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生成AIについて考えた

 さて2026年になりました。今年はどんな年になるでしょうか。

 2025年、作者は生成AIに振り回されながら仕事をしてました。具体的には……


「○○という生成AIを使いたい」

「△△という生成AI、使ってもいい?」


 といった感じに。

 振り返ってみると、2025年の一年間で生成AIはものすごく進歩したな、と思います。具体的には動画の生成がすごかったかな、と。一年前くらいは「一応見れなくもない動画」がせいぜいだったのが、今では「所々突っ込みはあるけど、まあまあなめらかな動画」を生成しています。このまま行くと……やめておきましょう。

 さて、小説家になろうではなく別サイトですが、生成AIをタグに追加するように、なんてのが規約に追加されたとか何とか。実際に生成AIで小説を書いて投稿していたとのことで、毎日数十本というペースだったそうで、正直な感想は一言。


「すげーなー」


 ちなみに作者も「生成AIだとどんな小説を書くのだろうか」と試してみたのですが、全然ダメでした。なんて言うか、「AIで作りました」感が拭えない文章が出てきて、そのままではちょっと読みづらい。あと、かなりいい加減で、「おいおい」とツッコミを入れざるを得ない感じ。

 何しろ、主人公をはじめとする登場人物の名前はコロコロ変わります。最初に「田中」と指示していたのにいつの間にか「佐藤」になっていたり、性別も男女が頻繁に変わったり。さらに言うと、四、五人が入り乱れるような場面だと完全に破綻しました。会話が成立しないというか、誰が何をしているのかさっぱりな文章が。多分、プロンプトに相当丁寧な指示――しかも長文――を指定しないとまともな文章にならないんだろうな。そう考えて長いプロンプトを入れてみたところ、まあまあな感じの文章を出してくるのですが、それでもAIっぽさは全く抜けず。そして油断するとすぐに文章が破綻するのでズッと長文プロンプトを書き続けなければならない。

 ぶっちゃけ、自分で普通に書いた方が楽、という結論になりました。登場人物の名前を考えるくらいはやらせても良さそうですね。


「ファンタジー世界で、貴族っぽい名前を考えて。女王様気質の悪役令嬢の名前を」


 割とそれっぽい(・・・・・)名前を考えてくれます。まあ、悪役令嬢ものなんて書くつもりはないのですが。

 IT界隈だと、プログラムを書くのもAIにやらせるというのが流行り始めてますが、これはこれでまた問題が。

 某企業のトップが「もう人間がプログラムを書く必要はなくなった」などと発言し、世界中から「それはない」という突っ込みが入ったりしてますが、実際のところどうなのか。

 まず、世間一般での使用感は、こんな感じらしいです。


「点数をつけるなら三十点~六十点くらい」

「悪くはないが良くもない」

「単純なコードなら楽はできるが、凝ったことをさせると破綻する」

「効率の良いコードは書いてくれない」


 作者も実際に使ってみました。

 まずはC++で、とある処理をさせようとしてみました。

 ぶっちゃけ、APIのリファレンスを見てもさっぱりわからなかったので、書かせてみようと。

 コンパイルすら通らなかった。

 そして何とかコンパイルが通るように手直しさせて動かした結果……思ったように動かず。

 結局APIのリファレンスの日本語訳ではなく、英語原文のサイトへ移って、自分で読んだ結果、APIに渡すパラメータがそもそも違うという結果に。日本語訳も公式サイトなんだけどな……

そんなことが数回。

 そして最近、PCとは全く違う環境で動かす、今まで触ったことのない言語でのプログラムに挑戦し、AIに書かせた結果は……

まず、コンパイルが通らないのはデフォルトでした。

 ただ、コンパイルエラーの理由がわからなかったので、AIに修正を指示した結果、「このように修正してください」と出てきたコードは元のままでした。

 SDKのリファレンス――説明がほとんどないので英語原文のままでもわかりづらい――に加え、ユーザ同士の情報交換・質問掲示板も検索してようやくなんとか動くようになり……という感じでした。

 まあ、どちらの例も、ちょっと変わったことをさせてみようとした結果がこうだった、ということなので生成AI自体にはあまり非はないのかな、と思ってます。

 ぶっちゃけ、生成AIって、ネットをはじめとする色々な情報ソースを検索してつなぎ合わせて回答を生成しているだけで、ゼロから何かを生み出しているわけではないのだから仕方ない、と。

 さらにプログラムを書かせる場合、大変なのがテスト。

 人間が書いている場合、「ここが肝だよね」というのが目星がつくのでテストデータの用意がしやすい――いわばホワイトボックステストがやりやすい――のですが、AIに書かせた場合、どこでどんなコードにしているかわからないので、仕様書ベースのテスト――つまりブラックボックステスト――しかできない、と。

 こう書くと、


「仕様書に書かれてるとおりのパターンでテストすればいいのでは?」


 となりがちですが、実際には色々あるのです。

 例えばDBからデータを取り出してくるという場合、DBとの接続がいきなり切れてしまうというのはよくあることです。そんなバカなと思うかも知れませんが、DBサーバが物理的に障害を起こして止まってしまうとか、ネットワークが切れてしまうとか。そういうときにキチンとエラー処理をするように普通は書くのですが、生成AIがそこまで書いているかは……というわけで。

 そんなわけで生成AIによるコーディングが進歩し続ける一方で、テストをどうやってやるかで頭を悩ませるのがコの業界。なかなか楽をできないものなんだと痛感。

 そんな生成AIですが、テキスト生成に関しては2026年が一つの壁になるんだとか。何でも情報ソースにするための元データの取り込みが加速していて、2026年中に取り込ませる元データがなくなるんだとか。そうなったときに次はどうなるのか、ちょっと楽しみですね。

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― 新着の感想 ―
今のAIって結局ちょっとだけ高級な人工無能ですしおすし。
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