10.戦う意味
そのレーザーは食らった者を空腹にする。
餓鬼「人間には欲がある。性欲、睡眠欲。そして食欲!これらは超えられぬ壁だ!」
奏汰「確かにこの世界には「腹が減っては戦は出来ぬ」という言葉もあるが、んなもんどうでもいいんだよ。ただ戦うだけだ!!」
餓鬼「ほう。その精神嫌いではないぞ?」
餓鬼「空腹の暴走!」
奏汰「もうくらわねぇよ。」
奏汰は餓鬼のレーザーが直線的に来ることを察し、左右に避けた。
餓鬼「くそっ!」
奏汰「炎の鎖!」
奏汰は餓鬼を縛りあげた。
餓鬼「なにっ!」
奏汰「絶望の炎に巻かれて消えろ..炎拳・改!!」
餓鬼「はぁ..はぁ..負けてたまるか...」
???「もうよい。餓鬼よ戻って来い。」
餓鬼「悪魔王様..何故ですか!」
悪魔王「お主ではそやつを倒すことはできぬ。四の五は言わせん。早く戻って来い。」
餓鬼「くっ..分かりました。」
奏汰「餓鬼..」
餓鬼「必ずお前を倒す!」
そう言い残し、餓鬼は空に消えていった。
そして、悪魔界では...
餓鬼「申し訳御座いませんでした。」
悪魔王「もうよい。謝らなくてもいい。部屋に戻りなさい。」
餓鬼「はい..」
餓鬼は部屋へ戻った。
餓鬼「悪魔王様。まったく怒らなかったな。まぁ良いか!」
そのときには、餓鬼の後ろにはある男がいた。
ーグシャァァ
奏汰「餓鬼は生きてんのか?」
ポタポタ..
バアル「フハハハ。血っていうのはいいねぇ!最高だ。」
バアルの足元には血だらけの餓鬼がいた。