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「魔法少女取締官」

こんにちは、やわらか書店と申します。

こちらはわたしの初投稿作品になります。生暖かい目でレビューをしていただけると幸いです。よろしくお願いします

もし現代に魔法少女が現れて殺人を行ったとしたら、人間はどう対処する?

答えは簡単で、誰も対処なんてできない。

相手は魔法。こちらは豆鉄砲のみ。勝てるわけがない

魔力を探知なんて芸当は人間にはできず、のびのびと散歩をしていたらいきなり魔法少女が角から現れて死ぬ可能性もある。


6畳、アパート。1LDK

6時5分に設定されたアラームがけたたましく鳴り響く。

目覚ましの煩さがまだ頭に響く中、洗面台へ向かう

俺の名前は啓介。24歳の、若者という歳からはだんだん離れていってる最中の男。


家族はいない

家族といって思い出せるのは、俺を殴りつけ怒号を浴びせる親父だけ

家族っていうのは俺をただの殴れるぬいぐるみだと思ってるやつのことだ

だから俺に家族はいない


先週、魔法少女取締官に任命された

前の課で大きなホシを上げ、新しく作られた刑事11課に抜擢されたが、実際は左遷のようなもので俺のことを目につけた上層部が俺を魔法少女なんぞの事件に充てるよう仕向けた。

「頑張ってくれ」だと?よくもまぁぬけぬけと...


電車に揺られ15分。タバコの匂いが染み付いたコートを着たまま警察署に到着だ。オフィスを見渡す。

最初に来たのは俺だけのようだ。

魔法少女による事件はほとんどが怪死で、魔法によって"頭部がプリンに変えられて死亡"だの"両腕前腕がキャンディに変えられ欠損"だの意味不明な死因ばかりだ。


魔法少女は「魔力」を使うらしいがその残滓は人間が今の文明力で検知できるものではなく、現場の状況証拠だけで捜査をしなければならない。

まったく、バカバカしい。魔法少女にただの人間が何ができるというんだ。

真新しいデスクに届けられた書類のひとつを持って、廊下に出る。さっそく初仕事のようだ


山内「よう、啓介じゃねえか。どうよ新しい課は」


廊下に出ると同僚だった山内とすれ違う


「魔法少女取締官なんて仰々しい肩書きをつけられたけど、いかんせん初日だからな... これから現場に行くんだ。」


山内の視線が可哀想なものを見るような視線に変わっていく


山内「そっか、頑張れよ!でもよここだけの話、魔法少女に関わった刑事が何人も居なくなってるらしいぜ...」


「俺の番が来たってことか」


山内「ああ...気をつけなよ。これはやばい予感がするぜ、おれの刑事の勘が言ってるんだ」


「よく言うぜ笑」


抜けた談笑を終え、電車で現場へ向かう。



一方、中野のある場所では事件が起こっていた

事件現場では検察官2人が神妙な面持ちで話し合っている


東川「今回の事件は"肺が生クリームで満たされたことによる窒息死"...」


橘「警部、これって...」


東川「ああ。」


東川「マトリ... 通称"魔法少女取締官"案件だ。」



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