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創世のルキエル  作者: ウルハ
第1章~始まり~
1/57

創世の遊戯

少しでも皆さんの目に留まることを願います。よろしくお願いします

一創世の遊戯一



かつてこの世界には、"神”がいた。

神は命を創り、世界に魔法と感情を与え、人々を導いていた。

だがある日、神は消えた。

理由も、言葉も、何も残さず一一跡形もなく。

神が消えた後に残されたのは、神の"子ら"ーーエピルークたち。

彼らは天界に在り、もともと形を持たず、感情も希薄な存在。

神の導きなくただ漂い、やがて彼らは退屈と空虚に飲み込まれていった。

そんな中、誰かがこう呟いた。

「この世界を一ーぼくたちが、創ってみたらどうなるだろう?」

神なき地上を前に、エピルークたちは"遊び”を始めた。

それが、**創世の遊戯そうせいのゆうぎ**と呼ばれる、

世界そのものを懸けた、感情の奪い合いだった。

契約は単純だ。

人間と契約し、力を得て、他の契約者と戦う。

そしてーー

勝利した契約者のエピルークが、敗北した者の"最後に強く思った感情”を1つだけ奪う。

奪われた感情は二度と戻らず、奪われた契約者はその感情を永久に失う。

1同時に、敗北者のエピルークも完全に消滅する。

感情を1つ奪うたびに、エピルークは"人間らしさ"を得ていく。

やがてすべての感情を集めた"最後のひとり"のエピルークが、

新たな創世のそうせいのあるじ一一神となり、世界を作りかえる権利を手にする。

これは、そんな"遊び”に巻き込まれた、

ひとりの少年と、ひとりの神の子の、

世界と感情をめぐる、旅の物語である。

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