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11.氷の転校生
餓鬼との戦闘から、一ヶ月が経ったある日。
奏汰「暇だな。なぁサタン。」
サタン「暇でいいんだよ。ゆっくり修行が出来る。」
奏汰「そうか。」
すると、先生が入ってきた。
先生「今日は転入生を紹介する。氷山 龍都君だ。」
龍都「初めまして、氷山 龍都です。」
先生「あー、席は..炎道の横だ。」
龍都は奏汰の横に座った。
龍都「宜しくお願いします。」
奏汰「ああ。宜しく。」
サタン「おい、こいつ。悪魔のにおいがする。」
奏汰「何?悪魔持ちか?」
サタン「とりあえず、様子見だ。」
龍都が来てから、10日が経ったある日。
龍都「あのさ、奏汰くん。」
奏汰「ん?」
龍都「この前聞いたんだけど、奏汰くんって悪魔を身体に宿しているの?」
奏汰「ああ、そうだ。」
龍都「ふふふ。まだ居たんだ...。兄上!!」
龍都がそう叫んだ瞬間、周りが凍りついた。
奏汰「なんだ..これ..」
サタン「そうか!こいつの匂いを知っているのは..レギオンか。」
レギオン「久々だね。兄上。悪いけど、その人間を殺し、あんたを取り戻す!」