始まり
五年前僕は勇者に選ばれた、四人目の勇者だ。
その前の3人は全員敗れ去った。
一番最初の勇者は、剣術が凄く魔法も使えた。
強く勇ましく、誰もが魔王を倒すと疑わず信じた。
だが魔王は強く倒す事は叶わなかった。
二人目は魔法に特化した勇者
その魔力は凄まじかった、だがそれでも魔王には叶わなかった。
三人目は、前の二人の勇者より剣術も魔力も凄まじかった。
人々はあぁ、今度こそ魔王を倒し平穏が訪れると思っていた。
だが、魔王の元にたどり着く前に狂ってしまった。
いきなり発狂し仲間を全員殺し、街を一つ破壊して自害した。
そして四人の僕
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「どうしたんですか?そんな黄昏た顔して?」
「そうだぞ!明日はついに魔王を倒す時なんだからな!」
「シャキッとしなさい!」
僕はボーっとした頭で仲間を見渡す
僧侶のフラン・トルア
戦士のアイド・ラルク
魔法使いのソーニャ・マグド
「あぁ、ごめん…ちょっと考え事しててさ…大丈夫だよ」
「明日の事考えるとちょっと緊張しちゃって」
「あーまぁそうだよな何たって歴代勇者が誰一人叶わなかった魔王だしな」
「最弱の僕で良かったのかって…」
「何言ってんのよ、今まで頑張って来たじゃない」
「そうですよ、確かに歴代の勇者様は惜しくも敗れてしまいましたが今まで努力して歴代勇者様に負けないくらい強くなったじゃないですか!」
「う、うん…」
「ほら!もう寝るぞ!明日に備えて体力回復だ!」
「そうだね、今日は僕が最初に見張りするからみんな休んでてよ」
その後勇者が先に休まないでどうするんだっ!ってアイドに怒られたが何とか見張り番をする事に決まった。
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僕は皆が寝た後に一人考えていた。
フランは歴代勇者に負けないぐらい強くなったと言ったが僕はそうは思わない。
僕は最弱の勇者
この事実は変わらないだろう。
今まで何回も言われた事実
あぁ何であんなのが勇者なんだよ。
剣術も魔法も中途半端
次の勇者に期待だな…
一体いつまでかかってるんだよ
何度も言われた言葉の数々
他の勇者は一年もかからずに魔王の前まで行ったのに僕だけは5年かかった。
弱いからだ。
そんなネガティブな事を考え夜を明かした。
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次の日僕達は魔王に敗れた




