表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ネッ友がリア友になりました!?  作者: 柴田優生


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

2/4

とんでもなくアホなようです!?

そんなこんなで、ネッ友がリア友になる生活が始まった。なんとも、生きにくいのだ。いやまぁ、現実でも話せるのは嬉しいから良いことなのだが、忘れてはいけない。和葉は、転校生なんだ。そんな転校生とただ頭が良いだけの僕が関係ある事がおかしいのだ。だから、学校では、

「お前あいつとどういう関係なんだ?」

なんていう質問が次々に飛んでくる。それに答えるのも、もうそろそろ飽きてきた。

「だからさぁ、学校ではあんまり関わりたくない」

「でも、それだったら結局ネッ友のままじゃん?だから、進展も必要だと思う」

「もう俺と和葉の関係を答えるのも面倒なんだよ。だから」

「まぁ、大和の事だからそうだろうね。でもね、私も転校生。私の人気はすぐになくなるし、それに1ヶ月も経ったら、みんな私たちの関係に慣れてくるわさ」

「その1ヶ月を耐えたくないんだが」

「そこはもう我慢するしかないじゃない。長男でしょ?」

長男とは言っても、3人姉弟の真ん中なだけな。

「とりあえず、頑張って!!」

「他人事かよ。はぁ、だるい」

勉強にも集中しなきゃいけないってのに。


そういえば思い出したが、今はテスト期間なのだ。そんな期間に和葉は転校してきたわけだが、勉強は大丈夫なんだろうか。聞いた話によると、和葉はアホらしい。都会と田舎でテストの作り方は違うから、そこで多少の差は出てしまっているんだろうが、それでも100点は超えないほどだとか。ずっと450点をキープしてきた僕からしたら不可解な点数すぎる話なのだが、和葉は生憎、勉強が得意でないらしい。

「ねぇねぇ大和」

すると、和葉が話しかけてきた。

洋太ようたくんから聞いたんだけどさ、大和って頭良いんだって?」

「うん。そうだが」

「だったらさ、勉強教えて!!今テスト期間なんでしょ?」

「んー。いいよ。じゃあ、今日の5じくらいに電話かければいいか?」

「いや、どうして?せっかくリアルで会うことになっているんだし、家も近いし。勉強会しようよ」

「俺そういうの苦手なんだよ」

頭のいい人は、意外と誰かと勉強するのは好まない。いや、実際にはわからないが、僕は誰かと勉強をしようなんて思わない。だって、仲のいい人だったら絶対に談笑してしまうし、逆に話したことない人だったら気まずくて集中できないだけだ。

「んー。今日は教える専門で!!」

「えぇー。まぁ、いいかぁ」

普段から予習復習はしてあるし、テストの余裕もある。だからまぁ、1日くらいはいいか。


そんなこんなで、家に招き入れて勉強会を始めた。

「ていうか、頭いいなら言ってくれればよかったのに」

「言ったってお前が頭よくなるわけではないだろ?」

それに、なんか恨まれそうで怖い。

「そうだけどさぁ。まぁ、いいや。勉強始めよ!!」

「ん。わかった。じゃあ、ワーク開いて」

そうして僕は、勉強を教えた。

「ほら、公式を使え」

「あ、えぇ・・・?」

ダメだ。こいつ、相当アホだ。

「一からやるか?」

「うーん。その方がいいかも」

流石に1からとなると、テスト当日までに全部を詰め込めるかはわからないが、でも100点を超えることは少なくとも出来るだろうか。


それから1時間通して勉強をして、

「はぁ~。つかれた」

この1時間で気づいたことは、意外と和葉は勘がいい。天才肌・・・と、言うのか。ひらめきがとにかく鋭いのだ。

「でも、そこそこ出来ていたな」

「ね!!自分でもびっくりしたよ。今までこんなに丸が埋まってるノート見たことない!!」

「成長してるってことじゃねぇか」

この調子なら、十分な点数をとることが出来るぞ。


それからまた、勉強を続けて、

「この1日でめっちゃ頭よくなった気がする!!」

僕でも驚いた。とんでもない成長力だ。

「よく頑張ったな。じゃあ、気分転換に散歩でも行くか?」

「うん。行こう!!」

そうして僕たちは、散歩にでかけた。


「ねぇ大和。私は、頭よくなれるかな?」

「あぁ、なるさ。なるとも。なんなら、今ですらお前は僕よりすごいんだからな」

「え?どうして?」

「僕は、元から頭が良かったが故、大きな成長というのがなかった。精々、点数は上がって10点程度だ。そんな和葉は、今で100点も超えないんだろ?」

「うん。そうだね」

「まだまだ伸び代があるってことだ。大きく成長したら、300点以上は上げることが出来る。そっちの方が余程すごくないか?」

「そうかな?でも、450点代をキープし続ける方が難しいと思うけど」

俺は、もう100点以上の成長を遂げることは出来ないんだ。もし、こいつが僕の点数を超えたら、それは僕以上の成長をしたということだ。

「ちなみになんだけどさ、今まで一番低かった点数って何点なの?」

「たしか、85点だったかな」

「え、高くない!?私のこのまえの合計じゃん」

まぁ、たしかに高くはあるか。でも、本当にあのときの単元は苦手だった。証明?連立方程式・・・?なんだそれ。使う道あるのか?

「なんか、大和の自慢聞いてたら、対抗心出てきた!!じゃあ大和。もし300点超えたらさ、そのときはなにかご褒美ちょうだい?」

「うん。いいよ」

和葉が、決意をしたんだ。それなら僕は、友達として陰で支えてやるとしようか。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ