「魔法少女ステッキ鹵獲作戦101 その3」
「七さん!」
遅かった。七さんの目がスイの魔法と同じ色に光っている。
七はもうスイの使い魔になってしまった。
「Sッ!!!」
S「変身!」
スイが光の刃を放ってくる。背後にいる米軍の兵士も銃をこっちに撃ってきやがった。
俺たちは弾丸を避けるために床を破壊して下の階に逃げ込み、スイの懐まで階層を経由して近づく。
スイはSの拳を両手で力いっぱいガードする。
スイ「あはっ!やっぱり凄いパワーだね、王子様♡しかも前より膂力が上がってる!」
スイの両手が砕かれた。スイは殴られた反動を利用して後ろへ下がる。
「十字架!」
スイ「ハンマーでも作る気?でもこの距離、ハンマーが届くより腕の再生の方が早いよ!」
「俺の十字架は前の一件以来進化したんだ。器用になって、武器の作れるレパートリーが増えたんだよ。」
スイ「それは...銃!?」
十字架は銃に変化した。弾丸を放ち、スイの両足を撃ち抜く。
スイ「足が動かない、これは...?!」
「お前の足をぶち抜いた弾丸は、既に他の十字架になって足にくい込んでいる。」
スイは動けない。トドメだ。
「...うぐっ、、」
誰かが俺の腹を背後からナイフがぶち抜く。
「七...さん?!」
スイ「七はもう私の使い魔なの。物陰に七を移動させてたの、やっぱり見えてなかったのね。」
スイの片腕の再生が終わった。魔法少女ステッキをSへ構える
スイ「じゃあね魔法少女S!楽しかったわ!王子様!」
「S!危ない!」
パァン
発砲音が響く。
発砲したのはスイの背後の兵士だ。
兵士が、スイへ発砲した。
兵士「お、俺はもう見ていられない、、人間が、魔法少女に殺されていくのを...ッ」
スイ「何してんのよ、あなた」
スイが兵士を殺そうとする。
今だ、隙が生まれた。Sは十分スイに近づいた。今ならぶん殴れる!
スイ「ぐっ!!痛いっ!」
スイの腕から右肩まで、確実に抉った。このまま次の一撃で魔法少女ステッキを...
スイの魔法少女ステッキが見当たらない。変わりに持っているのは七さんのステッキだ。
スイ「下に落としておいたの。ステッキ。だからもうすぐ変身が解けるししばらく回復できないけど、今夜はここでお開き。」
スモークグレネードが投げられる。視界が塞がる。
「S!」
Sが拳を繰り出すが他の兵士がスイを守っていてすんでのところで倒せない。
さっきスイに発砲した兵士をこちらまで投げさせた。とにかく今は人命救助が先だ。
「大丈夫か?」
兵士「おれは祖国のために、人のために戦うことを決めたんだ。魔法少女に加担するためじゃない、俺は作戦を破ったが、正しいことをしたんだ...」
「そうか...ありがとう、本当に、、、」
しかし問題は七さんが完全に戦闘不能になってしまった事だ。




