4話①:採取
「疲れたー、ただいまー!」
今日は珍しく早く帰ってこいと言われたから少し急いでしまったが…
「あら、おかえりなさい舞華」
別に焦っているようには見えない。少しソワソワしてるようには思えるけど
「今日早く帰ってきてって言ってたけどどうしたの?」
単刀直入に聞いてみる。そっちの方が早そうだ
「あ、え!?いや、特に何かある訳じゃないのよ、大丈夫。もう済んだから」
目に見えるように動揺してるな…分かりやす
「なにか隠してるでしょ、正直に教えてよ」
「ほんとに何も無いのよ」
はあ、こうなったらどんなに粘っても教えてくれないからなぁ。とりあえず今は諦めるか
「とりあえず、風呂入っちゃいなさい。あと宿題も」
「はーい」
そうして、自身を磨くための場所に向かうのであった。
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「お腹空いたー」
「ちょうどご飯できてるから、早く食べなさい」
もう夜の7時だ。普段は帰ってくるのが遅いから特に時間を気にしていなかったが...
「美味しそうだね」
「私を誰だと思ってるの、これでも伊達に母親やってないわよ」
今日の夕飯はカレーだ。なんか違和感あるけど
「あれ、そういえばお母さんの分は?」
「私は昨日の分の残り食べるから、安心しなさい」
まあ、お腹空いてるから何でもいいんだけどね
「いただきまーす」
そう言ってからカレーを食べ始める。その時一瞬だけ、お母さんは悲しそうな顔をしたように見えた
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30分ほど経っただろうか。急に眠気に襲われ、体が痺れる
「な、なにこれ…お母さん…?」
お母さんは無表情で立ち尽くしていた。動かしにくい目で手元を見るとロープが握られていた
「え…お母さん…」
気を失いそうな中、背の高い女性が部屋に入ってきた
「ご協力ありがとうございます。お金は後日しっかり振り込ませていただきますね」
「わかりました。早く連れて行ってください、私の気が変わらないうちに」
「承知しました。えーと?『7時34分、輝鉱病者採取完了』っと」
そんなやり取りを最後に、私の意識は闇に吸い込まれていくのであった
次回はキャラ設定書きます




