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24話 対峙

戦いが分かりづらいので、そのうちやり直しま

二人の存在者。

背丈はジャッジよりも高く、頑強な肉体、頭部は頭巾で覆われており、纏う闇は底が知れず。

並ぶ少女。顔は幼いが無邪気に笑うその表情とは裏腹に、伝わる邪悪さは無数の屍の上に成り立つもの。


'あいつは軍神と知神の間の子だな!'


少女が前に出る。杖を頭上に持ち上げると、闇夜から無数の星が降り注いだ。

ジャッジは"主よ人の望みの城壁よ"を存在されるも、流星を受け止められずに瓦解、降りかかる星屑は大槍をふるって打ち砕く。反転、すぐに攻性エーテル"ハンニバル"を存在させると少女に向かって解き放つ。"ハンニバル"の強烈な豪炎は周囲の闇を吹き飛ばしながら螺旋状に突き進んだ。


威力は図りしれず、少女は'ひぇ~'と後退、闇の存在者は両手に闇をまとわせると、"ハンニバル"を受け止めた。だが、威力は衰えず、あまりの熱風に少女を彼方に吹き飛ばす。まとった闇は焼かれ、威力を抑えることができず、豪炎に包まれた。


ジャッジは追撃の構えを見せると大槍を突き出し、聖なる光線を射出。光線は闇の存在者の身体に貫通すると、周囲の闇が晴れた。


燃え上がる炎が鎮まり、ジャッジは近づくと驚愕した。そこには捻じ曲げられた時空があり、闇の存在者の姿はなく、代わりに無惨な姿の人の子が残っていた。

全身は焦げており腹部は大きく開いていた。にも関わらず、微かに体は震えており息はあり、口元は何かを呟いていた。


"これは一体…"

青ざめた表情から一転、急いで治癒エーテル"トランスフュージョン"を詠唱、人の子は朽ち果てた姿から徐々に肉体を取り戻していった。

攻性エーテルは偉大な軍人名からです

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