ある日〜森の中〜とうとう〜出会った よっ!? Part.A
よろしくお願い致します。
ー森の中、二日目ー
ビュオオオオォォォー(風の音)
はい ただいま、朝露残る森上空20m?にいる、
黄昏中の零お天気キャスターが、お伝えします。
こんにちわっ!!!
ただいま、体感温度:13°、風速:秒間1.6m、4ノット?
俺のまわりだけ、吹雪な状況をお伝えします。
(ちなみに、俺の白いロングコート(フード付き)のポケットに、
魔物は住んでいるかも? 知れません。)
どうやって?それとも、異常気象の話?
森の範囲だとか湖とか、どうなってるのかな〜
っと?調べて見ようとして〜やりすぎました。(テヘっ?)
吹雪は〜俺が魔力を開放してみた結果。うん 以外に気に入ってしまったのはひ・み・つ。
まあ 簡単に説明すると〜なぜか白髪鬼の角{一応槍?状}で、
手に入れた騎士のランス(短槍)を地面に出来るだけまっすぐ、深くぶっ刺して〜
やってみました信岡式・エレベーター。
どうなったかというと〜 ゆっくり伸ばしたけれど、怖かったですっ!!(蒼い顔で)
良い子のみんなはマネしないでネっ!! 落ちたら普通に死ねます。
ちなみに〜見た限り水平線?の向こうまで、森でした。どうしろと?
あっ!!? みなさん大ニュースです。湖も無事?発見出来ましたが、
ただいま皆さんには、遠すぎて見えないでしょうが、鑑定眼でバッチリっ
クマ?さんのシルエット(影)?をしかも、複数発見しましたっっ!!
カメラさん?近付いて見ましょう。そうしましょう。(ジュるりっ)
(ボソっ・・・・・・・・・・・・・・絶・対 食う気だっっっ!?)
↑を華麗にスルーしつつ、今夜はクマ?カレーかな〜。(ニヤリっ)
みんな食欲出ればいいけどね〜。
(ボソっ・・・食べる気満々ですねっ? そうですねっ?)
それにしても、あんな緑色?した異様に耳が長いクマ?って、
おいしいのかな〜。みんなはどう思う?
お天気キャスターな零くんで・し・た。
そして、俺はそこから飛び降りて、鳥?になりましたとさっ!!
〜二日目の早朝バスの中・消灯される直前のことー
俺は女子に囲まれつつ、悩んでいた。
(ボソっ・・・エっ!? いわゆる男子が悩むあれっ?)違います。
そういう気持ちが湧いて来ることがあることは認めましょう。
俺も男(人間{ここ重要})ですからねっ? そういう時はあります。
(ボソっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・鬼なのに?)
刺されたいのか・な? そうなんだねっ!?(青筋を立てながら)
ええ〜いいですともっ!!
(ボソっ・・・すみませんでした。許して下さい。お願いします。(ブルブルブルブル)
ふむっ 分かればよろしい、今後とも仲良く ねっっ?
(ボソっ・・・・ハイ スンマセンでした。)
俺が実際に悩んでいたのは、まわりの四天女王たちとその他女子や
担任様及びC組の先生の表情や様子を見ていたからだ。
(ストーカーの趣味はない。断じてない。)
俺は軽く息を吐き、勇気?を出して、言いました。
「あのさ〜 キミたち?」空いている左手(実は左利き)で手招きしつつ、
(右手は現在、綾乃さんにホールドされてます。)
「「「「「???」」」」」うっ!?
女子の眼が俺の方向けて、集中したのを確認し、女子(大人?含む)全員の顔を一度見回した。
「少〜しばかり、近づいてくれるっ? ほら、男子から完全に隠れるように」
「何する気っ!?」と真横の綾乃さん
「まあ まあ。良いから、良いから〜」
しぶしぶといった感じでは、あったが、全員が俺の近くに大・集・合した。
「「「「「・・・・・・それで?」」」」」
「俺の右手に注目してね?」
右手に視線が集中するのを感じつつ、俺は演出とばかりに左指を打ち鳴らし、
ある本を右手に召喚した。
「「「「「どこから出したのっっ!?」」」」」
「シっー 落ち着いて 男子に聞こえるでしょっ!」
それで、消灯し、静かになったのを確認して、本を左手に持ち替えて、
やさしい声音と眠くなるような小声で、
白紙で何も書かれていない、
本を|読み聞かせ始めました。
(ボソっ・・・・・・・・・秘密なのでは?)
女の涙をそのままにしておくことは、ジェントルメンとしても、
男としても、ア・ウ・トと心せよっ!!(サムズアップb+ギロリん)
(ボソっ・・・・・・紳士ナンカ、カッコイイっ!!)
それに、これ以上はバラす気はないしねっ!!(キランっ)
「これは、ある国の<鏡の王女>と
呼ばれた姫と少年の物語。」ニヤリっ
(完全ストーリーモードに移行しました。)
「どのような物語の始まりには、共通したことがある。」
「Once upon a Time・・・(ワンス・アポン・ア・タイム)」
{ピコンっ!(発動音)ある日あるところに)
「それは、それは、美しく、彼女の父である国王も
溺愛していた幼い王女がおりました。」
「その王女が住む国には、不思議な伝説や伝承が残っている変わった国でした。」
「その王女は、あまり例外を外れることなく、
王妃をその王女が生まれたその時に、亡くしていた父である国王を、
悲しませる暇を与えないほどに、すくすくと心優しく笑顔が似合う、娘に育っていきました。」
「・・・やがて時は経ち、その王女が今の俺達と同じくらいの年齢になる頃、
その美しさもさることながら、心優しき王女の心を射止めようと様々な国の王族や、
位の高い貴族、果は、遠い異国の一目惚れした王子より、婚姻を
求める書状が毎日のように届くようになりました。」
「うわ〜 絶対いやだな〜」と眼を輝かせながら言う、乙女なエルフこと、レディアさん。
「でも、それだけ愛されてるってことかしら?」とまだ俺の右腕をホールド中の綾乃さん。
「ロマンチックです〜」と顔を赤くした小動物な瑪瑙さん。
「男なんてみんな一緒よっ!!」っと、左でしっかり聞いているお姉さん。
「うまくいくといいですね〜」っとおとなりのC組の副担任に話しかける担任様。
「貴族にはよくあることですわっ!」と真面目な金髪ドリル(うしろで一括)な委員長。
「「「「「「「シっっ!!! 聞こえないっっ!!!」」」」」」」と残りの乙女たち。
「「「「「「ご、ごめんなさ〜い」」」」」」」
クスクスとした抑えられた笑いが周囲から巻き起こる中。
「まあ まあ。続けるよ?」と眼をなにげに輝かせながら、にやりっと笑う俺。
「「「「「「「は〜いっ!」」」」」」」とみなさん再び大・合・唱。
良いお返事ですねっ!?
「さて、ある日の晩のこと、美しく育った王女は、
父である国王に呼ばれて、ただならぬ雰囲気を感じ、
緊張しつつも王の寝室にやって来ました。」
「王の寝室というのは、例え、その王妃でも、
王に呼ばれなければ、入室してはいけない、そんな場所でした。」
「しかも、入室時、王に錫杖を向けてもらわなければ、
即刻その場で兵士に処刑されるそんな部屋でした。」
「「「「「「「ゴクリっ!!!」」」」」」」と唾液を飲み込む音。
「父である国王は、その錫杖を娘である王女に向けました。」
「「「「「「「ホ〜っ」」」」」」」と安心した息を吐く音。
仲いいよね? キミたち。
「国王は座っていたベッドの隣の椅子に娘を座らせ言いました。」
「とうとう婚姻の相手が決まったと思い、また、
顔を緊張に少し赤くしながらも、静かに待っていた王女は、
予想を裏切られることになりました。」
「「「「「「「ええっ〜!?」」」」」」とはたまた俺以外全員で。
「婚姻については、もう少し考えさせてくれ。」と国王。
「しかし、今日お前を呼んだのは、婚姻のことではない。娘よ?」
「王女は国王に顔を向け、より強い緊張により、
顔を強張らせつつも、父の言葉の続きを待った。」っと俺。
「私の大切な本をわざとではないとはいえ、
台無しにしてしまったことを覚えておるか?」
「それを咎めることなく許したのも?」
「コクリっと王女は頷いた。」by俺。
「国王は言った。」
「母のティアラを誤って壊してしまったが、しっかり謝った、
侍女のメアリーを一切許さず、私に相談もせず、
勝手にクビにしてしまった、そうだね?」
「王女は思い出したのか、少し怒りによって顔を赤面させた。」
「「「「「「「うんうん そうなるよね〜。」」」」」」」
「なぜ、許さなかったのだ?」
「・・・・・・・・・・・・・」
「確かに母の思い出の品であるティアラが壊れたのは、
私としても悲しいが、な・ぜ許さなかったのだっ! 娘よっ!!」
「「「「「「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」」」」」」
「王女は顔を蒼ざめさせ、立ち上がり、逃げるように王の寝室より出ていった。」
「「「「「「「それは、そうなるわっ!!!!!」」」」」」」
「そのあと、誰も王女の姿を見つけることは、
ついぞ出来なかったという。」
「ただし、古代より受け継がれてきた大鏡の前に、
一筋の涙の跡があったそうな。」
「<鏡の王女>と少年、第1章より」
「パタンっ!(本を閉じる音)どうだったかな?」
予想以上の成果に、ニタリっっとしつつ(心の中)
「「「「「「「・・・・・・・・・・・続きは?」」」」」」」
「今日はこ・こ・ま・でっ! 良い子は、眠るお時間です。」ニヤー と笑いながら
「「「「「「「ええっ〜!!?」」」」」」」
「あら〜? 読むの今夜、限りってことで、良いのかな〜?」
本をスーツケースに直す、ふりをしながら、
「「「「「今、寝ます。そうしますから、
明日もよろしくお願いします。零様〜」」」」」
ふっっ 勝ったっっっ!!!
(ボソっ・・・・・・・・・何に?)
何だろうね? 何となく?
新分類:ブックスキル: リトルガーデン・オブ・ファンタズムが追加されました。
二つ名(異名): 本に愛されし者を取得しました。
ーブックスキルー
リトルガーデン・オブ・ファンタズム(ファンタジーの小さき庭)
誰かに本を読み聞かせる。または、オリジナルの物語を語った結果得たファンタジーなブックスキル。
どのような本の内容でも、その内容をリアルなホログラムとして、
眼の見える範囲内ならどこにでも自由自在に投影・変形(2D,3D化)できる。
基本的に匂いや感触、音声等も魔力を消費すれば再現できる。
完全にホログラム(物理的ではない)のため、威力・防御力等は存在しない。
ダメージは与えられず、受けることもない。再現したもので、
死に至ることも、死に至らせることもできない。
人物・生物、物理・魔法・スキル、その他全て透過する。注意が必要。
ただし、魔力を消費して触れることはできる。あらかじめ、魔力を込めることができる。
ホログラムを観る・開示する対象は自分の意思で魔力を消費せず、自由に変更できる。
ただし、投影することそのものに(3秒間)魔力は消費しないが、変形・維持には、
大幅に魔力を消費する。ホログラムの精細さ(細かさ)と精彩さ(美しさ)、
再現度(匂い等)はスキルを発動した張本人の精神力と知力に由来する。
ベッドタイムストーリーに最適。(タイマー機能付き)
みんなは子供の頃、どんなベッドタイムストーリー(絵本の読み聞かせ)を
親がしてくれたかな? 作者は、ノンタンの赤いボールとかだったような?
英語のやつなら、Good Night、Moonかな?
ご感想はご自由にどうぞ。(やさしくしてね?)




