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いつだって恋する女神と一緒なら救えない世界はない  作者: おつかれ
第3章 オクシデントの世界
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許されざる投稿

「何かあったら言ってくれ。お前たちを助ける。」


エビルが言うと、エミアは少しだけ微笑んだ。「ありがとう。でも、私たちがすべてを決める。」


その言葉に、僕はしっかりと頷き、彼女とエビルを前に進ませた。今、世界の命運が僕たちの手にかかっている。何が待ち受けているのか分からないが、全力で戦い抜く覚悟を決めた。


歩を進める中、異界の力が濃くなり、空気がどこか歪んでいるのを感じる。僕たちの周りの風景も、だんだんと現実感を失い始めていた。木々の葉が不自然に揺れ、空の色が不穏に変わり、異次元からの干渉が強くなっている証拠だ。


「もうすぐ、あいつの気配が近づいてくる」エミアが冷静に言うと、エビルも慎重に周囲を警戒し始める。


「エクシェが向かっている場所に、異界のゲートが開いているはずだ。その場所を突き止め、そこから異界との接触を断つ。これが私たちの唯一の方法だ」エミアは言葉を選ぶように、力強く言った。


僕はそれに答えながら、視線を巡らせた。異界と現実の境界がどんどん曖昧になっていく。何もない空間に、歪んだ光の波が立ち、時折、何かが見え隠れする。そんな異常があちこちに現れ、僕たちの前に立ちはだかっている。


「見ろ、あれだ。」エビルが指差した先に、ぼんやりとした黒い影が浮かんでいる。無数の歪みを伴いながら、次第にその形が大きくなる。


それは、まさに異界とのゲートのようだった。異次元の力が流れ込んでいる、そんな気配を感じる。


「異界のゲートだ。」エミアの声には、焦りと冷静さが入り混じっている。「このゲートが開いている限り、エクシェの力は増幅し続ける。何もかもが崩れ始める前に、私たちがその力を封じなければならない。」


「分かっている。でも、問題はそのゲートの中だ」エビルが言う。「エクシェが復活しているその場所に行かない限り、すべてが無駄になるかもしれない。」


「そうだな。」僕は答える。「でも、もしゲートがこのまま開き続けたら、異界の力がどんどん現実に干渉してくる。放置しておけない。」


エビルはふと空を見上げ、その表情を一瞬、硬直させた。「それなら、さっさと行動を起こすしかないな。」


その言葉に、僕たちは異界のゲートに向かって歩き出した。気を引き締め、前進する。足元は不安定で、地面が時折震えるように感じるが、それでも進まなければならない。


ゲートに近づくにつれて、その歪みがますます強くなり、まるで現実の空間が引き裂かれているかのように、目の前の空間がぐにゃりと歪む。異界の力が直接影響を及ぼしているのだろう。背筋が寒くなるのを感じながら、僕は息を呑んだ。


「近づいてきた。」エミアの声が冷静に響く。「あれが、異界への入口だ。」


「準備はできているか?」エビルが低い声で問う。


「当然だ。」エミアは力強く頷くと、僕に向かって軽く目を見開いた。「この瞬間から、すべてが決まるわ。もしも、ゲートを閉じるために力を使い果たしてしまったとしても、私は必ずその先を見届ける。」


その言葉に、僕は心の中で力強く誓った。どんなことがあっても、この戦いを終わらせる。そして、彼女を守る。そのために、僕は全力を尽くす。


ゲートに到達する寸前、僕たちはその異常な力に圧倒されながらも、動き続けた。空気がひんやりと冷たく、呼吸が重くなる。異界の力がそのまま身体に流れ込んできているような感覚に、心臓が速く鼓動を打つ。


「もうすぐだ。」エミアが静かに呟いた。その声に、僕たちは一層身構えた。


次の瞬間、空間が歪み、目の前に浮かび上がったのは、エクシェの姿だった。無数の異形の影が、彼の周囲を取り囲み、渦巻くように動いている。その顔は、かつての姿をほとんど失い、まるで死者のように冷たく、そして恐ろしい。


「ようこそ、異界の者たち。」エクシェが低く、耳に響くような声で言った。「お前たちがどれほど力を尽くしても、もう遅い。異界はすでに現実の世界に入り込んでいる。私の力で、全てが変わるのだ。」


その言葉に、エミアの顔が硬直した。「いけない、エクシェを倒さなければ、このゲートは閉じない。」


エビルが鋭い眼光を放ちながら言った。「さあ、行くぞ。」


それが合図となり、僕たちは一斉に動き出した。異界の力に身を任せつつ、全力でエクシェに立ち向かう覚悟を決めて。

実験的です。

読んだあとに、書き直します。

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