テストの結果が出たようです!?
そんな感じで、テスト当日を迎えた。別に、僕はいつも通り答えを書き綴るだけだ。問題は、和葉。教えた感じはいけそうだが、テストが始まる前に少し話したとき、かなり緊張していた。まぁ、学問に対して前向きになってくれただけで十分でもあるか。
(ん。時間余りすぎたな)
考え事をしながらテストを解いたが、それでも25分余ってしまった。見た感じ間違ったところはなさそうだしー。
(暇だなぁ)
残りの25分、どうやって時間を潰そうか。そういえば、和葉の得意科目ってなんなんだろうか。それを聞いたことなかったな。あの感じ・・・理科とか無難にそうなんじゃないか?理科は、正直言ってしまえば覚えゲーだ。記憶力によって、点数が大きく左右されると言っても過言ではない。あいつ、意外と記憶力はいいから、理科だったらそこそことれると思うが・・・。
そうやってテストを解いていくうちに、はやくも全教科が終了していた。うちの学校、変なところに尽力しているのだが、世界を見ても、どの学校にも勝てることがひとつある。それは、
「テスト返すぞー」
テスト返却の早さだ。寝る時間をなくして採点しているんじゃないか?ってくらいに採点が早すぎる。その割には採点ミスは少ないし・・・。簡単に言うと、うちの学校の教師は、頭がおかしい。そんなこんなで、全教科返ってきたのだが、
「・・・うん。いつも通りだな」
国語95、社会100、数学96、理科100、英語100・・・。合計、491点。いや、いつも通りではないか。いつもは、480台だが、珍しく490点台か。ちなみに、学年順位は・・・。
「うわ、2位かよ」
どうやら、この学校では、491点を取っても学年一位にはなれないらしい。それは何故なら、
「はははっ!!!今回も俺の勝ちだな!!」
全国模試1位の、神童 カズがいるからだ。いつも、こいつと接戦になる。大差をつけて勝利したことなんか、一度もない。
「今回もって、前は俺が勝ったし、それに何度も勝ってるだろ」
「ちなみに、大和は今回何点だったんだ?」
「491」
「おぉ、ギリギリ勝った。493だ」
「うわ、惜しい。ちなみに、何で落としたんだ?」
「今回国語がちょっと苦手でな・・・。他の4教科は100点だったんだが、国語が93でな」
「それでも俺負けたのか・・・」
唯一勝ったのは、国語。それも、2点。こいつがいなかったら、今まで学年一位の座に座り続けていたわけだけどな。そんなこんなで、
「あ、大和。テストどうだった?」
「それよりも、先聞かせてくれよ。俺はお前の方が気になるんだ」
「えー。でもなぁ。なんか、大和絶対高いじゃん?後に聞いたら萎えそう」
まぁ、どっちから言ったって変わらないか。
「じゃあ、先に言うぞ?」
そうして僕は、その点数を伝えた。
「491点」
「・・・ん?聞き間違いかな?」
「いや。491点だ」
「普段何食べたらそんな点数になるのよ」
「まぁまぁ、僕の話はどうでもいいんだ。和葉は?何点だったんだ」
「私はね・・・」
唾を飲み込みながら、覚悟を決める。すると、
「320点だった!!」
「おぉ!!300点超えたじゃないか」
俺の見込んだ通りだった。なんだか、和葉はいけるような気がしたのだ。
「そっかそっか。ちなみに、最高点は?」
「理科でね、73点だった!!」
「やっぱり理科か」
まぁ、必死に覚えさせたからな。そこそこ取れたようでよかった。
「最低が、英語で3点だった」
「んん?・・・差が凄くないか?」
理科73点で、英語3点?70点も差があるじゃないか。それでよく300点超えたな。
「それじゃあ、約束通り。願い事叶えてくださいね!!」
あぁそっか。そんな話してたなぁ。
「言ってみろ」
僕がそう言うと、和葉は衝撃的なことを言い出した。
「デートしよ!!」
と。




