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新型コロナウィルス感染症についてつらつらと(4)

 元々不定期に書いているのですが、だいぶ間が開きました。その間に緊急事態宣言を解除するだの延長するだので騒ぎ、ワクチン接種が始まってどうしたこうしたで騒ぎ、なかなか騒ぎが収まりませんね。

 作者の妻は総合病院勤務の医療従事者なので、四月から五月にかけてワクチン接種を終えたのですが、その時に面白い話を教えてもらったので紹介。


「医療従事者への接種がなかなか進まない」


 四月半ば頃から頻繁に言われていましたが、妻曰く「当たり前じゃん!」だそうです。

 どういうことかというと……


 妻の勤めている病院は従業員数約五百人。医師、看護師以外の事務職員なども含めた総数です。当たり前ですが、内科医を始めとする医師はたくさんいるので、単純に数だけで言えば一日で全員の接種が可能ですが、一回目の接種が完了するまでにかかった日数は約三週間でした。つまり、一回目がようやく終わる頃、最初の頃に受けた人たちが二回目を迎えるという状況だったそうで。

 どういうことなのかというと……

 総合病院と言うだけあって、入院設備もあり、多くの入院患者を抱えています。となると当然ながら、土日祝日も夜間もかなりの人数が勤務しています。だいたいの目安らしいのですが、平日昼間にいるのは二百人前後、らしいです。そして、それを各部署(科とか病棟階など)ごとに見ると、平均七~八人。ワクチン接種をすると、そのあと三十分程度の経過観察が入りますから、何だかんだ言っても一時間弱の時間がかかってしまう。その間、一人減ってしまった分のフォローをしなければならない……一つの部署からワクチン接種を受けられるのは二人、多くて三人。病院全体で見ると七十~八十人が最大で、シフトによっては二桁を割る日もあったそうで。しかも、二回目接種のスケジュール調整を同時にしなければならないので、結局三週間かかった、と言うことになったそうな。

 新型コロナ感染症の受け入れ優先度の少ない病院と言うことで、通常の医療体制を維持することが求められると、どうしてもワクチン接種のスピードはこうなってしまう、と言うわけ。

 医療機関によって事情は異なるでしょうが、医療体制を維持しつつ、と言うことを考えると、だいたいそんな感じになるんじゃ無い?とのことでした。


 なんか納得しちゃった。


 同時に、そんなことは一切報じられていないというのが何だかな、でした。


 さて、作者の会社でもグループ会社としての職域接種が始まりました。が、場所が遠いし、公共交通機関が割と不便な場所だったりする――大きな通りがあるので車で行けば、と思いきや駐車場が無い――ので、見送りました。

 しばらく待てば、市の接種が始まるし、そのときは歩いて行ける距離で受けられるし、何よりも、


「何かあったときのご家族の連絡先は?」

「ここです」


 と言うやりとりがしたいのです。

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