっぱり逐一報告といっても、私にしかしてない訳じゃないし、
お母さんはお母さんで、美紀の相談に乗ってるのかもしれない。
「いや、何でもないわ。そういえば、優樹奈も返ってきてるんでしょ?」
「うん。でも、前回とあんまり変わらず平平凡凡だよ」
「言ってみなさい」
「7教科で660点」
「順位は?」
「全校生徒中4位」
「それで平平凡凡?」
「平平凡凡」
「ボン…」
「ボン?」
「ボンッ!」
「うごっ!」
痛い!なんで!?なんで叩かれたの!?
「なに!?凄く痛い!」
「正義の鉄槌よ。全国の同胞に代わって」
「同胞?え?なに?誰?」
お母さん、本気で壊れた?
「はぁ……もうなんでもないわよ。じゃあね」
「?」
そう言い残し母は再び去って行った
……後姿がやけに、どよんとしていた。
さて、私も部屋に戻って美紀の手伝いの準備でもしますか。
まずはプロローグ的な何かをお送りしました。
次話は今話の美紀視点をお送りできれば
それでは!!