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#3:ビーチの妖精

海は広いな大きいな。

どこまでも続く綺麗に光輝く青色は僕にそんな事を思わせていた。


楓に半ば無理やりな形で海に連れてこられてけど、来て良かったなと思う。少し日差しがきついけどそんなの差し引いてもお釣りが大量に出る程に満足だ。


「それにしても遅いな。着替えるのに時間かかりすぎじゃないか」


一足先に水着に着替え終わった僕は既に砂浜に居て一刻も早く海に入りたいわけだけど。抜け駆けしたら後で楓に何を言われるかも分からない。男は時に我慢をしなきゃならんとか誰かが言っていた気もするし。




「晴登お待たせ」


結局、僕が来てから10分以上経ってから楓が現れた。当たり前な訳だけど水着であり僕が少しドキッとしたのは内緒の話。白を基調とした水着は楓に良く似合っていて海に来ている他の男の人も何人か見惚れているようだった。ファンクラブの人がいたらビーチの妖精とでも形容していたに違いないと思う。


「ほらボケっとしてないで海に入ろうよ」


楓はそう言うと僕の手を握り僕はつられる様に走りだし海に向かった。

足が海水に浸かると冷たさが伝わって来て気持ちよく感じた。2人でゆっくり歩いて行くと当たり前のように深くなりすぐに腰の辺りまでが海水に浸かった。


「気持ちいいね。来て良かったでしょ?」


素直に頷くのは悔しいけど・・・。


「うん、来て良かったよ」

「でしょ。やっぱり夏は海だもんね。あ、そうだ後で海の家にかき氷食べに行こうよ。海と言えば海の家でかき氷だよ」

「分かった。楓の好きな通りでいいよ。なんならスイカ割りもする?」

「スイカないよ」


なんか冷静に突っ込まれてしまった。ここは普通だったらいいね、やろうやろうとか言ってくれるような気がするんだけど。

そりゃ確かにスイカはないけどさ・・・。


「晴登、向こうの岩場まで競争しようよ」


楓が突然そう提案するとある岩場の方を指差した。距離は約20mといったところ。フライングともいえる楓のスタート合図に僕は少し遅れてスタートして結局負けてしまった。

僕、水泳得意じゃないし・・・。


「私の勝ちだね。晴登もう少ししっかりしなきゃ」

「楓のスタートがフライングだったじゃないか」

「気にしないの。ほら今度はスタート地点がゴールね」


結局、この後何度かレースをさせられ見事全敗。


関係ないけどどうしてかき氷食べたら頭がキーンとするのかな?



PV500、ユニーク250突破。


読んでくれている皆さん、ありがとうございます。


ゆっくりですが、よろしくお願いします。

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