過去改変へ
さすがに寝起きから俺の諸事情を言うのは面倒なので、もうそろそろ寝起きのシーンは省く。
はっきり言って今日は結構大変な一日になりそうなのだ。
昨日言われたとおりまず滅亡前から7日前に戻らなければならないらしいし、そこで俺が何をするかというと俺はゲームばかりしていたあの時間をやり直すということにしたのだ。
ということで、朝のドタバタしたエンタープログラムでの日常は置いといて、時間にして10時あたりから着々と準備はできてきた。
必要な荷物は持っていくつもりなんだが、あいつらをここへ連れてこなければならないため、荷物はそのままだ。
そいえば、コンビニのおにぎりの賞味期限はつい最近だったが、一体誰が作ってるんだろうか?
生き残った1割の人間が作ったのだろうか?
考えても答えは出ない、隆二に聞こう。俺は身支度を整え部屋を出て隆二のいる1階へと向かった。
しかし、隆二はというとなんと身支度をしているではないか⁉︎
な、なぜだ?
俺はすぐさま声をかけようとした瞬間、隆二の隣には女性が立っていた。そう、いかにも秘書です。って感じで。しかし待て、この秘書どっかで見たことあるような……俺の知り合いに秘書はいないけども。何か感じる…けど……んなことないな。
秘書は俺を見て驚きを隠せていないようだが、俺は隆二に話しかけた。
「お、おい隆二……こりゃどういうことだ?」
「これとはないぞや?」
秘書の話じゃないぞ
「いやいや、なんでお前まで身支度してんだよ?」
「勇太について行くんだよ」
「はぁ〜?」
どうやら、隆二は本気らしい
俺だけじゃ…………なかったの?
まあ、それもそうか俺がしくじったらまずいしな
「勇太は理解が早くて助かるよ」
さて、そろそろ準備ができたようなので、俺らは丘に向かう。
秘書らしき人はいいのかだと?さあな、俺には関係ないことだ。
丘へと向かいながら俺はもう一度この世界が滅亡した3年後を見る。
実に殺風景だ。
言うなれば、街というか、国が滅びた………いや死んだ。
とでも言わせる。光景だ。
そうだ!俺はこの世界をこんな寂れた風にしないようにするために過去に戻るんだ!
と自分に喝を入れた。
俺たちが丘の頂上に着いた時にはすでに5人が集まっていた。
結局俺はあと2人に挨拶できなかったが、良かったのだろうか。秘書さんとも何の会話もしてないけど。
タイムマシンの周辺ではオタが最終点検を行い、女性陣が立ち話をしている最中だ。秘書は俯いたまま。
クラウドは予定表を見ている。
「さて、今日がいよいよ人生をかけた第一歩だ」
「そうよ、ちゃんとやってきなさいよ」
「勇太さん、帰りをお待ちしてますよ」
「ゆうた、のりたけいってらしゃい」
「はい!必ず成功させます」
俺は期待された言葉を希望の言葉で返し隆二と共にタイムマシンに乗り込んだ。
その瞬間だ!
俺の背中に違和感!
なんだこの感じ⁉︎
振り向こうとする。
しかし、隆二に阻まれた!いや背中を押された。いやもっと具体的に言うと後ろを見せないようにしたのかもしれないが、
俺はその時
オタがオタクの気持ち悪い笑みを浮かべ
美少女が天使のような笑みを浮かべ
お姉さんが悪魔の笑みを浮かべ
秘書が、まるでこれから地獄に見送るような悲しい顔をしていたことなんて
知るよしもない




