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いつだって恋する女神と一緒なら救えない世界はない  作者: おつかれ
第3章 オクシデントの世界
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45話 outエーテル in異法

僕は倒れ込む少女をなんとか抱え込むと、ゆっくりと地面に横たえた。

体は傷だらけで血や泥で濡れており、ローブは穴だらけ。腹部に致命傷を負っているのか、血が溢れ続けており、見えてはいけない臓器が目に入った。だが、脈は触れていて、首元の動きから呼吸はまだ止まっていないのがわかる。


僕は急いで、治癒エーテル"トランスフュージョン"を詠唱し、少女の傷を癒そうとするも傷口が塞がったと思うとすぐに裂け、出血。それを繰り返した。


「僕ではダメだ。エビル、なんとかできない?」


「私が?なぜ?それにここでは使えな、、」


「いいから、早く!」


エビルは頭を掻きながら、うーん、仕方ないなと

というと異法"第108番!やすらぎ"を造形させた。

それは黄色く眩い光で、少女全体を覆うと傷口の出血は緩やかになっていく。


「エビル!すごいよ!」

僕は嬉しくなってエビルの方を見たが、

「異法が使える、、??」

エビルは不思議そうにその様子を眺めていた。


僕はやったね!と呆けてるエビルの肩を叩くと、彼女はハッとなってこっちを見た。


「、、、いや、まあいいか。それより、こんな偽善的な施しをして何の意味があるんだ?」


「偽善的だって?偽善って言葉は善意を手段で使う人から生まれたんだよ」


エビルはフッと鼻で笑った。


「何を言ってる、、。この先、死にゆくものを見る度に同じことをするつもりか?」


「当たり前だよ。自分たちの能力が及ぶのなら、誰だって同じことをするさ」


「頭の中がお花畑なのか?」


「それが人間だろう、、ところでこの少女は?」

少女の身体が回復するにつれて光は弱まり、腹部の傷口が塞がると消失した。

だが、少女の意識はまだ戻らなかった。


エビルは彼女の首飾りを手に取る。髪をかき分けると、先の尖った耳。


「見ろ、耳の形状が違うだろ。魔人だな、しかも高位階級だ」


エビルは、これは魔法具でかなりの年季物。人間が装飾するには強力すぎる代物だと。


「魔人?あの方角から吹き飛ばされたってこと、、?」


僕は薙ぎ倒された木々の先を見た。


「ああ、多分あっちにセプテン公国があるのだろうな。あの国はたしか魔領国家だ」


「ということは、この少女は異界軍に、、」

「あなた達は一体」


いつのまにか治癒された少女は目を覚まし、こちらの方を向いていた。

すんません、1000文字でした。


108...善悪の彼岸より

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