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ヤラセで異世界生活  作者: とうかつ
第0章 ヤラセ契約
7/10

幕間 第1回スポンサー会議

悠人をガランド国に送った後、ゴッドとゴードンは大切な人たちと会議をしていた。


『それではこれより「実録ようこそガランド国へ」定例スポンサー会議を始めます』

ゴードンが司会進行をしていた。


『前回の「パラル星の魔物をいただきます♪」でゴッドプロデューサーには我々は泣かされているんだ。今回は大丈夫なんだろうな』

最初に口火を切ったのはメインスポンサーの一翼を担う冒険者ギルドの広報長だった。


『今回はしっかり演出をします。視聴者を楽しませてスポンサーの皆様にも喜んで頂けると思います』

パラル星の神様なのに低姿勢で答えるゴッド。


『まあまあ、前回はユーナという美少女がメインで頑張ってくれましたが、今回はどうしますか。やっぱり美少女がメインですか』

もう一翼を担う商工会ギルドのギルド長は話を穏やかにしようと話題を変える。


『今回は、異世界から悠人なる男のチキュウ人を呼び寄せました。もう少ししたら目を覚ますでしょう』

司会を務めてるゴードンがディレクターとして会話に加わる。


『男ですか・・・数字獲るにはサプライズ、事件、美少女が重要ですよ。そこら辺の準備も進めてますか』

今度はサブスポンサーのパラルウォーターという冒険者飲料製造メーカー社長が口を挟む。パラルウォーターは「実録ようこそガランド国へ」ではサブスポンサーだがガランドテレビ自体へのCM出稿量は多く、テレビを知ってる社長である。


『そうですね。どこかでヒロインも必要でしょうな。上手く“演出”お願いしますね』

そして、最後に発言したのが広告代理店、ガランド通信の担当者だった。ゴードンからヤラセの提案があったときゴッドが地球に来る前に話をしたのがガランド通信だった。


(『大切なのは数字です。さじ加減を間違わなければイイでしょう』)

その時ガランド通信としては黙認する事を確認してから、ゴッドは地球に降り立ったのであった。



『それではそろそろ会議終えますが、悠人にはまず金を稼ぐ事が必要でしょうから冒険者ギルドに行かせます。ご配慮お願いします』


冒険者ギルドの広報長が頷くのを確認して会議は終わり、ゴードンは草原に向かい、ゴッドはスポンサー接待に向かった。

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