「魔法少女案件105」
七「悪いね、こんな所で待たせちゃって」
気絶していた。気づいたら俺は仄暗い部屋の無機質な椅子に座らされている。
七「君が倒れたのは魔力を使いすぎたことによる体の過負荷。多分魔法か何か使いすぎたのかな?もう少しで死ぬとこだったよ?」
魔法...俺がしたのはただ体を再生したのと、Sの変身に...
もしかして変身には、めちゃくちゃ魔力を使うのか?
七「上層部は最近ピリピリしててね、。話は付けておいた。これからの処遇を決めてきたの」
「死刑...とかですか?」
七「あはは!漫画の読みすぎ!むしろいいニュースだよ。」
七「これから君を特殊魔法少女取締官として任命する。私の同僚ってこと。」
「つまり?」
七「魔法少女の使い魔が人間になるのは異例でね、使い魔に魂があると、魔法の使用権が使い魔にいっちゃうことがあるからそれを忌避して使い魔はモノや死体から作られるの。でも君は異例。」
なるほど、だから俺はあの時魔法が使えたのか。
「私と同じ魔法の力を使える数少ない人間として、私とチームを組むって提案がなんとか上に通ったの。よろしく!私のチームメイトくん!」
背中を強く叩かれる。
「ってことは帰っても?」
七「うん!いいよー!傷もまだ癒えてないだろうし、今日はちゃんと寝ちゃいな!」
腕を見てみると、跡はあるが塞がっている。これも魔力が身体にあるからだろうか
立ってドアを開けて部屋を出て両脇の警備員に会釈し、帰路につく
自分のアパートに帰宅し、ドアを開ける。
「ただいまー...」
誰もいない6畳。今日は疲れたし、カップ麺でも啜って...
S「おかえりなさい、お兄様」
「S?!!!!!!!」
S「私はお兄様の妹ですから、当然同じ家にいるに決まってるでしょう?」
当然って何だよ
S「お風呂を沸かしておきましたよ。」
あまりの圧に揺らぐ。
「じ...じゃあ遠慮なく...」
俺は今日いきなり出てきた妹が入れてくれた風呂で、ゆったりしている。
湯船から出ようとすると、チャイムが鳴る
七「啓介くーん!あーけーてー!」
急いで着替えてドアを開けると、何やら赤ら顔の七さんが立ってる
「酒臭っ!飲んできたんスか?!」
七「まだ飲み足りなくてさ、ピザ!ピザあるよ!お酒も買ってきた!飲もう飲もう!」
ピザ...
七さんが押し入ってくる。ピザの誘惑に勝てず入れてしまった。
七「へーっ!綺麗じゃん!もしかして彼女でもいる?」
七さんは既にテーブルに居座りピザを広げている
こいつ...図太い。
七「食べよ!ピザ!ピザ食べよ!」
持ってきた箱を開ける。中はマルゲリータだ。
チャミスルを飲みながら仕事の愚痴や世間話をする。
七「それでさぁ!上がさぁ!私のやり方にケチつけんの!民間人との距離感とかがさぁ...」
七さんは少し黙って思い出したように話し出す
七「キミぃ...もしかして魔法少女?あの魔法少女を倒すなんておかしいと思ったもん...」
「いっ、、いやー、魔法なんて使えたら刑事やってませんよ!...へへっ」
七「実はね...啓介くんのこと囮にしてたの...あの魔法少女は私たちを狙ってるから、そこを叩けるように誘導したつもりなんだけど...ごめんね...」
七さんの顔を見ると真っ青になっている。何だ?一体...
七「ウゲーーーッ!!!」
マルゲリータピザがゲロのせピザに変わる
「何してんだあああああ!!!まだ食ってる途中なんですよ?!」
七「ううっ、ベッドいくぅ...ゲーーーッ!!!」
七さんが枕にゲロをぶちまける
「あああああああー!!!!」
七「んぅ...おやすみ...」
七さんがゲロの横で眠る。
こんな所で寝れるなんて...図太い...




