森でサバイバル?な一日目 Part.B
よろしくお願い致します。
ー森での一日目ー
俺はごっそり一気に魔力を消費したからなのか分からないが、ダルい体を引きずって森の中を広場に向かって草をより分けて歩いていたわけだけど やっと開けた場所に出たと思い顔を上げて見たら ぽか〜んとした顔をしたたくさんの人・人・人に出迎えられたわけさっ!!! え〜と 冷たい一陣の風が俺たち間を何度か通り抜けていった後、まだフリーズしてるみんなをとりあえず放置して俺が空けた落とし罠の近くに腰を抜かした女子生徒を横目に穴底に落っこちた(サンタさんじゃないよ?)まだまだ俺の糸を食い千切ろうと呻いていた3匹に向けて 残り少ない魔力を温存する意味でも ストレス?を解消する意味でも 魔力を一切使わずに出せるけむり玉を右手に3個(最大量)召喚し、珍しくちょっと笑顔をしながら野球のピッチャーよろしく えいやっ!! っとフルスウィングしてブチ込みま・し・た。上手にオオカミの燻製が出来ましたっ!!(威力無いからまだ死んでない)だけど桜のウッドチップの香りとスモークで鼻が良い分、ピクピクと痙攣を起こしてましたとさっ!!
やっと とりあえずの戦闘?が終わって一仕事をやり遂げた顔をしつつ、手で額の汗を拭いつつ振り返ってみたら こちらをジッと見るたくさんの視線が刺さって(ほぼ物理的に)
痛すぎたよっ!!!
〜綾乃やリディア(一部クラスメイト含む)、担任様の視点〜
「「零くんっ!!?」と綾乃とリディアの名コンビ。
「信岡くん?」と担任様である南条早苗23歳。
「信岡くんですのっ!?」と真面目過ぎる委員長。
「「「「「信岡っ!? 何やってんのっ!!?」」」」」と一部クラスメイトのみなさん。
「「零くん?後でお話があります。」」と綾乃とリディア
(ニッコリやさしい笑顔で)
はい 逃げていいですかー?(顔を急激に青くしつつ)
「「ダメ(よ」」もう突っ込まないよー
(脳内ナレーションの内容がバレていること)
「分かりましたです はい」(俺ハート中でガックリ地面に両手をつきつつ)
「「何で ですます調っ!?」」
〜綾乃やリディア、一部クラスメイトや担任様を除く生徒+αの視点〜
「「「「「「「コイツは誰っっっっっっ!!!!??」」」」」」」
俺はみんなの大・合・唱で精神に本日最大のクリティカルヒットを受けて ついに大声でやってしまった。
「グッハァァァァァァァァァー」とその場に崩れ落ちたよっ!!! っていうか何割かの人はほぼ毎日会うクラスメイトも含まれているよねっ!? これ泣いていいよねっ!? むしろ泣かそうとしてないっ!?
「いやいやいやっ!? キミたち? C組やC組の副担任の先生はともかく 同じD組のみんなはクラスメイトだよっ!!!!!」(地面に両手をつきつつ)
「「「「「「「!?」」」」」」」(ほぼ全員)
今度は俺がジーっと睨み返したら
「「「「「「「「そう そういえばそうだったよね〜?」」」」」」」
おいっ!? 疑問符取れてないよっ!!
〜再び長月氷雨の視点〜
ガサガサと草を分ける音が聞こえて顔が恐怖で引きつって固まっていたら現れたのはさっきのオオカミ?みたいなヤツでも新たなモンスターでもなく、髪もまゆげも眼も全体的に真っ白な人間だった。妹の瑪瑙も少し離れたところにいるクラスメイトたちも、私長月氷雨も含めてしばらくフリーズ(停止)した。全体的に真っ白な変なヤツもしばらくクラスメイトの方を見てフリーズしていたが、何を思ったかさっきのオオカミ?が落っこちた(しかも、私の妹をスルーして{怒})穴に近づいて何かボール?のようなものを口角を少し上げつつも底に向けてフルスウィングしていた。
俺はまだ落とし罠の近くにいつつクラスメイトたちとのコミュニケーション?を一旦終えて、俺が空けた落とし罠(まだまだスモーク出てる)の近くで腰を未だに抜かしている女子(さっきスルーしたことを謝ろうとして)に近付いていった。
・・・女子生徒は頭や体をキュっと丸まったリス?みたいな格好でひよこの羽?みたいなアンテナや肩を震わせて小さな泣き声で泣いていた。
「君? 大丈夫?」ちょっと腰を下げながら(つい柔らかい笑顔になって)
一度ビクっと反応して 人だと気付いて安心?したのか ソロソロとその透き通ったエメラルドグリーンの眼から涙を溢れさせつつもこちらを見上げてきた。
「んっ?」横に首を軽く傾げつつ(柔らかい笑顔のままで)
次の瞬間、俺の胸に飛び込んで来たっ!?
(注意:主人公の身長が150cm?くらい 彼女は170cm以上)
「ウグっ!」彼女の勢いと身長差で後ろに仰向けに倒れ込んだ結果。
彼女は俺の胸に顔を埋め温かい涙で濡らしながら震えていた。俺はしばらくどうするべきか悩み、彼女の震えるひよこ羽?なアンテナを凝視していたが、もっと幼い頃に何かを怖がって泣いていたオサナナジミ?な綾乃の頭を撫でたことによって綾乃の表情が落ち着いていったのを一瞬思い出し、短い息を吐きながら彼女のくるぶしまであるであろう広がった艶がある黒髪のある背中に左手をまわし、右手を彼女のアンテナのある眼の前の頭にそっと置き(ついでに効果あると思って森のパフュームを拡散しつつ)彼女が落ち着くまで撫で続けた。こちらに向けられた視線は当然無視である。
〜再三の長月氷雨の視点〜
あの全体的に真っ白な変なヤツは信岡零というらしく、しかも隣のクラス(D組)の人だったらしい。まあ バスの中でも目立つはずの白髪頭に気付きもしなかったけど、それは置いといて(ひどい{主人公の心の声})愛しの妹である瑪瑙に近付く様を見て、何か心無いことをするのではないかと、阻止しようと力を振り絞り立ち上がって向かって行ったが、妹の、妹のあのおとなしい瑪瑙が〜っ!!? ヤツに抱きつく様子を見て力が抜けて途中でコケてしまった。しばらくうつぶせで痛みと羞恥と体調の悪さともろもろ(軽く涙目)で動けずにいたけれど、私がコケた音で気付かれていたのか、地面から顔を上げると バッチリと2人と眼が合ってしまった。気不味い雰囲気に突入したのは言うまでもない。
眼が(濃いアメジストを思わせるような深い紫色)合った俺の胸の上にいる彼女と見た目そっくりな女子と気不味い空気が俺達の間を流れる中、俺はとりあえず(愛想笑いをして)顔の位置を戻して、俺の上でもう1人の女子の方を見て固まっている彼女に声をかけた。
「落ち着いたかな?」(やさしい笑顔を浮かべながら)
もう一度小動物を思わせる動きでビクっと彼女は反応し再起動した。そして、急激に顔を赤面させ、スゴイ勢いで謝ってきた。
「ご、ごごごごめんなさいですっ!!」勢いよく頭を下げた。
当然、下に居る俺のアゴにクリーンヒットした。
(俺の左手は彼女の背中に、右手は彼女の頭にまだ置いたまま)
「ヌガっ!?」
「アウゥゥっ!?」
2人それぞれ(軽く涙目で)アゴと(ちなみにロングロング・アゴーという曲とは関係ありません。あしからず。)額を擦りつつ、互いに謝った。
「ごめんねっ!」
「ごめんなさいです〜」
そして彼女に俺の上から降りてもらって、彼女が先に立ち上がった。
俺も立ち上がろうとして、起き上がろうとした時に彼女が顔面を蒼白に変えて、うつ伏せで倒れている女子に「お姉ちゃんっ!!? どうしたのっ!?」と叫びつつ覚束ない足取りではあったが、急いで駆け寄るのが見えた。
「っていうか お姉ちゃんっ!?」(顔を倒れている女子に向けつつ)
だが、俺も倒れているお姉さんの様子がおかし過ぎることに気付いた。
お姉さんは何かを求めるかのように、とても荒い息遣いで呼吸し、口の端からよだれが流れたまま、その黒髪は凄まじい汗のせいで頬に張り付き、その本来なら美しく輝いているであろうアメジストを思わせる濃くて深い紫色の眼は、半開きの上、生気をほとんど感じさせない。急激に様子が変化しているだけでなく、悪化し続けている。この間俺は書庫にある医学書系の本を超速(速読LvMAX{パッシブ})で検索しつつ、跳ね起きダッシュでお姉さんに近付いた。するとそこで・・・
新称号:医学の知恵袋が追加されました。という表示が眼の前にイキナリ飛び出して、驚きつつも、お姉さんを対象に電子カルテ(アクション)をステータスさんに表示させた。倒れているお姉さんと座り込んで必死にお姉さんに声をかけている妹さんの横に到着した時だった。
ステータス上のカルテ画面を高速でチェックしていた俺は凍りついた。
「ないっ!? なんでなんでなんで ないんだっっ!!!?」
俺の切迫した様子と表情を見て、訝しげな蒼白とした表情で妹さんが見上げてきたが、反応を返す余裕がなかった。なぜなら、お姉さんのバーチャルモデル画面のどこを見ても、色や画面を何度切り替えても、お姉さんの現在の状態を引き起こす原因は表示{存在}していなかった。俺はほんの少しの間(数秒にも満たなかったであろうが{願望})カルテ画面を睨みつけるように凝視したまま、固まっていた。
そこで、虫の知らせか、運命か分からないが鑑定眼のスキルのことを思い出し、すぐさま発動させた。
名前 : 長月 氷雨 年齢 : 16
種族 : 人族 状態 : 混乱・恐怖・生命力低下
職業 : 「毒吸術士」(変更不可)
ありとあらゆる毒に関するスキルを習得できる特化型職業。攻撃力と魔防御力に補正がかかる。その程度は吸収した一定毎の毒の量に由来する。吸収可能な量はレベルアップで上昇する。1日1回のみ使用可能。
ただし、状態異常:生命力低下を不定期に付加する。時間経過とともに徐々に体力が減少する。減少する体力はレベルアップで増加する。条件:解除には一定量以上の毒、かつ、毒性を持つ毒を体外より吸収する必要がある。自分で作成及び召喚した毒は使用できない。注意が必要。
(状態異常 :微毒・毒・猛毒になることはない。)
レベル : 0
体力(HP):32/100
魔力(MP):130/130
攻撃力 :11/8(+3)
防御力 :9/7(+2)
魔攻撃力:10
魔防御力:10/10(+0)
精神力 :20
知力 :25
器用さ :15
毒吸収可能量: 15
ー装備ー
メイン
ファー付きピンクのダウンジャケット
白いハイネック
黒いチェックのスカート(防御力+2)
黒いストッキング
ブラウンのローファー(攻撃力+3)
オプション
ピンクの肩がけのポーチ
ー称号ー
男嫌い、過保護、アメジストの輝き
ー称号ー
医学の知恵袋 取得条件: すでに一定量以上の医学に関する知識を所持している者。かつ、人・生物を救いたいと愛(情熱)のある行動を示した者。
アクションスキル 電子カルテを付加する。
ーアクションスキルー
電子カルテ(称号): ステータス画面にのみ人物限定で、対象の詳細な健康状態(病気の有無)を完全に表示できる称号から得た知識のみな称号から得たアクションスキル。対象をバーチャルモデルとして完全に再現できる。360°回転させられる。ズームも顕微鏡並に可能。色も自由に変更可能。臓器等の内部も表示できる。臓器等の3Dモデルを魔力を消費して物理的に召喚できる。体液(血液や髄液等)の完全な成分表を表示できる。レントゲン(X線)画面・心電図画面・エコー画面・CT画面(PETCT含む)・MRI画面・RI画面(シンチカメラ画面等)・魔力フロー画面(魔力の流れ)などの画面を表示できる。ただし、対象の同意があれば、外傷を確認できる素体画面も表示できる。強制的に表示させることはできない。(犯罪に利用できない)通常時バーチャルモデルは白黒画面。オペ室のような(無菌室等)部屋は召喚することは不可能。薬剤(薬・輸血・麻酔等)やメスや注射器、点滴等の道具類、その他は召喚できない。自作する必要がある。注意が必要。このスキル使用による放射線等の影響はまったく存在しない。この電子カルテ画面のみ他者に開示できる。