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ネッ友がリア友になりました!?  作者: 柴田優生


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僕のネッ友は小悪魔です!?

あなたたちには、”ネッ友”という存在がいるだろうか。簡単に説明すると、ネッ友というのは、ネット上で出来た友達のこと。

そんな僕には、ネッ友がいた。

「大和のばーか!!」

・・・。桜本さくらもと 和葉かずは。口が悪く、簡単に言えば、小悪魔的な存在だ。

「バカじゃないし」

「そんなわけない!!」

悪口が、なんともガキらしい。そんなかんじの、ネッ友がいる。うそか本当かはわからないが、聞いた話では中学1年生だそうだ。それは、僕の二つ下。そう、僕は中学3年生の年だ。そんなこんなで、

「年上に対して言うことか」

「ん?もう今更じゃない?これだけ仲良くなって、敬語を使うのも変でしょ」

「ま、まぁ。それはそうだけどさ」

立場が逆転しているんだよ。なんで年下のお前が、僕に対してそんな悪口を言う。

「あ、そういえばそうそう」

と、和葉が言い出して、

「私、大和の地域に引っ越すことになったよ」

と、唐突にとんでもない告白をしたのであった。


それから1週間後、和葉は本当にやってきていた。

「なぁ大和!!1年に転校生来たらしいぞ!!」

ある日、学校に行けばそんな噂を聞き付けた。まさか・・・と思いながらも、弟に名前を聞いてみたら、

「転校生の名前?たしか、桜本和葉って言ってたね」

と、まさかの本当にあいつがやってきたのである。いやいや、なんで?この1週間忙しくなるからって、話すことが出来なかったが故、理由を聞くことが出来なかったのである。

「ねぇねぇそこの君。3年生の夢叶むと 大和やまとっていう子知らない?」

「大和?あぁ、大和ならこいつですよ」

「え、君が大和なの!?ふふーん」

冷や汗が、背中を伝う。こいつが現実で僕に会ったら、何を言ってくるかわかったもんじゃない。

「っていうか、僕大和の弟ですよ」

「あ、そうなの!?たしかに、顔似ている気がする」

「そんなことないですよ」

「あぁ、それでそれで。意外とかっこいいじゃん。大和」

「だ、だまれ」

と言う和葉こそ、案外可愛い・・・!!僕のドタイプなのである。

「ふふーん。現実の可愛い私に惚れちゃった?」

「自意識過剰なやつ・・・」

こんなんが、この学校でやっていけるのか?都会の女子なだけあって、田舎の人間とは気が合わないんじゃないか?

「まぁこれからいろいろ大変になるだろうけど、そのときはよろしくね!!先輩♡」

「都合のいいときに後輩面をするな」

いつもそんなんじゃねぇだろ。


それから、”ネッ友”が”リア友”になる生活が始まった。これまたどこかの運命なのか、和葉の引っ越した家が、たまたま僕のご近所さんなのだ。だから、

「大和!!遊びに来たよ」

放課後、インターホンが鳴り響いたかと思えば、ネッ友の和葉が遊びに来ていた。

「いやなんで来た」

「ん?そりゃあだって。いつも学校からかえったら通話してたじゃん。もう家も近いんだし、そんな必要はないでしょ?」

「そこの問題じゃなくてだな」

「もう細かいことはなんだっていいでしょ!!私はネッ友からリア友に変わったの!!だから、いいでしょ?」

「部屋汚いぞ?」

「そんなの元々知ってる。とにかくいれて!!」

なんで知ってるんだよ。と思いながらも、まぁ別に悪い気は一切しないので、仕方なく家に上げてやることにした。

「おぉー、ここが大和のお部屋かー。ってか、綺麗じゃん」

「そうか?結構汚れてると思うけど」

「いや、私の部屋の方が断然汚かった」

だろうなと思った。正直な気持ちは、和葉と張り合うくらいには汚いと思っていたからな。

「・・・(キョロキョロ)」

「いかがわしい本なんかあるわけないだろ」

「うそ!?男の子ってそういうもんだと思ってた」

こいつは、少々腐女子気味なところがある。だから、そういうシーンの漫画などもよく見てきたと思うし、だから僕の部屋でそういう本がないかを探していたのだ。だが残念、僕は清楚系男子なんだ。そんな本があるわけないだろう。

「ちぇっ、なんかつまんない」

「おもしろさを求めるんじゃない」

「んー。なんか暇だし、この町のことを教えてよ」

「・・・と、言うと?」

「散歩しよ!!」

「散歩かぁ」

昔は好きだったけどな。でも、もうこの町に住んではや15年。さすがに飽きてきたのである。しかしまぁ、土地勘のないこいつには、教えてやった方がいいか。


そうして僕は、町のことをいろいろ紹介していた。

「そこが、ここらでは一番大きいコンビニかな」

「えぇ!?都会のコンビニよりもでかい!!」

田舎あるある。無駄に大きい駐車場、内装も大きいコンビニ。都会あるある。建物が密集しているから、コンビニも田舎ほどの大きさはない。

「へぇー。やっぱ、田舎って自然豊かだよね」

「まぁ、そりゃあな」

僕の町は、古き良き文化が多少残っている町だからな。昔の日本の風景が、少しは楽しめるだろう。

「そろそろ暗くなってくる頃合いだな」

「はやくない?まだ、6時だよ?」

「ここは北の方だからなぁ。日が沈むのもはやいんだよ」

夜の田舎道は、都会に比べてもっと暗いから、早めに帰るとしようか。

「大和ありがとうね。いろいろ教えてくれて」

「うん。いいよ。それじゃあ、また明日」

そう言って、僕たちは別れることにした。


ネッ友が、リア友になる瞬間。もし、あなたのネッ友がリア友になったら、なんて。あなたは考えたことありますか?それは、楽しい生活になる一方で、色々混乱する日常が続くだろう。

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