表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
愛情の行く末  作者: 暦海
9/13

偽らざる本音

 ――それから、四時間ほど経て。



 もうじき日付が変わらんとする夜半の頃。

 自室にて窓の外に皓々と輝く月を眺めながら、ぼんやりともの思いに耽ける私。


 ……今まで、いろんなことがあったなあ。お父さんやお母さん、お姉ちゃんを奪われ独りになった時は、もはや生きる希望なんて見出だせなくて。

 だけど、そんな私を神様は見捨てずにいてくれたみたい。ヨハンと出会って、私は大好きな家族に囲まれていた頃と同じ――いや、きっとそれ以上の幸せに満たされてきた。些か罪悪感を感じないでもないけど……それでも、これが偽らざる本音だ。だから、私は――



 ――ゴンゴンゴン!!


 卒然、扉が荒々しく叩かれる。そして――


「開けなさい!! 今すぐここを開けなさい!!」

「止めるんだアンナ!! 突然どうしたんだ!! 絶対に開けちゃ駄目だよ、ヘレナ!!」


 続いて、扉の音に負けないくらい荒々しげに声を上げるアンナさん。そして、そんな彼女を扉の向こうで必死で止めているであろうヨハンの声。そんな二人の声を聞き届けた私は――



「――こんばんは、ヨハン。アンナさん」



 ――躊躇なく、扉を開いた。










評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ