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詩集 ようこそ未知の世界へ  作者: 仲仁へび
5/5

05 ようこそ箱の世界へ



「小さな箱が目の前にあったから」


「私は好奇心にかられて蓋をあけてしまったの」


「そしてすぐに後悔することになったわ」


 さあ この中にお入り

 さあ この中へ


 だいじょうぶ

 こわくない

 だいじょうぶ

 なにもない


 ほらほらおいで

 さあさあおいで


 悲鳴が聞こえる?

 気のせいだよ

 鳴き声が聞こえる

 幻聴だよ


 だいじょうぶ

 おそれないで

 だいじょうぶ

 たのしいから


 何もないけど楽しくなれるよ

 怖くないけど幸せになれるよ


 さあ 箱の中にお入りよ

 さあ 箱の中に入ってしまいなよ


「耳を閉じたい」


「ここから離れたい」


「でも無理なの。無理……だったの」



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