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3度の空席で、婚約者殿のお席を消しました

作者: 夢見叶
掲載日:2026/04/28

「シャルロッテ、ジゼルが今夜も倒れたんだ。君の席を、譲ってくれ」


王宮儀典局・上席席次官補佐のシャルロッテ・ヴェルダンディは、ティーカップを置く手を止めなかった。


これで3度目の、まったく同じ台詞である。


「アレクシス様」


「ああ」


「先月、ジゼル様は王太子殿下主催の鹿狩り大会で、馬を3頭、乗り潰されたと、お聞きいたしました」


「……それは、その日は調子が良かったのだ」


「先々週、ヴァーゲン伯爵家の夜会では、ワルツを12曲、続けて踊られたとも」


「……たまたま、踊れる体調だったのだ」


「先週、サロン・ド・リリアの茶会では、5段積みのマカロン塔を完食された後、紅茶のお代わりを、4杯」


「シャルロッテ。君は、なぜ他家の茶会の献立まで、把握しているのだ」


シャルロッテは、ようやくカップから指を離した。


「儀典局の業務にございます。王太子殿下主催の催事の出席者名簿は、すべて当局を通過いたしますので」


アレクシス・シュタイン伯爵令息は、その秀麗な顔を、曇らせた。


「君は、優しさが、足りない」


「左様にございますか」


「ジゼルは、本当に、心が、弱いのだ。だから、優しい場所に身を置かないと、息ができない。──そういう、病だ」


「5段積みのマカロン塔を完食できる病名を、わたくしは、存じ上げません」


「……」


「念のため、申し上げます。性格の話ではなく、消化器の話です」


シャルロッテは、テーブルの端に重ねていた書類を、指で1枚、揃え直した。


「アレクシス様。本日、王宮春会の招待状を、発送いたしました。当局の規程上、招待状は宛名人ご本人にのみ発行され、他者に譲渡することは、できません」


「だから、その規程を、君が、なんとかしてくれと言っている」


「承知いたしました」


伯爵令息の顔が、ぱっと明るくなった。


「では、本日の貴方様のお席を、空席として処理いたします」


明るくなった顔が、そのまま、固まった。


「──待て。空席?」


「『出席を辞退する』のではなく、『空席のまま放置する』。これは儀典局の業務分類上、まったく異なる処理になります。前者は次回への影響なし。後者は、儀典局規程・席次規程第19条の対象となります」


「だから、それを、なんとかしてくれと」


「いいえ。なんとかいたしませんわ」


シャルロッテは、ようやく、ほんのわずかに、微笑んだ。


「すでに、3度目です。アレクシス様」


伯爵令息は、ようやく、何かを察した顔をした。


「……3度目?」


「席次規程第19条。『招待状の宛名人が3度連続で当該席を辞退した場合、当該年度の王宮行事名簿より、自動的にその者の名前を削除する』──本日、その3度目の空席を、わたくしの手で、記録いたします」


ちなみに、シャルロッテは、最初から、すべての証拠を、保存していた。




  ◇  ◇  ◇




王宮儀典局は、王宮3階の北棟にある、地味な部屋である。


地味な部屋に、地味な机がある。


地味な机の前に、シャルロッテの直属の上司、ノエ・ファルケンハイト公爵令息が、座っている。


歴代最年少で、王宮儀典局・上席席次官に就任した男である。


21歳。


本日もまた、彼は、王宮春会の席次表を眺めて、無表情のまま、ペンを置いていた。


「ヴェルダンディ嬢」


「はい、上席」


「シュタイン伯爵令息の本日の処理ですが」


「席次規程第19条、第3項、自動削除手続きを、すでに開始いたしました」


「あなたが、ご自身の婚約者殿の名前を、ご自身の手で、削除を?」


「規程上、補佐官が処理することになっておりますので」


ノエ上席は、ペンを取り、ペンを置き、もう1度、ペンを取った。


シャルロッテは、その手元を、見ないふりをした。


「ヴェルダンディ嬢」


「はい」


「あなたは、書類に署名なさるとき、必ず1度ペンを置き、もう1度、持ち直されますね」


「──は?」


「気付かれましたか? 3度に1度、貴女はそうなさる。1度目に書こうとした名前を、書き直しているのだと、私は思っております」


シャルロッテは、ペンを、置こうとして、止めた。


「上席。それは、業務上の」


「業務上の観察にございます」


「左様にございますか」


「左様にございます」


2人とも、無表情である。


ノエ上席は、新しい書類を、シャルロッテに、差し出した。


「除名処理書です。副署を、お願いいたします」


シャルロッテは、その書類の宛名欄に、ゆっくりとペンを走らせた。


『アレクシス・シュタイン伯爵令息殿』


書類の宛名を、書く。


それが、彼女の、仕事だった。


ただ、今までは、招待のために書いていた。


そして、今、初めて、削除のために、書いていた。


ペンを置き、もう1度持ち直し、副署した。


ノエ上席は、その副署を、まじまじと、見つめた。


「……ヴェルダンディ嬢」


「はい」


「副署が、いつもより、1画、長うございます」


「気のせいにございます」


「左様にございますか」


「左様にございます」


2人とも、無表情のままである。




  ◇  ◇  ◇




「上席席次官、業務報告です」


ヴィルヘルム書記官、60歳、老眼鏡。


王宮儀典局に35年勤続している、生ける席次台帳である。


「ヴィルヘルム」


「アレクシス・シュタイン伯爵令息殿の名簿削除につき、ご報告申し上げます」


「報告を」


「王宮春会名簿より、削除完了」


「うむ」


「夏の園遊会名簿より、自動連携削除完了」


「うむ」


「秋の収穫祭名簿より、自動連携削除完了」


「うむ」


「冬の王太子殿下御生誕祭名簿より、自動連携削除完了」


「うむ」


「──そして、王太子殿下側近見習い、年次更新名簿より、自動連携削除、完了」


ノエ上席は、ペンを、ようやく1度だけ、置いた。


シャルロッテは、書類から、目を上げた。


「ヴィルヘルム書記官」


「はい、ヴェルダンディ嬢」


「最後の1件は、儀典局の規程ではないのでは?」


「左様にございます。王宮職位規程第32条、『年次の王宮行事への出席を3度連続で辞退した者は、当該職位の年次更新審査において、欠勤とみなされる』」


「…………」


「アレクシス・シュタイン伯爵令息殿は、本年度、年次更新審査を、本日付で、不通過になられました」


ヴィルヘルム書記官は、書類の束を、机に置いた。


「業務外でしたら、お話を変えますが」


「業務内です」


「では、続けます。ご当人様は、明朝、儀典局へ抗議に参られる予定にございます。すでに、先触れが、届いております」


「ご苦労」


「では、わたくしは、抗議文の事前査閲業務に、戻ります」


ヴィルヘルム書記官は、抗議文を、すでに、事前査閲していた。


王宮儀典局は、すべての異議申立を、書面到達の3日前から、把握する。


それが、地味な部屋の、地味な業務だった。




  ◇  ◇  ◇




翌朝、儀典局の応接間に、アレクシス・シュタインが、現れた。


顔色は、夜会のときよりも蒼白で、髪が、片側だけ、寝癖で立っていた。


「シャルロッテ! どういうことだ!」


「お伺いいたします」


「王太子殿下の側近見習いから、私の名前が、消えていた! 何かの、間違いだろう!」


「いいえ、規程通りの処理です」


「規程?」


「王宮職位規程第32条。先ほど、ヴィルヘルム書記官より、ご説明があったかと」


「私は説明など、聞いていない!」


「書面はすでに、ご自宅に送付済みです。本日付で、受理サインをいただいております」


「…………」


「ご令妹のジゼル様が、貴方様のサインを偽造されては、おられません。先ほど、筆跡鑑定済みです」


シャルロッテは、テーブルの端に、書類を1枚、置いた。


『出席辞退届』、3通。


すべてに、アレクシスの自筆署名がある。


「貴方様は、3度、ご自身の手で、ご自身の席を、辞退なさいました」


「それは、ジゼルのために!」


「規程は、辞退の理由を、問いません」


「シャルロッテ! 君は、私の婚約者ではないのか! どうして、助けてくれない!」


シャルロッテは、ようやく、ペンを置いた。


「アレクシス様」


「なんだ」


「わたくしは、貴方様の婚約者であって、王宮儀典局の規程では、ございません」


「……は?」


「儀典局の規程は、儀典局が運用いたします。婚約者は、婚約者を、運用いたします」


「言っている意味が」


「──婚約も、本日付で、解消とさせていただきます」


応接間の扉が、ノックされた。


ヴィルヘルム書記官の声が、した。


「失礼いたします。書記官、業務報告です」


「お入り」


「ヴェルダンディ侯爵家より、シュタイン伯爵家への婚約解消申立書、ただいま、受理いたしました」


「ご苦労」


「写しを、シュタイン伯爵令息殿にも、お渡し申し上げます」


ヴィルヘルム書記官は、アレクシスに、丁寧に、書類を1枚、差し出した。


書類の宛名は、『アレクシス・シュタイン伯爵令息殿』。


書いたのは、もちろん、シャルロッテ、だった。


「…………」


「業務外でしたら、お声がけ、くださいませ」


ヴィルヘルム書記官は、退室した。


応接間に、アレクシスとシャルロッテだけが、残された。


アレクシスは、震える声で、言った。


「……ジゼルは、本当に、心が、弱いのだ」


「左様にございますか」


「だから、私が、優しく、しないと」


「アレクシス様」


「なんだ」


「ジゼル様は、先月、わたくしのもとへ、参られました」


「……?」


「『アレクシス様の過剰なお優しさが、苦しゅうございます。お席を譲られるのも、お部屋に押しかけられるのも、迷惑です。どうにかしていただけませんか』──と」


「…………」


「ジゼル様は、ご自身の意思で、グラフ侯爵家のレオン・グラフ侯爵令息様と、婚約をなさいました。本日付です」


「……」


「貴方様の『優しさ』は、ご本人にも、わたくしにも、不要、でした」


アレクシスの寝癖が、ようやく、力なく、垂れた。




  ◇  ◇  ◇




儀典局の自席に戻ったシャルロッテに、ノエ上席が、書類を1枚、差し出した。


「ヴェルダンディ嬢」


「はい、上席」


「春会の席次表、再構成のご依頼です」


「承知いたしました」


「アレクシス・シュタイン伯爵令息殿の隣席が、空席となっております。代理出席者を、選定願います」


「規程上、隣席は、当該席の宛名人の関係者が、優先されます」


「左様。あなたの関係者が」


シャルロッテは、ペンを、置いた。


「上席。先ほどの婚約解消の処理により、わたくしには、現時点、関係者がございません」


「──そう、来ましたか」


「は?」


「では、私の隣席を、貴女の隣席として、再登録いたします」


ノエ上席は、無表情のまま、別の書類を、取り出した。


「上席席次官の隣席は、規程上、上席席次官補佐の席です。本年度より、運用変更いたしました」


「……それは、いつから」


「本日、ただいま、運用変更いたしました」


「上席。それは、私的なご運用では」


「業務上のご運用にございます」


「具体的に、どのような業務上の理由が」


「補佐官が、補佐対象の隣にいることが、業務効率上、最適だからです」


「…………」


「──異論は?」


シャルロッテは、ペンを置き、もう1度、持ち直した。


ノエ上席は、その動作を、見つめていた。


「ヴェルダンディ嬢」


「はい」


「貴女は、22歳の冬から、ここに、いらっしゃる」


「左様にございます」


「最初の冬、貴女は、廊下で、本を抱えすぎて、転びかけられました」


「──は?」


「私が、その本を、1冊だけ先に、2階の自席に、運んでおきました」


「…………」


「貴女は、それに気付かないまま、ご自身の腕の中の本の冊数だけで、執務室に、入られました」


「…………」


「気付かれませんでしたか」


「気付きませんでした」


「左様ですか」


ノエ上席は、ペンを置いた。


「貴女は、雨の夕方、必ず退庁時刻を一刻早めようと、なさる。けれど、必ず、インク瓶の栓を、お確かめになる。その日は、栓が緩いことがあるからです。──私が、わざと、緩めておきますので」


「…………」


「貴女が、忘れ物をなさらないように」


シャルロッテは、ペンを、握ったまま、止めていた。


「貴女は、招待状の宛名を書くとき、宛名の前に、必ず、その方の昨年の出席日数を、頭の中で、確認なさる。確認している間、ペンを1度、宙で止められる。私は、その3秒の間、貴女の手元を、見つめてまいりました」


「上席」


「はい」


「それは、業務上の」


「業務上の観察にございます」


「上席」


「はい」


「──それは、観察と申します以上に、別の語に近いように、わたくしには、思われます」


「左様ですか」


「左様にございます」


ノエ上席は、ペンを置き、立ち上がり、応接卓まで歩いて、もう1度、書類を取った。


そして、その書類を、シャルロッテの机に、置いた。


『婚約申込書』。


宛名は、『シャルロッテ・ヴェルダンディ嬢』。


書類の隅、署名欄に、すでに、ノエ上席の署名があった。


「業務上のご提案にございます」


「…………」


「副署を、いただけますか」


シャルロッテは、ペンを、握ったまま、しばらく、書類を、見つめていた。


そして、ようやく、口を、開いた。


「上席」


「はい」


「わたくしは、ずっと」


「はい」


「自分以外の方の宛名ばかりを、書いてまいりました」


「存じ上げております」


「自分の名前は、書類の最後の隅、署名欄にだけ、書いてまいりました」


「左様にございます」


シャルロッテの声が、ほんのわずかに、揺れた。


「──ずっと、誰かに、わたくしの名前を、書類の宛名欄に、書いてほしかった、のかもしれません」


ノエ上席の指が、書類の上で、止まった。


「ずっと、誰かに、わたくしの席を、書いてほしかった」


「…………」


「今日、初めて、それを、申し上げました」


応接間の窓から、春の光が、差した。


ノエ上席は、しばらく、無表情のまま、立っていた。


それから、ようやく、ペンを取り、書類の宛名欄を、もう1度、指で、なぞった。


「ヴェルダンディ嬢」


「はい」


「これからは、貴女の宛名を、私が、書いて、参ります」


「…………」


「毎年、春会の招待状は、私の名前で、貴女宛てに、お送り、申し上げます」


「…………」


「毎年、宛名を確認するために、ペンを3秒、宙で、止めましょう」


シャルロッテは、ペンを、置いた。


そして、もう1度、ペンを、持ち直した。


書類の副署欄に、ペンを、走らせた。


『シャルロッテ・ヴェルダンディ』


副署が、いつもより、1画、長くなった。


ノエ上席は、その副署を、まじまじと、見つめた。


「ヴェルダンディ嬢」


「はい」


「副署が、いつもより、1画、長うございます」


「気のせいにございます」


「左様にございますか」


「左様にございます」


2人とも、無表情のままで、頬だけが、わずかに、赤く、なっていた。




  ◇  ◇  ◇




応接間の扉が、ノックされた。


「失礼いたします」


ヴィルヘルム書記官、60歳、老眼鏡。


「上席席次官、業務報告です」


「うむ」


「ヴェルダンディ侯爵家より、ファルケンハイト公爵家への婚約申込書、ただいま、儀典局窓口にて、受理いたしました」


「ご苦労」


「写しを、ご当事者両名にも、お届け申し上げます」


ヴィルヘルム書記官は、シャルロッテに、書類の写しを、丁寧に、差し出した。


書類の宛名は、『シャルロッテ・ヴェルダンディ嬢』。


書いたのは、ノエ上席、だった。


「ヴェルダンディ嬢、僭越ながら、ひとつ、業務上のご報告がございます」


「はい」


「書類の宛名の『シャルロッテ』の『シ』、いつもより、1画、長うございます」


「…………」


「上席席次官の筆跡として、極めて稀有な事例にございます。35年の在職中、初の事例にございます」


「…………」


「業務外でしたら、お話を変えますが」


ノエ上席は、ペンを取って、書類を、ヴィルヘルムから、取り戻した。


「ヴィルヘルム」


「はい」


「業務外、であろう」


「左様にございます」


「では、退室を」


「承知いたしました」


ヴィルヘルム書記官は、深く、丁寧に、礼をした。


そして、退室の際に、もう1度だけ、振り返って、言った。


「ご両名様」


「うむ」


「来年度の春会の隣席、ご両名で予約済みとして、本日付で、確定登録いたします」


「ご苦労」


「──そして、来年の春までに、もうひとつ、お席を増やすご予定があれば、早めに、ご一報、くださいませ」


ノエ上席が、ペンを、取り落とした。


シャルロッテが、ペンを、取り落とした。


ヴィルヘルム書記官は、丁寧に、退室した。




  ◇  ◇  ◇




数日後、王宮の書類室の隅で、ノエ上席は、1枚の書類を、暖炉に近づけた。


『アレクシス・シュタイン伯爵令息殿、年次更新審査不通過通知』。


書類の宛名は、シャルロッテが、ペンを置き、もう1度、持ち直して、書いたものだった。


ノエ上席は、しばらく、その宛名を、見つめてから、ぽつりと、言った。


「席次は、人を、殺さない」


そして、書類を、暖炉に、くべた。


火が、書類を、ゆっくりと、舐めた。


「──ただ、貴方様には、貴方様の席を、貴方様の手で、消していただきました。儀典局の業務として」


紙が、灰になった。


ノエ上席は、紙の灰を、手のひらに、すくい、暖炉の前に、残した。


そして、ぽつりと、もうひと言、付け加えた。


「業務外で、申し上げます。──ざまぁ、にございます」


無表情のまま、暖炉の火だけが、わずかに、揺れていた。




  ◇  ◇  ◇




1年後の、王宮春会の前日、儀典局の自席で、シャルロッテは、1通の招待状の宛名を、確認していた。


『シャルロッテ・ファルケンハイト公爵令夫人へ』


宛名は、夫の筆である。


夫は、宛名を書くとき、ペンを3秒、宙で止めた、のだろう。


『シャルロッテ』の『シ』が、いつもより、1画、長かった。


夫は、隣の自席で、別の書類の宛名を、書いていた。


シャルロッテは、ペンを、置き、もう1度、持ち直し、夫の方を、見た。


「上席」


「はい」


「業務上のご提案にございます」


「うかがいます」


「来年度の春会の席次表、ご両名の隣席を、もうひとつ、増やすことを、ご検討いただけますでしょうか」


夫の手元で、ペンが、宙で、止まった。


3秒、止まっていた。


シャルロッテは、ペンを、差し出した。


「──ペンを、お貸し願えますか。今度は、わたくしが、あなたの招待状の宛名を、書く番、ですから」


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