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真逆な姉妹の普通の日常※挿絵追加  作者: 豚骨
~ 真逆な姉妹の普通の日常 ~
10/21

6. 百貨店ってよく何でもあるって言うけど無い物も多かったりして私はあんまり行かないんだけど美紀がうるさくt(ry

本編再開

そういえば本編での優樹奈達の学年書いてませんでしたね。


優樹奈=高校2年

美紀 =高校1年


です。


なので番外編はホントにかなり前の思い出というわけですね

※10/13 PM23:13 文章追加

※11/ 5 AM:5:30 文章改訂

さて、倒れてしまった美紀を部屋まで運んだはいいけど、

どうしよう?


「もう7時なのに起きる気配無し…」


学校には8時半に着けばいいからまだ余裕はあるって言えばある。

だけど、


「倒れ方が倒れ方だし、起きないと心配だよね」


庭で倒れた美紀だけど、フッと倒れてしまったので

何か危ない病気とかじゃないかホントに心配だ


「う~ん、何も分からないんじゃ何も出来ないし…暇だ」


これが風邪とかなら看病とかでやる事もあるんだけど、何も分からないから

何かするわけにも行かない


「起きてくれませんか~美紀さ~ん」


駄目元で声を掛けてみるけど、身じろぎをする程度で起きる気配は無い


「というか、これホントに寝てるだけなんじゃないの?」


呼吸は普通だし、熱があるわけでもない

ちょっと苦しそうだけど、普通に寝てる


「もう置いて行こうかな…」


そう呟いたとき、美紀の体がピクッっと反応した


「……美紀?起きてる?」


「オキテナイデスヨ」


「そ、じゃあお姉ちゃんは先に行くから、起きたら学校行きなさいよ」


「オハヨウゴザイマス!!」


いつのまにか美紀が私の前に瞬間移動していた

どこの超人だあんたは


「現金ね…ところで、朝っぱらから何か焼いてたけど何焼いてたの?」


「ん?焼く?何を?」


「だから、いつものやつで何か燃やしてたじゃない」


「お姉ちゃんは何を言ってるんだい?」


「覚えてないの?」


「覚えてないもなにも、わたしは普通に寝てたよ?」


「それはないって。私が倒れたあんたをここに運んだんだから」


「倒れた?わたしが?」


なんだろう、まったく噛み合わない


「そ、あんたが。」


「全然記憶にないんだけど…」


「え、記憶喪失?」


あれだけの衝撃で記憶って飛んじゃうものなのかな?

今度調べてみよう


「そういうんじゃないと思う…う~~…全然分かんない」


「まぁ、体とかは大丈夫なんでしょ?その様子見る限り」


「うん!バリッバリ元気だよ!」


「良かった、じゃあ学校行こ。もう時間が危ない」


「え?ご飯は?」


「誰のせいでこんな時間なんでしょうね」


「だからわたしにもわからないんだってば~~」


「はいはい、早く着替えて。急がないと遅刻しちゃう」


「は~い」


納得いかないといった、憮然な表情だったが渋々着替え初めてくれた美紀

普通に着替えてくれればもっと早いのに…

「終わったよ~お姉ちゃん」


着替え終わった美紀が、下に下りてくる


「よし、ギリギリ歩いて行っても大丈夫そうだね」


今の時間は7時50分

歩いて行ってもギリギリ大丈夫だ。

ゆっくりいけるならゆっくり行きたいしね。

急ぐと疲れるし何か忘れるしロクなことが無い。


「う~ん、ホント何してたんだろうわたし」


登校中、ずっと朝の事を思い出そうとしてる美紀


「あ、そういえばさ」


美紀を捜してるときについでに見つけた事を聞いてみよう


「ん?」


「私が箱に入れてたはずの"プリクラ"が無くなってるんだけど、美紀知らない?」


「プリ…クラ?」


「うん、ここいらのプリクラ制覇頑張ってたんだけどさ、

なんか無くなっちゃってて…どしたの?美紀」


私の数歩後ろで美紀がやたら青ざめた顔で立ち止まってる。


「い、いや、なんでも…ない…」


「何か知ってるの?あの箱に一緒に入れてた大事なやつも無いから、

ちょっと真剣に困ってるんだ。教えてくれない?」


「ちょ、ちょっと待って。え?なんで…わたしが?あれを?」


「美紀?大丈夫?」


頭を抱えて震えだした美紀が心配になり、肩に手を置こうとするが、


「いや!!!」


という強い声とともに手をはたかれてしまった


「み、美紀?」


「え?あれ?ち、違うの!お姉ちゃんと叩きたくて叩いたんじゃなくて!そうじゃなくて!」


「わ、分かったから。落ち着いて、ね?」


「う…うん」


「…」


二人して無言になってしまった。

どうしよう、この空気


「あれ、美紀?それに優樹奈さんじゃないですか。こんなところで何を?制服まで着て」


しばらくそうしていたら、たまたま通りがかった里美ちゃんに声を掛けられた。


「ちょっとね。それより里美ちゃん、なんで私服なの?学校は?」


「え、今日創立記念日で休みですよ?私はこれから出掛けるところです。」


「あれ?そうだっけ?」


とは私の言葉。

美紀は未だ無言のまま俯いている。


「そうですよ。優樹奈さんが忘れるなんて珍しいですね。」


「私だって普通に物忘れするよ」


「そういう印象が無いから申し上げたんです。あ、そうだ。」


前半部分やけに毒々しいんだけど、私里美ちゃんに何かしたっけ?


「美紀と優樹奈さん。」


「なに?」


反応したのは私だけ。

美紀はまだ俯いている。

本当に何があったんだろう


「これから私隣街の大きい百貨店に行くんです。良かったら一緒にどうです?」


「百貨店かぁ~、学校も無いってなると暇だし良いよ。美紀も大丈夫?」


「…」


「美紀?」


「は!…あれさとっちなんでここに?」


「たまたま通りがかっただけよ。」


「そなの?」


「ええ、それで美紀も来てくれるのかしら?」


「なにが?どこに?」


「ちゃんと聞いてなさいよ…」


「まぁ、美紀だから」


若干苦笑い気味でそうフォローする


「学校が創立記念日で無いから一緒に百貨店行こうかって話してたの。どうする?行く?」


簡単に美紀に説明して、行くかどうかを聞く。

まぁ、行くと思うけど


「行く!!アイス!!」


ほらね


「じゃあ、取りあえず私と美紀は一回家に帰ろ?着替えないと」


「そだね、じゃあさとっち。後でね」


「それはいいけど、どこで何時とかは決めなくていいのかしら?」


「あ」


「美紀突っ走りすぎ」


ちょっと注意する


「ごめん。じゃあどうする?」


「支度が出来次第戻ってくればいいんじゃないかしら?」


「私はそれで大丈夫だよ」


「わたしも!」


「そう、じゃあそれで。では、優樹奈さん。後でまた」


「うん、分かった」


「後でねさとっち~~」


美紀が元気良く手を振ると、里美ちゃんが照れながら振り返してた。

ああいうところは可愛いけど、普段は綺麗系だよね


「さて、美紀。一回帰ろっか」


「んだね。」


「そういえばさっき、結局何か思い出せたの?」


「う、うん。でも…うん、わたしの整理がついたら話すよ」


「そう?分かった……そういえば後で行く百貨店って昔美紀にネックレス買って上げた場所だよね」


「うん!!そうだよ!!!」


凄い元気になった。

倒れてから美紀が分からない。


「あのネックレス、今も保管したままなの?」


「うん、大事にしまってあるんだよ?今でもわたしのお守り…とっても大事な」


「そんなに喜んでもらえてたなら良かった。ってもう何年も前の話だけどね」


「思い出だからね、いつでも喜べるよ!お姉ちゃんからのプレゼントだもん。」


何年も経ってなお喜んでもらえてるものを、あの時の自分で渡せてたなら良かった。


「そっか、ありがとう。…っと家着いたね」


「あ、お姉ちゃん家入る前にちょっと良い?」


「ん?何?」


嬉しそうな雰囲気の美紀に呼ばれて振り返ったけど






「あの女の人誰なの?」






そこに居たのは私の知らない。






美紀じゃない美紀だった

あるお方の

【エレクトリックカタストロフィ】

という曲を聴きまくってて遅れました


めっちゃカッコイイんでオススメです。

小説関係ない?これはすみません。

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