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賠償スキルで無双します~魔王との戦いで逃げる時に勇者達に生贄として置いて行かれたので、賠償スキルでみんな奪ってやった~  作者: 喰寝丸太


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第41話 アルチの賠償

 リリムは、その身を返り血に染めて帰ってきた。

 オークの血だけというわけじゃないだろうな。

 アンデッドが持って来る聖騎士の死骸には剣で斬られた傷があった。


「リリム、大儀というか一番大事なことを忘れるな」

「お家再興ってこと」

「お前はお家再興さえ叶えばそれでいいのか。違うだろ」


 リリムが考え込む。


「私は子供の頃に見た皆の笑顔を取り戻したいんだった」

「それに背かなければ大丈夫だ。迷ったら、そのことを考えろ。これをやったら皆の笑顔は見れないとなったらやめておけ。それを信念に生きるんだ」

「分かった」


「うー、殿、オークキングが手ごわくて多数怪我人が出てます」

「リリム、やれるな」

「ええ。みんな行くわよ」


 リリムとメッサとシャランラが行く。

 俺はゆっくりとした足取りで後を追った。



 ほどなくしてオークキングとリリム達の戦闘の場に到着した。


「【鋭刃】×3、【身体強化】」

「【身体強化】【身体強化】、うぉぉぉ!!」

「【火魔法、火球】」


「ぷぎぃー!」


 オークキングは大剣を振り回し、リリム達の攻撃を防いでる。

 その時、リリムに矢が射かけられた。


 リリムが矢に一瞬気を取られ、オークキングの大剣で斬られ飛ばされた。


「アンデッドなど従えているからそうなる。神の敵は死ね」


 聖騎士がちょっかいを掛けたのだな。

 無粋な真似するなよ。


「【次元斬】」

「俺の足が」

「がぁ」

「神よ! お助けを!」


 リリムはシャランラが傷回復魔法を掛けている。

 オークキングはメッサとアンデッド達が応戦していた。


「どけ。【治癒魔法】」


 俺はリリムを癒してやった。


「聖騎士って汚い真似するのね」

「あいつら、教義に反する奴は話す価値もないと思っている。背教者に人権などないらしい」


 アルチが何か言いたそうだ。


「アルチ何かあるのか」

「教会は病気のお母さんを見捨てた」

「治療を拒否されたのか」

「お金が銀貨1枚足らないばっかりに。あなた達は何?」

「どういうことだ」

「治療系スキル持ちは教会の手先」


「ああ、それか。奪ってやったんだよ。俺達は教会には属してない」

「ならいい」


 アルチは背教者なのだな。


 さて、オークキングはどうかな。

 アンデッドの何人かが斬られて戦闘不能になっている。

 リリムが戦線に復帰した。


「さっきはよくもやってくれたわね。【鋭刃】×3、【身体強化】。とりゃあ」


 リリムがオークキングの片手を切り飛ばした、

 そして、メッサがオークキングの喉に剣を突き入れた。

 止めはリリムがオークキングの腹をバターでも切るように斬り裂いて終わった。


 グール達がオークキングの死骸に群がる。

 おい、食われたらアンデッドに出来ないじゃないか。


 グールの傷が治っていく。

 仕方ないな。

 そういうアンデッドなんだろう。


「リリム、よくやった」

「疲れた」

「治癒魔法を掛けてやろう。疲労もばっちり取れるぞ」


 後片付けを終えて、アルチと話すことにした。


「アルチ、お母さんが死んだ時のことを話せ」

「あれは私が12歳の時、母が血を吐いたの。急いで教会に連れてったら。治療費として金貨1枚と、銀貨3枚貰うと言われて、銀貨1枚が足りなかった」

「それで」

「お母さんが死んだら、埋葬料として金貨1枚頂きますと言われたわ。病気を治さずに金だけ奪っていった」

「復讐したいか?」

「うん。したい」


「【貸与、賠償】さあ賠償を取れ」

「【賠償】。うわ金貨が溢れ落ちた」

「賠償は返してもらうぞ、それとステータスを見ると良い」

「ステータスオープン。うわっ、治癒魔法と、水魔法と、浄化スキルが増えている」

「慰めにはならないが、とりあえずはこれで我慢しとけ」

「うん。あいつから奪ってやったんだよね」

「そうだな」


「私、治癒魔法の魔道具を作る」

「教会に狙われるぞ」

「守ってくれるんでしょう」

「まあな。治癒系統のスキルを独占せよなんて神は言ってない。俺のスキルで奪えたからな」


 治癒魔法の魔道具は、リリムの領地の資金源としていいかもな。

 教会とは決別することになるが。

 こういう理由ならリリムも納得するだろう。


 治癒系統を独占するなんてのを考える教会は悪だな。

 全て終わったら、リリムの領地で治療院をするのもいいかもしれない。

 おっと邪念だな。

 死亡フラグみたいなことは考えないでおこう。

 とにかく復讐を終えて生き残るそれだけだ。


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