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「月の魔法少女と針の魔法少女」

七「どこへ行くの?」


階段の踊り場で七さんに出会う


「実は仲良くなった生徒に呼び出されていて...」


七「...いざとなったら、私を頼ってね」


「...はい」


夕方の校舎裏には、やっぱりスイさんがいた。


スイ「、、わたしの王子様になってくれる?」


「いや、実は俺は教育実習のためにこの高校に来た訳じゃないんだ。多くは言えな」


スイ「知ってる」


スイさんが後ろから棒状の物を取り出す

それはどこか魔法少女ステッキに似ていて...


スイ「変身」


スイさんの身体が怪しく光り、姿を変える

黒髪から、水色の髪へ変化する

ドオン!!!

いきなり校舎の壁が吹き飛ぶ。

下から出てきたのは七さんだ。


七「言ったじゃん、私を頼ってって!」


七さんはスイを吹き飛ばし屋上まで両者が飛んでいく

次の瞬間、昼の月がスイと七さんの真上まで来て、空間が夜に変わる


「結界?!」


俺と七さん、そしてスイ以外の人間がいなくなる。

いや、逆に俺たちが"いなくなった"のか


スイ「わたしの王子様!後で迎えに行くからね!」


校舎から大量の人型使い魔が出てきて七さんを取り囲む


七「もう1人は君の能力なら適任だから、任せたわ!」


表階段を伝い、屋上まで向かおうとする。

ふと、もう1つ不吉な気配。


S「お兄様、もう一人魔法少女の気配がします」


???「へぇ、あんたがSの使い魔か。あたしは華亡(カナ)、スイのバディだ。」


紫髪の女が階段の上から降りてくる

魔法少女は..."2人居た"のか


S「お兄様。魔法少女が2人いる以上、長期戦になります。完全変身は貴方の身が持ちません。」


「特訓の成果を見せる時だな。S!腕部のみを変身!」


S「変身」


Sの腕が自分の腕に重なりガントレットのように装備される


華亡「変身。」


彼女が紫色の魔法少女衣装に変身する


腕部だけの分変身はこちらの方が早い!

相手のテリトリーに回り込み近づく入る


華亡「やっぱりお前の能力はその膂力!対策済みなんだよ!」


気づかれた。しかしそれでいい。


華亡「串刺しに...待て、お前、Sの腕は?!」


Sの第2の魔法「十字架(シェムハ)」を発動させる。この魔法は十字架を産み出す魔法で、特訓により最初は小さな十字架しか出せなかったが、今ではハンマーを作ることができるようになった。華亡の後ろに回らせたSの腕を使って投げるので、俺と離れている分パワーは落ちるが威力は抜群のはずだ。



華亡「ふんっ!」


巨大な針のようなものでガードされ、ハンマーは上に飛ばされる

この魔法は...前に資料で見たことがある。

わかった!彼女は「針の魔法少女」か!


華亡「あんた、膂力じゃなく、武器...武器を作る能力か?じゃあやり方は決まった!」


無数の針がこちらに向かってくる。

こちらはSの能力の十字架をぶつけ相殺する

この能力を練習しておいて良かった。いきなり実戦だったが上手くいって本当に良かった。

十字架で防ぎきれなかった太い針がこちらに飛んでくる。

拳を使いそれをパリイするように軌道を弾きながら、彼女に向かう。


彼女は両手に大きな針を持ち、こちらに接近戦を仕掛けてくる。

しかしこちらも接近戦なら負けない。


「来い!」


両手から十字架を生み出し腕を壁まで押し出し、隙を作る

この距離なら針より俺の方が早い

チェックメイトか!


華亡「それだけじゃないんだよ!」


ふとなぜか置かれた時計に目が行く

時計の...針...

まさか!


時間が、止まる。


華亡「針ならなんだって操作出来るんだぜ!"時計の針"も、数秒だけだがな!」


彼女が俺の死角に周る


華亡「チェックメイトさ!」


時間が動き出す


「お前がな」


上空に飛んでいたハンマーが華亡の頭に刺さる。

作った十字架は、5mくらいなら引き寄せたり操作できる。ちょうど落下のタイミングを操作できる高度にまで落ちてきていて助かった。


華亡「うう...っ!」


トドメに、Sの腕でアッパーカットが決まる。

いい角度だ。


華亡の変身が解け、意識を失う


「やっぱり俺たち、接近戦じゃ負け無しだな。」


S「当たり前です。お兄様」


七さんは、無事だろうか?

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