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『扇風機を持って異世界転移!? もふもふ達と共に扇風機を操り俺はこの世界を生き延びる!!  作者: ありぽん


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61話 一気に何個も思い浮かんだの新しい魔法

「え? ミルフィー、どういう事だ?」


『だって、ずっとさらさら、ふわふわでしょう? なんでいまおはなし?』


『ミルフィー!! 今ずっとって言ったよね!! それっていつから!?』


『だからずっと。リョウパパがセンプウキをつかってから。だからぼく、ずっとサラサラ、ふわふわだよ。おにいちゃんたちも、サラサラ、ふわふわぁ』


『リョウがセンプウキを使ってからって、もしかして本当に初めから?』


『俺達は後から合流したけど。シルフ、お前。もしかして気づいていなかっただけ?』


『待って待って! トールは? トールは知ってたの!?』


『うむ、知っていた』


 知ってたのかよ!!


『そんな!? 知らなかったのは僕だけ!!』


『みたいですね』


『ダメだなぁ、シルフは。細かい事に気づくなんて、口ばっかりじゃん』


『僕は細かい事にも気づくよ!! ていうか、だったらみんなだって、ここに来たのは後かもしれないけど。もうたくさん風をあびてるんだから、気づかなかったの!? それにリョウもだよ。リョウだって、僕達のことをいつも枕がわりにしてるんだから、気づいたって良いじゃん!! リョウ、気づいてなかったでしょう!!』


 はい、気づいていませんでした。ていうか、何でミルフィーとトールは気付いてて、教えてくれなかったんだよ!! って、俺が聞かなかったからだよな。まさかそんなサラサラ、ふわふわ、なんて効果が出ていたなんて。


 何か魔法を使えば、そうなるかも? なんて考えていたけど。魔法を使っていなくても、ただ遊んでいるだけで、効果が出るもんなのか?


 それからもサラサラ、ふわふわについて、ミルフィーとトール、それからボルクスに詰め寄るシルフ達。時々俺の方へ来ては、何かそういう魔法、思い浮かばない!? なんて聞きにきながら、またミルフィー達に話しを聞いてを繰り返し。


 俺はその間、シルフ達に言われるまでもなく、トリミングについて考えた。トリミング……。ペットのトリミングサロンのことを考えれば、とりあえずはカットのことは抜きに考えて、風ではどんな効果を得られる?


 サラサラ、もふもふは大前提として。人だと艶やかになんて、CMとかで見たことあるけど。ペットでも、艶やかにとか関係あるのか? 後はボリュームアップとか? まとまりのある髪にとかかな? 汚れを取る……は、シャンプーだよな? 風に関係あるのか?


 こういう感じで、こうしてああしてと、いろいろ考える俺。だけど考えるには、実際に見ながらの方が良いだろうと。ミルフィーの毛を見本にするため、シルフ達の追求の輪からミルフィーを救いだして、俺の方へ連れてきた。


 文句を言ってきたシルフ達には、これもサラサラ、ふわふわのためだぞ、と言えば、そのまま引き下がったよ。トールとボルクスには悪いが、もう少しみんなの相手をしていてもらおう。


「ミルフィーの毛か。俺は最初の時と、変わらないと思っていたんだけどな」


『リョウパパ、サラサラ、ふわふわよ。うんとね、それにとってもきもちいいよ』


「そうか、気持ち良いか、それは良かった。この毛をだな……」


 ミルフィーの毛を触りながら、細かい部分まで見ていく。うん、いつも通り気持ちの良い毛だ。だけど最初のミルフィーはどうだった? あの初めて会った日は……。その後もいつも触れ合っていたけど……。


 最初の頃を思い出しながら、今の毛の質感を確かめる俺。ミルフィー達の言っている事が本当で、もしもさらに良くしてやれたら。みんなもっと、気持ちの良い気分のまま、毎日を送れるんだよな。気持ちよくしてあげたいなぁ。


 そう、思った瞬間だった。今までにない数の、イメージと呪文が頭に浮かんできて。一瞬眩暈がしてしまった。だが、俺は忘れないうちに、何かに書き留めないとと、頭を振り立ち上がると急いで家の中へ。


 そんな俺の行動に、みんなも俺が何かを思いついたんだろうと、俺の後を追ってきて。髪とペンを用意しソファーに座ると、全員が俺の周りに集まって座ったよ。


 思い浮かんだのはまさかの5つの魔法だった。1つ目が『エアリーブラッシュ』で、2番目が『シルキーウインド』だ。そして3番目と4番目が、『エアダスター』と『フラッフィーブリーズ』で。最後5番目が『スムースコート』だった。


「ふう」


『こ、これが新しい魔法?』


『毛がサラサラ、ふわふわの魔法なの!?』


「ああ、たぶんな。だけどいきなり5つも、思い浮かんでくるなんて思わなかったから。いつもだったらすぐに、魔法を使ってみるんだけど。今回は先に書き留めたよ。忘れることはないけれど一応な」


『どんな魔法なんだ?』


『サラサラ、ふわふわで、こんなに魔法があるんですか?』


「どうだろう。俺もイメージはできてるんだけど、実感がなくてな。そうだ、先のステータスを確認するか。それでしっかり内容を確認してから、みんなに魔法を使ってみよう。みんなもサラサラ、ふわふわ楽しみだろう?」


『うん!! もちろん!!』


『だよな!!』


『ねぇねぇ、こんどはどうしたの?』


『あ、あのね。ぼ、僕達もっとサラサラのふわふわに、なれるかもしれないんだよ。ミルフィーもだよ』


『ぼくも?』


『う、うん、今よりももっともっとふわふわ』


『もっとサラサラ、ふわふわ!? やったぁ!!』


「あっ、そうだ。フィノ」


『なぁに?』


『毛や羽がサラサラ、ふわふわになる魔法が分かったんだ。きっとお前の肌をツルツル、スベスベにする魔法もあるはずだ。諦めずに考えるから待っていてくれ!!』


『わぁ、リョウパパ、ありがとう!!』


 フィノには毛がないからな。だけどトリミングには、肌を綺麗にするっていうのも、入っているはずなんだ。地球のトリミングと同じなら。だから毛のサラサラ、ふわふわが終わったら。ちゃんとフィノのことを考えてやらないと。


 俺はステータスを確認するために、プレートに魔力を流した。

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